今回は2025年発売予定のポケモン最新作「レジェンズZ-A」にランクバトルが実装されるか、という話について。
なお、今回はいつもより短い（1200字だけ）。

結論を述べれば「ランクバトルはない」のだけど、これは明確な論拠を持たない予想、というよりもほぼ「憶測」だと思って、あまり目くじら立てずにご覧いただけるとありがたい。

以下では筆者が「ランクバトルは実装されないんじゃないかなあ」とやんわり予想する理由を簡単に列挙する。

①レジェンズアルセウスにランクバトルが実装されなかったから

これは、はっきり言って何の論拠にもならない。
過去作から導き出す帰納的仮説について筆者は懐疑的である。
しかも今回はたった1つの事例しかない。

何よりも本作は、「ポケモンは世代順にリメイクされる」という、だれもが疑いもしなかった帰納的仮説をひっくり返したのだ。

②4年間のパルデア浪人説

ここから先はやや本気。

これはほぼ確実だと信じているのだけど、SVに次ぐ第10世代は2026年に発売される。
記念すべきポケモン３０周年に、記念すべき第10世代を世に送り出したいと考えるのは至極真っ当である。

レジェンズシリーズは本編扱いのため、ゲーフリークがZ-Aの開発にも力を注いでいることは間違いない。

しかし、ゲームフリークも株式会社である以上は各年の利益を目指さなければならず、つまりは新作ソフトを世に送り出さなければならないので、Z-Aに関しては「SV〜第10世代の繋ぎ役＝ローテーションの谷間を埋めてもらう」という役割があることも否定できないだろう。

第10世代では確実にランクバトルが実装されるであろうから、わざわざZ-Aにランクバトルを実装する必要性がない。
ゲームフリークの計画ではおそらく、プレイヤーたちは3年間の「ガラル幽閉」よりも長く、発売から約4年間を「パルデア捕囚(居残り授業＝補習にかけたわけでは断じてない)」される予定なのではないだろうか。

③対戦環境の調整は難しい

「第10世代でランクバトルが実装されるのは別として、Z-Aでも実装すればいい」「メガシンカが復活した環境のランクバトルも作るべき」と考える人がいるかいないかは知らないけど、現実的に無理な話だと思う。

筆者は2026年に第10世代が発売されることを既定路線として考えているので、Z-Aと第10世代を並行して開発しなければならないとなると、製作陣のリソース配分はかなりシビアなはずだ。

ただでさえ人手が足りないのだとすれば、Z-Aと第10世代の両方にランクバトルを実装できるだけの体力は残っていないはず。
なにしろ、ポケモン対戦はアップデートが不可のため発売時点で環境のバランスをとらなければならないのに、2作分、しかもメガシンカまで考慮していたらとんでもない時間と労力が必要になる。

おそらく第10世代でも新たなバトルシステムが導入されるだろうから、そちらの環境調整で手一杯なのはないかと思う。
環境調整に加えて対戦システムやネットワークのプログラミングまで考慮すると、両作品でランクバトルを実装することは考えにくく、Z-Aではなく第10世代を優先するのが筋であろう。

終わり