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【修斗】第25回全日本アマチュア修斗選手権大会、男子7階級、女子3階級の優勝者決定! 最年少16歳・田上越累「堀口恭司選手のようにアマ修から世界で戦いたい」=10月14日小田原アリーナ


10月14日(日)、小田原アリーナ メインアリーナにて、第25回全日本アマチュア修斗選手権大会が開催された。

全国の予選で好成績を収めた地区選抜選手による全国大会として104選手が参加。男子7階級、女子3階級で2018年のアマチュア修斗日本一が決定した。

最年少優勝者は、BLOWSの16歳・田上越累(たのうえ・こゆる)。元アマチュアシュートボクシング(30㎏級)で2度の優勝経験を持つ田上は、パウンド無しのアマチュア修斗で必然的に組みの展開が多くなるなか、徹底的に組みを切り、テイクダウンされても立ち上がることで、得意の打撃を当てて決勝進出。決勝ではパラエストラ松戸の内田滝琉(うちだ・たける)のテイクダウンに苦しみながらも、最後は跳びヒザ蹴りでのKOでストロー級優勝を決めた。

また、今大会には、AbemaTV『格闘代理戦争』に出演中の古瀬美月と木越めぐみもエントリー。古瀬は古谷あさみに、木越は廣瀬里美にそれぞれ判定で敗れている。

各階級優勝者およびコメントは以下の通り。

▼ストロー級(15名参加)

優 勝:田上越累/タノウエ・コユル(大阪/BLOWS)
準優勝:内田滝琉/ウチダ・タケル(埼玉/パラエストラ松戸)
第三位:多湖力翔/タゴ・リキト(愛知/NEX SPORTS)
第三位:饒辺直也/ヨヘン・ナオヤ(沖縄/グランドスラム沖縄A・P・P)

◆田上越累「いつかプロになって身体を大きくして、UFCに出て世界で戦いたい」

「格闘技は、小学1年から高校2年の途中まで及川道場でシュートボクシングをやっていました。初代と二代目のアマチュアシュートボクシング(30㎏級)で日本一になりました。総合格闘技を始めようと思ったのは、寝技とかいろいろやってみたいと思ったから、総合に挑戦しようと。BLOWSのことは調べていて、及川先生と中蔵先生が知り合いだったこともあり、総合をしたいというお話をしたら『いいでぇ』という返答を聞いて、BLOWSに入りました。1年前くらい前からグラウンドの練習も始めました。今日使った首相撲とかもシュートボクシング時代から練習していて得意でした。レスリングはまだ弱いんですけど、これから練習していきます。

(決勝で内田滝琉に前半テイクダウンを決められ)ちょっと焦りはあったんですけど、1R目より2R目の方が(相手の)タックルの距離があったんでもう一回やってみようと。タイミングもあってきていたので、これは絶対合わせられるなと思っていました。

(決勝で決めた)跳びヒザ蹴りは総合になって、跳びヒザの練習を結構やるようになりました。テイクダウンに合わせやすいので。(目標とする好きな選手は)堀口(恭司)選手です。堀口選手もアマチュア修斗で勝っているし、いつかプロになって身体を大きくして、UFCに出て世界で戦いたいです」

▼フライ級(14名参加)
優 勝:宇田悠斗/ウダ・ユウト(愛媛/総合格闘技道場HOPE)
準優勝:内田凱也/ウチダ・ガイヤ(福岡/Personal Styles)
第三位:若林耕平/ワカバヤシ・コウヘイ(大阪/総合格闘技道場コブラ会)
第三位:北川稜一郎/キタガワ・リョウイチロウ(大阪/総合格闘技道場コブラ会)

◆宇田悠斗「いつも通りの動きが出来ず、もっと得意の打撃も磨いて、寝技もやって、穴をひとつひとつ無くして、頑張ります」

▼バンタム級(16名参加)
優 勝:當房 桂/トウボウ・ケイ(大阪/修斗GYMS直心会)
準優勝:林 宏仲/ハヤシ・ヒロナカ(岐阜/パラエストラ岐阜)
第三位:三好涼太/ミヨシ・リョウタ(神奈川/総合格闘技道場CROWN)
第三位:津田麗茉/ツダ・レイマ(福島/ブレイブハート)

◆當房桂「(決勝1R残り3秒で腕十字で一本勝ち)東海大会で負けている相手に決勝でリヴェンジできてよかったです。(レスリングを3年間学び)これからもプロでやっていない選手に勝てるように頑張ります」

▼フェザー級(16名参加)
優 勝:野尻定由/ノジリ・ヤスユキ(福岡/赤崎道場A-SPIRIT)
準優勝:宮澤和郎/ミヤザワ・カズオ(長野/飛翔塾コンドル)
第三位:倉信洋一郎/クラノブ・ヨウイチロウ(山口/毛利道場)
第三位:吉村 匠/ヨシムラ・タクミ(高知/高知ロードランナーズ)

◆野尻定由「優勝できて嬉しいですが、全試合一本・KOで勝てなかったので、プロでは一本・KOを量産したいです。(1日4試合は)走りこんでいたので大丈夫でした。UFCで勝てるように頑張ります!(プロ修斗を踏み台に?)はい!(笑)」

▼ライト級(16名参加/補欠2名)
優 勝:中山慎平/ナカヤマ・シンペイ(静岡/修斗ジムroots)
準優勝:藤野康弘/フジノ・ヤスヒロ(東京/パラエストラTB)
第三位:車谷尚彦/クルマタニ・ナオヒコ(東京/ALLIANCE)
第三位:平澤克明/ヒラサワ・カツアキ(長野/飛翔塾コンドル)

◆中山慎平「(激戦のライト級で優勝だが?)悔しい。決勝でメチャクチャな動きをしてしまいました。パンチもらってヒザ着いてしまって、プロだったらパウンドをもらっていた、こんなんではダメだな、と思いました。プロに上がってベルトを巻けるように頑張ります」

▼ウェルター級(14名参加)
優 勝:上原 平/ウエハラ・タイラ(神奈川/リバーサルジム横浜グランドスラム)
準優勝:一水浩二/イチミズ・コウジ(宮崎/総合格闘技近田道場)
第三位:高野樹来/タカノ・タツキ(新潟/SLAC)
第三位:田中寿志/タナカ・ヒサシ(千葉/パラエストラ綾瀬)

◆上原 平「(最後は見事なチョークだったが?)疲れました(苦笑)。まだ仕事しながら練習をしているので、格闘技で飯を食っていけるようにプロで頑張りたいです」

▼ミドル級(5名参加)
優 勝:井口雅仁/イグチ・マサト(千葉/AACC)
準優勝:ハーレー・ビーハン/同左(豪州/NEO JUDO ACADEMY)

◆井口雅仁「決勝は延長戦でしんどい試合でした。セコンドの方が『これとったら人生変わるぞ』と言ってくれて、あの一言が無ければもたなかったです。(41歳で前回の関東選手権が5年ぶりの試合だったが?)年齢も年齢なんで、どうなるか分からないですが、一戦一戦、完全燃焼して、格闘技人生を全うしたいと思います。応援、よろしくお願いします!」

▼女子アトム級(3名参加)
優 勝:廣瀬里美/ヒロセ・サトミ(千葉/パラエストラ松戸)

◆廣瀬里美「緊張しました。1日中。正直、逃げ出したいくらいに。チームのために頑張りました。もっと練習して年内にもう1試合くらいアマチュア修斗に出たいです」

▼女子ストロー級(3名参加)
優 勝:古谷あさみ/フルヤ・アサミ(神奈川/SHOOTO GYM K’zFACTORY)

◆古谷あさみ「(女子の試合数が少なく)試合の待ち時間が長くて緊張しました。これまでのイタい経験を思い浮かべたりしていました(笑)。K’zでは、全日本で優勝すると結婚できるというジンクスがあるので、次はそっちにむけて頑張ります」

▼女子フライ級(2名参加)

優 勝:柳 仙香/リュウ・ノリカ(埼玉/ALLIANCE)

◆柳 仙香「ずっと試合を待っていて緊張しました。(打撃ベースというのは)テコンドーとアマチュアでキックボクシングの試合をやっています。(腕十字での一本勝ちは)アマチュアQUINTETに出て寝技を練習したのが活きました。今後はこのままプロになりたいと思います」

【大会概要】
[大会名]第25回全日本アマチュア修斗選手権大会
[日 時]2018年10月14日(日)開始時間未定
[会 場]小田原アリーナ メインアリーナ
[主 催](一社)日本修斗協会 全日本選手権実行委員会
[特別協賛]株式会社イサミ・&MOSH・湾岸画廊・フィットネスショップ
[後 援]小田原市・小田原市教育委員会・小田原市体育協会・FMおだわら
[協 力]格闘代理戦争・TOWER RECORDS・FRUTA FRUTA・小田原お堀端 万葉の湯・湘南ベルマーレフットサルクラブ・ecotto Hawaii Water 湘南

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