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【DEEP JEWELS 21】前澤智、パク・ジョンウンに「有言実行」の勝利で王座挑戦に名乗り。空手こまち覚醒、Yuko.Sは川村虹花のRIZIN行きを阻止=9.16 新宿

9月16日(日)新宿FACEにて『DEEP JEWELS 21』が開催され、メインで前澤智(リバーサルジム立川ALPHA)がパク・ジョンウン(韓国)に判定勝利、アトム級王座(黒部三奈が王者)挑戦に名乗りを挙げた。

セミでは空手、キックボクシング、MMAとクロスオーバーで活躍中の空手こまち(武心会)が、体重超過のひかり(ピロクテテス新潟)の組み技を凌いで左ストレートでTKO勝利、進化を見せた。

一方、MMAに挑戦中の元立ち技王者のジェット・イズミはベテラン長野美香に一本負け。3月復帰戦で勝利したアミバは、新鋭・奈部ゆかりを相手に判定負けとなっている。

また、第5試合では、Yuko.S(※桐生祐子から改名)が、川村虹花(仮面女子)にリアネイキドチョークで一本勝ち。4連勝中だったARAMIは、レスリング出身の青野ひかると好勝負を展開したものの、体重超過による減点2が響き判定負け。勝者の青野も涙を浮かべるなど、双方に悔いの残る結果となった。

▼第9試合 メインイベント DEEP JEWELSアトム級 5分3R
○前澤 智(47.80kg/リバーサルジム立川ALPHA)
[判定3-0(29-28×2,30-27)]
×パク・ジョンウン(47.85kg/TEAM STRONG WOLF)

1R試合前に「自分から試合を作りたい」と言っていた前澤が先に中央を取り左ジャブ連打で前に出る。細かくステップを踏み、頭を振ってインローも蹴っていく。さらにジョンウンの足が揃ったところに右ストレートをヒット! ジョンウンも入り際に右を狙う。

師匠・金原正徳ゆずりの細かいステップを踏みながら左を放つ前澤。時折、レベルチェンジのフェイントを入れつつ、ジョンウンに勇気を持って右を打ち込んでいく。さらに組み付いて引き手と首をつかむ前澤。右足を広げて払い腰の体勢に入るが、体格で勝るジョンウンは横についてクラッチを組むと、反り投げで後方に投げて切り返す!

しかし、綺麗に投げられる前澤とは体が離れて、前澤はすぐに立つ。その立ち際に右アッパーはジョンウン! 前澤はすぐに距離を取り直し、ボディストレートを突く。左インローはジョンウン。ジャブは前澤が頭を振ってかわす。右を当て、すぐに引く前澤。ジョンウンの再びの左ローに前澤はシングルレッグへ。そこにカウンターのアームインギロチンはジョンウン! 倒れない前澤に飛びついて足を組み絞る。

抱きつくジョンウンのボディにパンチする前澤。さらにクローズドの腿にヒジを入れ、前方にスラム。それでも両手・両足を解かないジョンウンに極まっていないことを示すように足にパンチ・ヒジを入れ続けるとブレークの声。

頭を振り右左で前に出る前澤。さらに離れ際の右左! 細かい右から左はジョンウンをとらえている。離れては左ボディストレート、前蹴りと同時の右ストレートなど、動きを止めない前澤。運動量でも勝る。

2R、ジョンウンの左インローにすぐに左ジャブを合わせる前澤。ジョンウンは左ジャブをヒット! 一瞬、アゴが上がる前澤だが、すぐに詰めて右フック、左ローを返す。さらにジョンウンが打ち返しにきたところを前に詰めると右手を腰に左手で右足を抱えてすくい上げてテイクダウン! ジョンウンは背中を着く。

右で差す前澤。ジョンウンはクローズド。左で脇腹を殴るとジョンウンはオープンガードに。すぐに左ヒザをニースライスで内側から差込み片足をパスする前澤。左で枕に巻き、肩でアゴを殺して抑え付けて右で細かいパンチを連打で入れる。

右で脇差しエビで腰を切りスペースを作って上体を立てたジョンウン。その際で右のパンチを打ち込む前澤。下からフックガードで足を跳ね上げるジョンウンはその際で立つと、がぶろうとする前澤から頭を抜く。

近距離ですぐに右を振る前澤。さらに右を連打! 下がるジョンウンも右ロングフックを狙うが、いつものタイミングではなく強引な動き。その打ち終わりに前澤は右を振ると、胴タックルへ。右でかち上げてバックに回ろうとするジョンウンに頭は脇を潜らせず左腕で首を抱えると、腰に乗せて見事な払い腰!

「封印していた」という柔道技をここで解禁。投げられたジョンウンも右は差しているため立ち上がろうとするが、そこへ前澤はヒジを落としてひき剥がすが、その空間でジョンウンも立ち上がる。

詰める前澤に下がるジョンウン。前澤の左ジャブがヒット! 迷わず組み付く前澤は両差しでクラッチ。再び腰に乗せるが、ここはジョンウンも耐えると、大きな右を振る。しっかり見えている前澤はかわすと、左右の怒涛の連打。一方的に下がるジョンウンに左右をヒットさせてゴング。

3R、ステップを踏む前澤から左インロー。後がないジョンウンは右前蹴り。右アッパーから入るとその打ち終わりに前澤は組み付く。差し上げるジョンウンの左腕を絞り、右腕を引き手に取って、半ば強引に体落としで振るが、前に足を踏んで残したジョンウンに、すぐに小外刈りの連続技でテイクダウンした前澤。試合前に「柔道技で驚かせたい」と言っていた通りの連続技で上を取る。

尻餅着きロープを使って立とうとするジョンウン。上から頭を潰す前澤はパウンドを連打。ここで深く潜って「寝技」からのスイープの選択はできないジョンウンは徐々に頭を落とされ、ついに背中をつかされる。

右手をマットに着きシッティングから立とうとするジョンウンの首を抱え、この組みの部分で優位に立っていることを確信した前澤は、脇を差されながらも強引に低い首投げで投げ!

乗りすぎるとすぐに金原代表から「もうちょっと下がれ」の指示通り重心を下げて頭をジョンウンのアゴ下につける。左で脇は差しているジョンウンが上体を起こしに来るとすかさず左腕でエルボーを落とし剥がす前澤。ハーフのまま再び左腕で枕に巻き、肩でジョンウンを抑え込むと、右で脇も差して万全の抑え込み。「楽すんな」の声に、左の肩で肩パンチを入れる。

右で脇差し、左の枕を解いて今度は左ヒジを落とす前澤。その圧力とともにパスガードも狙う。左手でジョンウンの左腕を流しながら右手で空いた側頭部に鉄槌を打つ前澤。さらにアメリカーナも狙う。腕を外したジョンウンは左を再び差しに行くが、すかさず小手に巻いて脇を締めて圧力かける前澤は左のヒジで再び剥がす。

右足で跳ね上げスペースを作ったジョンウンは尻まで立つが、すぐに前澤は詰めるとインサイドガードに入って抑え込み。脇腹へのパンチをこつこつと打ち込んだところで試合終了のゴング!

判定は3-0で前澤が勝利。黒部三奈からダウンを奪い、富松恵美に完勝しているジョンウンを、見事に攻略してみせた。「有言実行」を可能とする練習の積み重ねが感じられる勝利だった。

前澤「こんばんは(涙)。まだ……何も成し遂げていないですけど、勝てて良かったです。今こうやって泣けてくるのは、まだ自分が弱いからだと思うので、金原代表、もうちょっとベルトを獲るまで面倒を見てください。よろしくお願いします。佐伯(繁)さん、いますか? 次は私がベルト挑戦でいいですよね? 私がベルトを獲るのが早いのか、黒部さんの彼氏ができるのが早いか、皆さん、見守っていてほしいと思います。黒部さん、勝ったよ。次、私とやってくれますか?」

黒部「2週間後に大一番(9月30日『RIZIN.13』さいたまスーパーアリーナ大会で浜崎朱加戦)があるので、ちょっと待っていてください」

前澤「黒部さんは2週間後にRIZINがあるので、でもきっと佐伯さんが約束してくれると思うので、皆さん、証人としてよろしくお願いします。皆さん、今日は安室奈美恵さんが引退の中、ここまで来ていただき、JEWELSを応援していただき、ありがとうございました」

▼第8試合 DEEP JEWELS フライ級 5分3R
○空手こまち(57.00kg/武心会)
[2R 1分41秒 TKO] ※左ストレート
×ひかり(58.80kg※/ピロクテテス新潟)

※ひかりが2.10kg超過で2点減点。空手こまちが勝った場合、公式記録となる。空手こまちが負けるか、引き分けた場合はノーコンテスト。

1R、左構えのひかりにオーソのこまちは左側の外に踏み込んで右の突きを放つ。右前蹴りはひかり。左回りで外足を取るこまち。蹴りに右ストレートを合わせたこまちは、左ローも。近づき引き手・釣り手を掴もうとするひかりを突き放し、バックフィストを狙う。

ワンツーから押し込みヒジはこまち! 思わずクリンチに来るひかりを突き放し投げるとひかりはヒザをマットに着いてしまう。シングルレッグで立とうとするひかりは亀に。サイドに着きながら足を伸ばすこまちに立ち上がるひかり。

左ローを当て左に回ってさばくこまち。近づき奥襟の首をとろうとするひかりだが、こまちは掴ませない。オーソから左上段蹴りを見せるこまち。左右にステップを踏み、奥足ロー、さらにひかりの右前蹴りの打ち終わりに右ストレート! さらに返しの左から右! 一気に下がるひかりにこまちは右のヒジを放つと左手の引き手を取りに来たひかりのバックに回り、空いている右手で背後からパンチ。

離れてまたもひかりの右前蹴りの打ち終わりに右ストレートを当てたこまち! ひかりはダウンし亀に。サイドバックでパウンドを狙うが、ひかりは両腕を抱え込んでから立つ。しかし立ち際を連打するひかり。背中を向けてしまうひかりをバックから崩しテイクダウンするこまちだが、ひかりは足関節狙いから先に立ち上がり上に。

しかし、こまちも抑え込ませず蹴り上げから立ち上がる。ひかりの左右をダッキングでかわすこまち。ひかりの前蹴りの打ち終わりに右ミドル! 続けて右ストレートを当て、1Rが終了。

2R、さきに詰め引き手を取りに行くひかり。腕を抜くこまち。さらにこまちのバックフィストの腕をつかみ手繰るひかりはヒザをついて押し込んで行くが、がぶりから頭を殺してバック狙うこまちは、亀のひかりにヒザ蹴り。シングルレッグで押し込むひかりはテイクダウンを取りかかるが、背中で回るこまちは着地しスタンドに。

スクランブルで上を取りきれずスタミナ苦しいひかりは、口を開いて呼吸する。そこで右ストレート、左ストレートを前進しながら当てるこまち! 背中を向けてしまうひかりの正面にぐるりと回り、左ストレートをダメ押しで当てたこまちは、ダウンしたひかりの間にレフェリーが入ると残心のポーズを取り、フィニッシュを決めた。

四方にかかと落としを披露したこまちは、最後はしっかり空手の決めのポーズ。正座してひかりに礼をした。MMAではライカ、杉山しずかに苦い敗北を喫していたこまちだが、覚醒の気配を感じさせるTKO勝利だった。

こまち「はじめまして、武心会の空手こまちです。はじめまして、と言いましたが、私、3戦目でやっとマイクを持つことができました。皆様の応援のおかけです。これからも空手、キックボクシング、総合といろいろ挑戦してもっと頑張りますので、応援をよろしくお願いします」

▼第7試合 DEEP JEWELS ストロー級 5分2R
○長野美香(51.35kg/CORE王子豊島)
[1R 4分02秒 腕十字]
×ジェット・イズミ(52.30kg/M16ムエタイスタイル)

1R、オーソのジェット、左構えの長野は間合いを遠く取る。ジェットのジャブからの前進にヒザを合わせるのはコンパスで勝る長野。ジェットが右を伸ばしてくるとその脇を潜る長野。すぐに正対に両脇を差すジェット。ブレーク。

その場でのレベルチェンジでテイクダウンフェイントをかける長野。ジェットのワンツー連打に右をもらいながらもすっと頭を下げて低いシングルレッグでTD! 背中をつかせるとサイドに回り、右腕を流して肩固め狙い。腕を解いて鉄槌を入れると上体を起こしてきたジェットについてバックマウントからチョーク狙い。

さらに長野はバックからあえてのどもとの腕を外して、左腕でジェットの左前腕を内側からすくう準備をセットアップしておいて、ジェットを正対させて、その際で左腕をしっかり伸ばしてキャッチし、右足を頭にかけて腕十字へ。ヒジをのばしてタップを奪った。

▼第6試合 DEEP JEWELS 55kg以下 5分2R
×アミバ(54.90kg/AACC)
[判定0-3(17-20,18-20×2)]
○奈部ゆかり(54.80kg/HMC JAPAN)

1R、ともにオーソ。先に打撃で圧力かける奈部はワンツー。そこにアミバは右を合わせにいく。さらに左ジャブも下がりながらに。押し込む奈部は左で差して前方に送り出して崩してバックへ。すぐさま足を胴に巻くとRNCへ。腕を外して正対するアミバにマウント、パウンド。腕十字を狙いながら鉄槌を入れる。さらに脇下に頭を入れて肩固めへ。ここはアミバが半身向くと、奈部は袈裟固めに移行する。自ら解いてバックに回る奈部は残り時間を聞いて腕十字にトライ。ここはアミバがまたいで腕を抜く。

2R、右STを当てて前に出る奈部。コーナー背にしたアミバも左で差して押し返すが、奈部は上体を引き付けて回して離れる。ジャブでけん制する奈部にアミバは右ストレート! そのままコーナーに押し込むが右脇を潜る奈部は体を入れ替える。ヒザを突き上げるアミバ。離れる奈部。

右オーバーハンドは奈部。下がらないアミバが前がかかりに右を出したところで脇を潜る奈部はボディロックから回してTD! サイドからマウントに移行し肩固めを狙って再びサイドに回るが、その際でアミバも半身にズラしていく。クラッチを解いてマウントに戻る奈部。シザーズで脇下に足を入れたアミバは後転して頭を抜くとバックを奪うが、ロープ際でアミバの身体が外に出てブレークに。

右ローは奈部。さらにワンツー3と連打するがアミバもさばく。踏み込んでの右はアミバも、またも踏み込んだ右にカウンターのダブルレッグは奈部。

ハーフガードから左で枕に巻き左肩で圧力をかけ背中をつかせマウントに。今度は右に回ってアミバの腕を内側に流して肩固めを狙うがここもアミバは腰をずらして半身に。袈裟固めに変え、パウンドを入れたところでゴング。

判定はTD&パウンドのポジションで勝った奈部が3-0勝利した。

奈部「勝ててよかったんですけど、自分のシナリオのなかでは“ほんとうに奈部すごい成長したな”、という姿を応援に来てくださった方に見せたかったです。まだまだもっと強くなって上の舞台目指して帰ってくるので、応援をよろしくお願いします」

▼第5試合 DEEP JEWELSアトム級 5分2R
○Yuko.S(48.00kg/BRAVE)※桐生祐子から改名
[1R 3分23秒 リアネイキドチョーク]
×川村虹花(48.90kg→48.00kg※/仮面女子)

1R、ともにオーソ。先に詰めるYukoに、右に回り右ストレートを入れる川村は右ローも。しかし圧力かけるYukoに下がりながらの打撃に。得意のスイッチしての左ミドルは川村。Yukoはロープに詰めてダブルレッグに入る。

右腕を差し入れる川村は四つに持ち込むが、再びダブルレッグに行くYukoは尻下でクラッチ! これを両足を開いて切った川村に対し、左足へのシングルレッグに切り替えたYuko。ここも差し上げた川村は四つに持ち込むと左ヒザを連打で突き上げる。

しかし右で差すYukoはコーナーに押し込み内腿にヒザ蹴り。Yukoが左足を掴みにくると川村はすぐに右手で差し上げて体を入れ替えヒザを突く。再びYukoが体を入れ替え膠着したところでブレーク。

左前蹴りを突く川村。ジャブで圧力かけるYukoは前へ。ロープに詰めると、今度は差し上げにくいように低めのダブルレッグでクラッチし、持ち上げテイクダウン! 

エビで腰を逃す川村にすぐに足を束ねるYukoは、立とうとする川村のバックに飛び乗るとすぐさま左腕をのど元に! RNCを極めた。

Yuko「今日は今までで一番たくさんの応援が来てくれました。油断せずに戦ったんですが、川村選手、パワーもあって強かったです。私も総合格闘技始めて3年ですけど、そう簡単にはここまで来ていないんで、そう簡単にはRIZINには行かせないです。もっと強くなって上目指して行くんでこれからもYukoから目を離さないでください」

▼第4試合 DEEP JEWELSアトム級 5分2R
×ARAMI(49.50kg→48.60kg※/MIBURO)※1.00kg超過。
[判定0-3(17-19×3)]
○青野ひかる(47.95kg/ストライプル新百合ヶ丘)

※ARAMIは2点減点。青野が勝った場合、公式記録となる。青野が負けるか、引き分けた場合はノーコンテスト。

1R、左構えのARAMIの右前足にシングルレッグは青野。TDから立つARAMIは右で差すが小手に巻く青野は払い腰TD! 右で脇は差したままのARAMIはハーフから頭を胸につけて立つとバックを狙うが、互いに腰が強く青野もバックは許さない。

コーナーに押し込み差した右で回して崩していくARAMI。ヒザを着くが小手に巻いて立ち上がる青野が、再び回してTD! サイドからマウント、腕十字へ。ここは作りが強引か。すぐに身体起こす青野。下から足をかけにくるARAMIを払い、サイドへ。身体起こしてきたARAMIをがぶるが、ARAMIも前転しフルガードに入れる。

2R、右ストレート当てた青野。ARAMIはシングルレッグに入るが青野は首投げ。ARAMIもすぐに立って右で差して押し込んでいく。ブレーク。

組み付き右で差して左足を外から押さえて左に回してTDは青野! コーナー使って立つARAMIは右で差して右に回すが耐える青野に今度は右に引いてそり投げでTDはARAMI。サイド奪うとマウント、パウンド。背中見せる青野のバックに回る。RNCを狙うが落とそうとする青野。4の字ロックでついていくARAMIはバックキープ。いったん身体を伸ばすが、青野はヒザ立て亀にしたところでゴング。

判定は0-3(17-19×3)で青野が勝利。ARAMIは2点減点が響いての黒星となった。

▼第3試合 DEEP JEWELSアトム級 5分2R
○佐藤絵実(47.60kg/毛利道場)
[1R 1分10秒 キムラロック]
×古瀬美月(47.30kg/Y&K MMA ACADEMY)

1R、開始早々間合いを詰めて左右ラッシュは佐藤。脇潜る古瀬はバックへ。

佐藤はクラッチはがしながらキムラで回し、STアームバー狙うと最後はクローズドのなかに入れキムラで極めた。

▼第2試合 DEEP JEWELSミクロ級 5分2R
○さすらいマドレーヌ(43.65kg/メルヘン王国#FIGHTTEAMミチバ)※まど花から改名
[1R 4分30秒 リアネイキドチョーク]
×武井 藍(42.60kg/本宮塾)

1R、いきなり右上段蹴りは武井。しかし身体伸びたところにマドレーヌが左差しTD。クローズドに戻す武井だが、マドレーヌは片足パスすると武井はブリッジ。

潰すマドレーヌはパス、サイド、マウントへ。パウンド・鉄槌に背中を見せる武井。マドレーヌは身体伸ばし、RNC。

▼第1試合 DEEP JEWELSストロー級 5分2R
○山口さゆり(52.35kg/和術慧舟會HEARTS)
[判定3-0(20-18×3)]
×MAO(51.45kg/フリー)

1R、組んで両脇を差すMAO。山口は四つにすると小外刈でTDするが、ロープにバウンドして上を取るMAO。山口はシングルレッグからバックに回り、RNC狙い! のどもとの腕外すMAOだが山口マウントのまま。背負って立つMAOに山口は足外しスタンドバックに。

2R、右ボディ、左ミドルは山口。蹴り足掴むMAOはTDし鉄槌打つが、抑え込めてないMAOに山口が上に。MAOも山口の頭を抱えながら亀から立つ。右を大きく振るMAO。両脇差し頭をアゴ下に置く山口は右に振ってTD。すぐにバックマウントを奪い、フェイスロック・RNC狙い。山口判定3-0勝利。

【試合動画】

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