見出し画像

村の歴史として愛される酒蔵ホール【AIR日高村活動1日目】

こんにちは。フリーキュレーターの牛込麻依です。
このnoteでは、2023年度AIR日高村の活動を発信しています。

日高村入り・素敵なゲストハウス

昨晩10月2日に日高村入りし、「Eat&Stayとまとと」というゲストハウスに滞在しています。

吹き抜けのあるカフェ&リビング空間。トマトの栽培が盛んなことから、「とまと村」というブランディングをしているようで、この棚にもたくさんのトマトの本やトマトグッズが並んでいます。

村の観光パンフレットも「とまと村」

滞在中は個室で休めるということで、一安心。
こういった手厚い滞在サポートはとても嬉しいですね。

到着記念にパシャリ

小村神社

朝起きて、とまととのすぐ近くにある神社「小村神社」に向かいました。

県道沿いにあるとは思えない、荘厳な雰囲気です。

日高村指定有形文化財にも登録されている神社。長い杉の山道の先に、凛とした姿を表しています。587年創建で、1400年以上の歴史を持っているとのこと。長い時間、この村を守っていくださっているのですね。

村の駅ひだか

日高村観光協会併設の村の駅。地元の自慢の産品が並びます。

明日お隣香川県からきた私たちでもびっくり!とても魅力的で個性的な商品ばかりが並んでいて、思わず財布の紐が緩みます…

明日からお世話になる霧山茶園さんの充実した商品ラインナップにびっくり

何度も来たくなるような村の駅でした。リピート確定です。
近隣住民の方と思われる年配の方々の憩いの場にもなっているようで、ほっこりしました。

本日のお目当て・酒蔵ホール

今回のお目当て、酒蔵ホールに到着。こちらは元々酒蔵だった建物を行政・ボランティアの手で保存、利活用している建物です。

石垣にも注目。六角形の石を規則正しく積む「亀甲積」という技法を使っているそう。初めて見る石垣の形で、遠くからでも目立っていました。

酒蔵入口
お米を炊いていた大きな釜
ホール入口。手書きの良さが光ります

ホール内部の様子。元々酒樽が並んでいた工場部分だったそうですが、現在は補修をして雰囲気のあるホールになっています。ステージもあり、備品として楽器が複数。観客席側には酒樽の蓋を利活用したテーブルが並んでいます。

こちらではコンサートや演劇の公演、写真展などの展覧会、トークショーや交流会など幅広い用途で使用されているそう。程よい広さで、とても素敵な空間でした。

このホールの隣部分には、カフェスペースがあります。

地域おこし協力隊の都筑さんにご案内いただきました。カフェスペースは木樽が置かれ、ピクチャーレールのある空間で、おしゃれなレコードを聴きながらドリンクを楽しめる空間になっています。毎週火曜日のみ営業中。

今回はクラフトコーラをいただきました。こちらも高知県の柑橘をふんだんに使った商品。とても美味しかったです!ラベルも可愛い。

カフェの椅子や机もこだわっており、この机は樽の蓋を再利用したもの(少し小さいサイズ)。他には小学校や中学校から寄付された懐かしの椅子と机が並んでいました。

この日高村酒蔵ホール、130年ほど前に開業し、100年営業した後30年ほど前に廃業したそう。取り壊しをするか悩んでいたところ、村の方々から「壊すのは勿体無い」という声が上がり、保存・利活用する方向性になったそうです。現在は教育委員会や、村役場の観光関連の部署が管轄となって、地域おこし協力隊の方やボランティアの方が運営しているとのことです。

地域一体となって、村の歴史ある建物を残していく活動をしているのはとても素敵ですよね。いつか、ここで展示企画をしてみたいと思いました。

名越屋沈下橋

お昼ご飯を食べた後は、車を走らせ名越屋沈下橋へ。フォトスポットとして人気の場所です。

橋の下を流れるのは、仁淀川。高知県といえば四万十川というイメージが強いかもしれませんが、この仁淀川の方が透明度の高い美しい川として知られています。

沈下橋とは、増水時に川に沈んでしまうように設計された欄干のない橋のことです。写真を見てわかるように、特徴的な形をしています。簡単に飛び込めそうな気がしてきます。

はい、ポーズ

私の住む香川県は雨が少なく、まず川の水量にびっくり。それからの沈下橋の光景にびっくり。橋の上から川底を見ると、とても透き通っていて、魚がたくさん泳いでいるのが見える、とてもリフレッシュできる光景でした。

なんだかマイナスイオンがたくさん出ているような…
細胞レベルで気持ちよさを感じる、不思議な場所でした。

道の駅 土佐和紙工芸村(QRAUD)

本日最後に立ち寄ったのは、道の駅・土佐和紙工芸村。売店、レストラン、温泉、宿泊施設、ギャラリー、体験工房のある複合施設です。

売店には選りすぐりの商品がずらり。右側の壁にはミニギャラリーとして絵画作品も販売されています。

土佐和紙グッズもずらり。高い品質の割に値段が安く、買い込んでしまいました…

お買い物の後は、体験工房へ。紙漉きと紙染めを体験させていただきました!

紙漉き体験コーナー
絞り染めのために輪ゴムをつけています
こちらの染め液につけて染めていきます!

紙漉き体験、紙染め体験両方やって、なんと1000円。かなり破格です。
紙漉き体験は、いわゆる紙漉きの後に草木を散らす体験もさせてもらいました。

こちらは完成した紙染め体験の和紙。久しぶりにものづくりの頭を使って、疲れましたがとても充実していました!

充実した体験コンテンツがあるのは観光地にとってとても重要なことだと改めて実感。見る、写真を撮るだけではなくて、実際に手を動かすこと、さらにそれを持ち帰れることで、思い出いっぱいになりますね!

本日は夜に今後の活動についてのmtgをやって活動終了。お疲れ様でした。
充実した村巡りでした!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?