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【Krush】王者・塚越仁志「生活すべてがリングに出る。最後に立っているのは自分だと信じている。僕の執念を見に来てください」vs 挑戦者・木村“フィリップ”ミノル「今までは自分の能力を抱えきれなかった。今はすべてを知ってすべてを乗り越えたので、もう何も怖くない」=8月5日(日)「Krush.91」後楽園

 8月5日(日)「Krush.91」後楽園大会に向け4日、新宿区のGSPメディアセンターにて、前日計量および記者会見が行われた。

 ダブルメインのトリを飾るのは、王者・塚越仁志と挑戦者・木村“フィリップ”ミノルのKrushウェルター級王座戦。

 Krushのリングで多くの激闘の末にベルトを獲得した塚越は、豪腕モハン・ドラゴンを3R KOして初防衛に成功すると、2度目の防衛戦では強豪・牧平圭太も2R KOに降している。

 対する木村も好調で、K-1でウェルター級に階級を下げてきた実力者・城戸康裕を退けると、平山迅、山際和希を連続KOに降してKrashに凱旋。約4年8カ月ぶりにKrush王座に挑戦する。

 選手・関係者らも注目するこのカード。この日の会見は立ち見も出る程、ファンの関心も高い。きっちり計量をクリアした両者は、会見でも互いを認め合いながら、勝利への自信をみせた。落ち着いた口調のなかに、熱い言葉が溢れていた両者のコメントは以下の通り。

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──まずは試合に向けた意気込みをお聞かせください。

木村 自分自身とチームを力強く信じて、もの凄く良い調整が出来ました。格闘技ではチャンピオンとそうじゃない選手とでは、魂的にも違ったステージにいると思うので、僕がリングで不利になることが多くなると思います。でもその分までしっかりチームのみんなとトレーニングしてきました。

塚越 今回はけっこう減量がきつくて、最後に頑張ってやっとここまで持ってきたって感じです。調整も上手くいって、あとは明日に全部爆発させるだけだと思ってます。

──互いに計量で対峙しての印象を。

木村 いつもの力強い塚越選手だったなという印象ですね。絶好調できてくれたんだなと思った時に、普通だったらそれに恐怖心を覚えたりするんですけど、今回はそれが凄い嬉しくて、自分自身も同じ覚悟を持ってやってきたので、それに応えてくれたのかなって思うとワクワクします。

塚越 心の底からワクワクしてます。しっかり身体作ってきてもらって、木村選手はスター選手なんでいろいろ映像とか見てたんですけど、明日は俺を殺しに来るって言ってくれてたんで、しっかり俺もそれに応えたいと思います。

──勝敗を分けるポイントは何になると考えていますか。

木村 塚越選手のミステイク。真剣に。これは試合だから。1回それがあれば僕のものにします。

塚越 生活すべてがリングに出るというのは間違いないと思うんで、何がどうとかじゃなく、最後に立っているのは自分だと信じてます。

──今日の会見も立ち見が出るほど注目されています。そんなファンに対してどんな試合を見せたいでしょうか。

木村 Krushが何でここまで特別な存在であるかを分からせる試合を僕ならできると思っていますし、今の格闘技界は僕次第でどうにでもなるぐらいの大きな力を握っていると思っていて、でもその自信がリングで出せなかったら、ただの普通のファイターです。

明日は塚越選手が特別な存在で、得意なKrushのタイトルマッチという(塚越が)一番輝く力を発揮するリング、環境が整っていると思っていて、僕は正直言うとその環境が苦手なんですけど、自分の弱いところに立ち向かうという、塚越選手と戦う前に凄い大きな敵がいるので、そいつさえ乗り越えたらリング上は楽しめるかなと思っています。

リングで楽しんでるヤツを見れば、お客さんは嫌でも楽しくなれると思うし、日常では起こらないような刺激的なものが僕の試合には籠っています。今の僕の言動、生き様、人間性、すべてに普通の人には備わらないような目力、言葉の説得力やオーラが備わっているので、試合内容どうこうより、スーパースターがリングにいると思って楽しんでください。スーパースターはつまんない試合をしても勝てばいいんだろうけど、俺はそれにプラスして超面白い試合ができるっていうこんなすごい星のもとに生まれたスーパースターはいないと思っています。

ただ、今までは自分の能力を抱えきれなくて、使い方が分からなくて実力を出せなかったんですけど、今はすべてを知ってすべてを乗り越えたので、もう何も怖くないです。だから、戦いが楽しみなので、一緒に楽しみましょう。押忍。

塚越 木村選手がそう言ってくれて凄い嬉しいんですけど、そのスーパースターを相手に、カッコ悪くてもいいから、どんな形であれ防衛するっていう僕の執念を見に来てください。

──最後に応援してくれるファンにメッセージを。

木村 明日は正直、どっちの応援とかどっちのファンとかじゃなく、俺と塚越選手は違ったものを体現してきたわけじゃないし、性格や人間性が異なるから言葉や態度は変わってくるけど、きっと同じものを体現したくて、生活のすべてをかけてるんじゃないかなって思ってます。そういっても僕は8年くらいこのベルトにかける準備をしてきて、塚越選手はベルトへの愛というか、絶対に手放さないという執念が凄い見えて、僕はどこかでこの試合でゲームだから、一回僕の方に傾けば、絶対勝ちは間違いないと確信してるんですけど、練習でもきつい場面で気付いたら、いつも以上に塚越選手の顔が思い浮かんでいるし、ベルト獲るためにはこれぐらいじゃ足りないって思ってやってきました。明日はいつもと違う僕が見れると思います。自分でも楽しみにしています。塚越選手もヤバイし、俺もヤバイし。楽しみましょう。

塚越 明日、リングに上がって、そこで起こっていることがすべてなんで。本当に見に来てくれればすべてが分かると思います。楽しみにしていてください。

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塚越仁志 公開練習

木村"フィリップ"ミノル公開練習

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◆Krush.91
2018年8月5日(日)後楽園ホール
17:00開場/18:00本戦開始
※本戦開始前 17:10からプレリミナリーファイト予定

▼ダブルメインイベント第2試合(第8試合)Krushウェルター級タイトルマッチ 3分3R 延長1R
塚越仁志(67.4kg/K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/第5代Krushウェルター級王者)
木村“フィリップ”ミノル(67.5kg/K-1ジム五反田チームキングス)

▼ダブルメインイベント第1試合(第7試合)Krushスーパー・ライト級タイトルマッチ 3分3R 延長1R
中澤 純(64.8kg/TEAM Aimhigh/第5代Krushスーパー・ライト級王者)
篠原悠人(64.8kg/DURGA/K-1甲子園2015 -65kg王者)

~休憩~

▼セミファイナル(第6試合)Krushライト級 3分3R 延長1R
林 健太(62.3kg/K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/第3代Bigbangスーパー・ライト級王者)
水町 浩(62.1kg/士魂村上塾/初代WMAF世界ウェルター級王者)

▼第5試合 Krushスーパー・フェザー級 3分3R 延長1R
朝久泰央(59.4kg/朝久道場/J-NETWORK Nextgeneration cup -55kg優勝)
里見柚己(59.9kg/K-1 GYM横浜infinity)

▼第4試合 Krushスーパー・フェザー級 3分3R 延長1R
明戸仁志(59.8kg/K-1 GYM EBISU FREE HAWK)
剣闘士“俊”(59.8kg/K-1ジム総本部チームペガサス/GLADIATOR武士道キックライト級王者)

▼第3試合 Krushフェザー級 3分3R 延長1R
和夢(57.1kg/Gwinds/第4回K-1チャレンジ Aクラス -60kg優勝)
鷹大(57.3kg/WSRフェアテックス西川口/WPMF日本フェザー級王者)

▼第2試合 Krushヘビー級 3分3R 延長1R
愛鷹 亮(98.3kg/力道場静岡/Bigbangヘビー級王者)
俊雄(99.2kg/PAL-GYM/元SKKBスーパー・ヘビー級王者)

▼第1試合 Krushウェルター級 3分3R 延長1R
安東雅喬(68.1kg/湘南格闘クラブ)
瑠久(68.2kg/K-1 GYM横浜infinity/第2回K-1アマチュア全日本大会 チャレンジAクラス -65kg優勝)

18:00~第1試合

▼プレリミナリーファイト第2試合 Krushスーパー・ライト級 3分3R
斉藤雄太(64.9kg/K-1 GYM EBISU FREE HAWK)
高下由暉(64.9kg/Fighting Kairos)

▼プレリミナリーファイト第1試合 Krushライト級 3分3R
鈴木孝司(62.3kg/K-1ジム蒲田チームキングス/第17回K-1アマチュア チャレンジAクラス -65kg優勝)
谷中蒼空(62.5kg/ドージョー☆シャカリキ/JAPAN CUP2017優勝)

17:10~プレリミナリーファイト

【チケット】
SRS席 15,000円 ※前売り完売
RS席 9,000円 ※前売り完売
S席 7,000円 ※前売り完売
A席 5,000円 ※前売り完売

※当日券は各500円アップ。午後4時から当日券売り場にて、指定席約10枚、立ち見3,500円を50~60枚用意。

※消費税込み/全席指定
※小学生からチケットが必要

◆Krushイベントスケジュール
8月5日(日)後楽園ホール
8月18日(土)名古屋国際会議場イベントホール
9月30日(日)後楽園ホール
10月28日(日)後楽園ホール
11月21日(水)後楽園ホール
12月16日(日)後楽園ホール

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