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巷の電子ピアノのレビュー(特にエントリーモデル)は非常に不快

これは個人の独断に基づく偏見なので悪しからず。
ちまたでは電子ピアノ(特にエントリーモデル)のレビューが溢れている。特にyoutubeとかamazonとかでは国内の大手楽器メーカー(C社とかY社)とか新製品とか比較とかが腐るほど転がっている。
安物のエントリーモデルだから比較動画が手軽に作れて再生数も稼げるだろうな。
そしてどの動画も「最近のエントリーモデルは素晴らしいとか、この値段でこの性能はすごい」とかそんなこと言ってる
しかし私にとって重要だと思うことに触れているレビュー動画にはいまだに出会ったことがない。
それは
「安物のエントリーモデルの耐久性はどうなのか?」という点である。
買って1年足らずで壊れないのか?経年劣化はないかということ。
全く個人的な経験で述べさせて貰うと、今までエントリーモデルは2つ購入した。
まずC社のエントリーモデルは、「1年たたないうちにセンサーの調子がおかしくなった。突然、大きな音がでる」という現象がおきた。
しかしこれはいつの間にか治った。
次にY社のエントリーモデルは「1年もたたないうちに、鍵盤がガチャガチャ言い出し、がたつきが出るようになった」
そして、このがたつきは致命的で一気に弾き心地などは変わってしまう。
正直、最初は納得がいかなかった。

でも常識で考えて欲しい。安いものには安い理由があるはずである。
それが「耐久性」でないかと思う。
だけどレビュー動画だの案件では新品買ってきて最高の状態でレビューをしている。amazonのレビューもそうでしょうね。
1年使ってみてのレビューなんてありえない。
だから「安物だから1年でぶっ壊れてもいい」と思う人はそういうレビューを喜んで参考にすればいいでしょう。

さて自分が一番参考になったのは分解修理動画である。
それを見ると安物電子ピアノがどうなっていて、どういうロジックで不具合が発生して、直す方法があるのかなどが分かる。
まあでも、自分は蓋を開けて直すなんてことはしなかったけけど、なんとく安物の構造が分かり安物を買った自分が馬鹿だったという納得はできた。
参考までに自分が納得できた動画のリンクを貼っておきます。
https://www.youtube.com/watch?v=9rBHsbxe80s
この動画では、
「ガチャガチャしだしたら、グリスを塗りましょう。
でも私の場合はあまり効果がありませんでした。
鍵盤ユニットが経年劣化でガタが来てるからです。
だからガタのきていないあまり使っていない部分(低音部など)などのユニットと交換しましょう」
と説明している。
この動画でオクターブ毎にユニット化された鍵盤部分が経年劣化するということ。
この鍵盤ユニットはプラスチック製でバネの部分もプラスチックであり、ガタが来たらユニットごと交換するしかないこと。
要は自分で修理することは不可能ということ。(個人で部品を取り寄せることはできない。)
そういう事が理解できた。
実際に、5万前後のエントリーモデルをわざわざ買って高い修理費だして直したいとも思わない。
高い電子ピアノなら耐久性があるという保証もない。
要は電子ピアノは、耐久性というものを保障する材料が殆ど提供されておらず、それを確認する方法も殆どなく、こういった分解動画とか鍵盤模型などから構造上の耐久性を類推するしかない。
だから鍵盤模型もなく、ましてや内部構造も明らかにしない鍵盤などは持って他で全く信頼できない。
(個人の独断の偏見ですので悪しからず)



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