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突撃!英語でインタビュー in 日光(なす英語倶楽部)

「さーランチ食べたら、日光にいる外国人観光客さんに英語でインタビューしてきてくださーい!制限時間は2時間!」
美味しいランチを食べる直前にこう告げられた英語倶楽部メンバーたち。
「今シーズンのなす英語倶楽部最終日は日光へフィールドトリップでーす」
ってしか言ってなかった(笑)

「え?突撃隣の晩ごはん?的な?」
「Youは何しに日本へ、みたいなこと?」
と目を丸くさせながらも、
「どこ行けばいいかな?」
「どう話しかければいい?」
とランチを食べながら、作戦を練り始めた。
私も初めての企画。どうなる?なんとかなるでしょ。
今シーズンのなす英語倶楽部の最後のミッション、スタート!

インタビューはまず度胸!

今回の企画に参加していたメンバーたちは、日常会話〜仕事でも英語を使うことがある方々。余裕でしょ、って思っていた。
けれど、道端でいきなり知らない人に
"Excuse me?" って声をかけるのはなかなか度胸もいる。
まずは
「英語のクラブ活動で観光の方にインタビューをするプロジェクトをやってまして・・」とか
「英語を勉強しています!ちょっとお話ししてもらっていいですか?」
とか、話しかける内容を考えて。
私からは、聞いてほしいインタビューの項目を渡してある。

あとの質問は自由!


それを持ちながら話しかければ、そんなに不審でもないだろう。(と思う)
とはいえ、最初失敗してしまったら(実際に断られることもあった)ちょっと凹むかも。(私、宗教の勧誘っぽくないですかー?(泣)って思った方も)
でも何年も前からのなす英語倶楽部のモットーは
「英語は度胸」
だもんね。
メンバーたちは散り散りに去っていった・・・

一人で歩いている観光客を狙え!

「最初だけ一緒に来てもらえますか?」ってメンバーの1人に頼まれたので、後ろでインタビューを見守ってた私。(私の方が不審じゃない?)
1人で歩いてきた観光客さんに見事インタビュー成功!
「30年前に兄が日本に来て、本当にいい場所だよ、って聞いてて。ずっと日本に来てみたかった。ほんとにいい場所だね。」なんて、いろいろ話してくれた、イギリス人観光客さん。
ゆっくり話してくれるし、なんてジェントルマン!
と、いいスタートだったので、彼女は一人でいる人に話しかけることに。
2時間の間に6人のインタビューに成功!

1人かと思ったら2人だった!


インタビュー結果

2時間後、集合して甘味処でインタビューの結果を話し合う。
古民家の店内はとっても雰囲気がよく、待っている間に古民家の中や庭を散策させてくれた。
一棟貸しもしているということで、これはインバウンド旅行客にも受けるの間違いない。鍋料理などを提供しているそう。

雰囲気ある外観


英語倶楽部メンバー4名+Parisで、トータル16人の観光客のみなさまがインタビューに協力してくれました。
*国籍
アメリカ、イギリス、オーストラリア、スペイン、イスラエル、ベルギー、カナダ、ドイツ、などなど、いろんな国の方々が日光に来てますね。
面白かったのは
Where are you from? の質問に対して、
I came from Spain, but I'm originally from Mexico. (スペインから来てるけど、出身はメキシコなんだ)
のように、今住んでる国と出身国が違う方も多数。

*日本は何回目?
一番多かったのは「初めて!」
初訪日で日光を選ぶとは、さすが日光の知名度高い。
日本について3日目で東京→日光、という方も。
多い方だと「20回以上来てるよ」なんて方も!
昔日本に住んでいた、子供が日本で働いている、なんて方もいましたね。

*滞在期間
きっと長いだろうと予想はしてましたが、やっぱり長い。
一番短い方で
2週間
一番長い方が
35日
平均
3週間くらい
ゆっくり旅を楽しむ。いいですねぇ。
うらやましい。

どうして日光へ?
これは一番はやっぱり「世界遺産!!」
お寺や神社、歴史的建造物を見にきた方がほとんど。
都会では味わえない田舎感とか、静かでのんびりした雰囲気を味わいたかった方も。東京から日帰りできるアクセスの良さも魅力。
中には松尾芭蕉マニアの方も。
やはり歴史のある神社仏閣、そして世界遺産は強い。

*日本の好きなところは?
これはほとんどの方が同じ答え。
1位 Food
2位 People
3位  Clean, Safe, 電車やバスが正確

2位にPeopleが入っているのがうれしいですね。
「フレンドリーで親切で、サービスも良くて、いい人だ!」
サービス業の人に関わらず、日本人に親切にしてもらった人が多いようだ。
「好きなところがありすぎて・・たくさん言ってもいい?」なんて方も。

メンバーからの感想

*1人目に断られてしまって、ちょっと不安になった。(その後4人にインタビュー成功!)
*カフェでくつろいでいる人に話しかけたら、ゆっくり話せた。
*神社に向かって行く人より、帰る方向の人の方が話しかけやすかった。
*家族連れや若い人よりも、シニアの方の方が話しかけやすかった。
*英語圏じゃない出身の方でも、英語で話せた。
*みんな、やさしかった!

多言語に対応している日光の強さ

今回、日光で感じたこともうひとつが、日光が英語だけでなく多言語にも対応しているということ。
最低限、英語。プラス中国語、韓国語、アンドモア。
世界遺産の建物には英語での説明表示があり、英語などのツアーガイドを頼んでいる人も多くいた。

多言語に対応!


お土産物屋さんでも、レストランでもカフェでも英語の表示、英語メニュー、他の言語がある場合も多い。
ベジタリアン対応などの表示も多く目にした。
日光の街並みは古き良き日本そのもの。銀行や新聞屋さんでさえ、和風建築である。メインストリートは電線が上になかったのも、写真を撮る人にとってはうれしいことだ。
神社仏閣はもちろん、裏通りに入っても町屋のような古民家のような建物も残っていて情緒深い。
これだけインバウンド観光客が多ければ当たり前のことかもしれないけど、行政の観光対策と各店舗の努力の両方があってこそ。
インバウンド観光客が増えると起こる問題もきっとあるだろうけど、コロナ禍に閑散としていた観光地が活気にあふれている姿は、同じ栃木の観光地に住む私にはうれしく誇らしく思えた。
さすが、日光。

思いつきでやってみた「突撃!英語でインタビュー」
「英語倶楽部の企画だからね、YOKOがやれっていうからね」
って気分で始めたインタビューも、いろんな方と英語で話ができてみんな楽しかったよう。
今シーズン、翻訳アプリを使って会話をする練習をしてきたけれど、今回のインタビューでは誰もアプリを使わなかったもよう。
もちろん、アプリの必要ないくらい英語力のあるメンバーもいたけれど。
結局は、アプリなんてなくても自分の言葉で話すことで会話は成り立つし、なんとかなるな、ってことがわかった英語倶楽部最終日。
あー、楽しかった!!



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