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ヤマハのP-125系やアリウスはクラビノーバに比べて十数年遅れ

まあ6万程度のP-125と数十万のクラビノーバを比較するのはナンセンスだし、より高価で利益額の大きい商品を売るために機能に格差をつけるのは当たり前だ。
ただ具体的に目に見えない部分での差がどれだけあるかを知っておくのはよいことだと思う。
P-125やアリウスが「新製品・新機能」と謳っていても、それはそのラインナップの中の話だけであって、実際は十数年前のクラビノーバで実現した機能を後追いしているのではないか?
例えば電子ピアノで重視される弾き心地。すなわち鍵盤であるが、現在アリウスの高いほう(YDP-165)に搭載されているGH3鍵盤だが、これがクラビノーバの乗ったのは2002年だ。
そしてアリウスに乗ったのは14年後の2016年。

ちなみに2011年にはエスケープメント付きのGH3Xが出たが、いまだにアリウスには搭載されていない。
同時発音数ならば2011年にクラビノーバは256音となった。
しかしその翌年のP-105では128音であり、2015年のP-115で192音になった。現在のP-125aでも192音なので、12年前のレベルにも到達していない
2022年のP-125aではキーオフサンプリングが搭載されたようだが、私が確認する限り、クラビノーバで搭載されたのは2004年頃だ。
だからこの件についてはP-125は18年遅れということになる。
ヤマハは、20年ぶりにグランドタッチ鍵盤を開発して、多分これで電子ピアノは完成の域に達したと考えているかもしれない。
ヤマハに限らず、河合も新機種については、殆ど変わっておらず値段だけ上がった印象にしか見えない。
クラビノーバの進化が止まること、これはすなわちアリウスやP-125が十数年前のテクノロジーから進化しないことになるのではないか?
(あくまでも個人の妄想と偏見なので悪しからず)



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