【RIZIN】堀口恭司、KIDと同じグローブマッチへ「憧れだった。自分もそうやって日本を盛り上げる選手になりたいっていう」=9月30日(日)『RIZIN.13』

9月30日(日)さいたまスーパーアリーナで開催される『RIZIN.13』にて、那須川天心(TARGET/Cygames)とキックルールで対戦する堀口恭司(アメリカントップチーム)が27日、東京・渋谷のHMC JAPANで公開練習を行った。

3分間のシャドーを披露した後、囲み取材に応じた堀口は「タイミングが重要。空手をベースにしてMMAの打撃も入れながら戦う。自分の方が距離が遠い。(キックボクシングをやるつもりは)ない」とあらためて、自身のバックボーンを活かして戦うことを明言。

また、空手の師匠である二瓶弘宇氏に続き、総合格闘技の師匠であるKRAZY BEEの山本“KID”徳郁氏が亡くなり、SNS等で沈黙していたことについて堀口は、「2人の師匠を亡くして、すごく心にくるものがありますけど、そこはしっかり割り切ってやんないとダメだなと思って。SNSとかに自分がそういうのを上げないのは、自分のなかではそういうのを見せものにするじゃないですけど、そういうところで言わなくても、心で思っておけばいいかなという考えがありました」と語った。一問一答は以下の通り。(※下部に試合前々日会見のコメントを追記)

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◆堀口恭司「(KIDの言葉で)『おい、恭司、いいじゃん、いいよ、いいよ』というのが、すごく残っています」

──調整の具合はいかがですか。

「まあ、キックの試合ということなんで、ATTでキックをメインに、というか打撃をメインに練習してきました」

──一期倶楽部での打撃の確認も?

「今回もしっかり確認してきました」

──二瓶弘宇氏が亡くなられて、今回、空手の練習を見てくれたのは?

「二瓶先生の三男、自分と同い歳の孔宇。兄弟の一番下が見てくれました。今回も試合の裏(バックステージ)についてくれます。ATTではキックのトレーナーにもついてもらいました」

──どんな立ち技で戦うことになりますか。

「自分のベースが空手なので、空手をベースにしてMMAの打撃も入れながらやろうかなと思っています」

──技術的に「キックボクシング」をやるつもりはない?

「それはないですね」

──那須川選手の試合映像は多く見ましたか。

「見ましたね。ストレートや回転系の技を当てるのがうまい。そこをどうやって切り崩すか、ですね」

──攻略の糸口は?

「見えましたね。(そこを突けば?)それは勝ちますよ」

──那須川天心選手が“天心スペシャル”を開発したと。堀口選手にもそういう技が?

「そういう技……、自分は無いですね(苦笑)。いつも通り」

──対キックボクサーでローキックで崩される心配は?

「そこは問題ないですね。自分の方が距離が遠いんで。まあ、全然そこは予想してないですね」

──RIZINのリングは広いように思えますが。

「広くもないですよ。(UFCの)オクタゴンの方が広かったんで、自分にとっては狭いとちょっとやり辛いんですけど、まあそこも問題なく」

──どんな試合をイメージしていますか。

「試合って自分の想像だけじゃないんで、しっかり見ながらKOを狙って、そのタイミングを見ながら、ですね」

──那須川選手が倒れているイメージはできている?

「ああ、出来ています。はい……。言わせたいんですね(笑)。しっかりパンチだったりキックだったりを当ててKOを、倒すイメージはできています」

──蹴りでのKOのイメージも?

「まあ、そうですね」

──(MMAの5分3Rと異なり)今回は3分3R・延長1Rの時間ですが、短い方が決めやすいのか、長い方が戦いやすいですか。

「それはやってみないと分からないですが、タイミングなんです。早く終わる展開が来れば早く終わるし。長期戦になるなと思えばそういう戦いになります。(どちらでも対応できる)そういう練習をしてきました」

──那須川選手が「ファーストコンタクトが勝負だ」と言っていましたが?

「そこばかり狙ってもしょうがないんで、そこを切り捨てて長期戦に持っていくか、とかもありますし、短期戦でも」

──那須川選手が「穴がある」と言ったように、堀口選手からも那須川選手の穴は見えている?

「やっぱり、どんな選手にも穴はあるし、癖はあるので、そこのお互い突きあいかなと思っています」

──ボクシンググローブでの感触は?

「あのRIIZNさんのグローブ(6オンス)を使って練習してたんですけど、まあ、あまり(オープンフィンガーグローブと)変わらないですね。クリンチになったら戦いづらいんですけど、クリンチは別にそんなに使う場面はないじゃないですか。だから別に問題はないですね」

──オープンフィンガーグローブに近い形で戦える?

「そうですね。ほぼ同じだと思います」

──提案した15分1本勝負が採用されなかったですが、どうですか?

「そこは別にどうでもいいかなと(笑)。日本をしっかり盛り上げられれば(このルールでも)問題ないです」

──チケットがRIZIN史上最高に売れていることについては?

「嬉しいですよね。自分と那須川君で盛り上げられているのは」

──キックルールでいつもとの心境の違いは?

「心境はそんなに(変わり)ないですけど、やっぱり寝技が無い、タックルに入られないんで、いつもよりは空手のスタイルをちょっと出していこうかなと思っています」

──山本“KID”徳郁選手が亡くなられて、SNSなどでは発言がありませんでした。

「うーん、そうですね……。自分が試合前に2人の師匠を亡くして、すごいやっぱり心にくるものがありますけど、そこはしっかり割り切ってやんないとダメだなと思って。SNSとかに自分がそういうのを上げないのは、なんか、自分のなかではそういうのを見せものにするじゃないですけど、そういうところで言わなくても、心で思っておけばいいかなという自分の考えがあって、だからそんなにSNSとかに上げないようにしていますね」

──最後にKID選手に会ったのは?

「半年、1年ほど前かな。RIZINの会場ではなくジムで」

──印象に残っている言葉などは?

「そうですね……自分、いつもアドバイスもらおうと思うんですけど、『いいじゃん、いいじゃん』としか言わないんで、それがもう頭に残っていますよね。『おい、恭司、いいじゃん、いいよ、いいよ』というのが、すごく残っています」

──自由な感じだった?

「そうですね。これはこうだよ、とは決めつけはしないで、自分のやりたいように、自分のスタイルを崩さないようにやれ、という教え方でしたね」

──KID選手はボクシンググローブでも試合(※K-1で魔裟斗や村浜武洋、マイク・ザンビディスらと対戦)をしました。その試合を越えたいという思いも?

「越えたい、というより憧れだったんで、自分もそうやって日本を盛り上げる選手になりたいっていう憧れですね」

──那須川選手に「やろうよ」とキックルールでの試合を持ちかけたのは、その憧れも?

「それは、もちろんありました」

──前回の試合同様に、悲しむのは試合が終わってからに……。

「そうですね。試合が終わってから悲しもうかなと思っています」

◆堀口恭司(28日会見)「プレッシャーをもらうと弱いかなという印象」

「減量もうまくいって準備万端。打撃メインの練習で昔の空手と今のボクシングを組み合わせて新しい発見も色々ありました。

(契約体重は58kgで)当日体重は65とか66kgに戻ると思います。(ロッタン戦を見て)プレッシャーをもらうと弱いかなという印象。総合の選手の方が体幹がしっかりしていると思うのでその分では有利かなと思います。

(那須川は)キックボクシングを代表する大スターですよね。(自分もMMAの大スターでは?)いや、自分はまだそこまでじゃないです(笑)。強い者同士が戦えば盛り上がるし、そのために日本に帰って来たので必ず盛り上がる試合がしたい。KOをしっかり取りたい。決着をつけたいです。

今回のセコンドはマイク・ブラウンとボクシングコーチのマイキー(・ロドリゲス)がついてくれます」

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◆『ゴング格闘技ベストセレクション 1986-2017』発売中!

「空手とは何か?」──堀口恭司、那須川天心、両者のロングインタビューが収録された『ゴング格闘技ベストセレクション 1986-2017』がイースト・プレスより発売中。本文二段組、560頁に及ぶ第1弾の今回は歴史篇。柔道、柔術、レスリング、バーリトゥード、MMA、空手、キック、立ち技格闘技──ゴン格31年の取材史に書き下ろしコラムも収録! → http://goo.gl/Enmvrc

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『木村政彦 外伝』

連載時に反響を呼びながら、ベストセラー『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』には収録されなかった幻の原稿「最強柔道家論争」を含む、『ゴング格闘技』連載時の珠玉の原稿や評論、さまざまな作家・格闘家・アーティストたちとの対談、さらに書き下ろし原稿、連載時の秘蔵写真&全キャプション等を収録。大宅賞&新潮ドキュメント賞ダブル受賞作は、本書によって“完全版"となる。→https://goo.gl/MkMhNs

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