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【UFC】コーミエーがルイスを下しヘビー級王座防衛「やろうぜ、ブロック・レスナー。WWEのベルトを持ってここに来い!」=11.3「UFC 230」勝者コメント


UFC(Ultimate Fighting Championship)は日本時間2018年11月4日(日)に米国ニューヨーク州ニューヨークにあるマディソン・スクエア・ガーデンにて"UFC 230"を開催した。Photos by Jeff Bottari/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images

メインイベントはライトヘビー級とヘビー級のチャンピオンベルトを持つ最強戦士のダニエル・コーミエー(米国 21勝1敗1ノーコンテスト)が、ヘビー級タイトルをかけてランキング2位につけるデリック・ルイス(米国 21勝5敗1ノーコンテスト)を迎え撃ち、圧巻のパフォーマンスで横綱相撲を展開したコーミエーが2R2分14秒、リアネイキドチョークで一本勝ち。ヘビー級王座防衛を果たした。

セミメインイベントで行われたクリス・ワイドマン(米国 14勝3敗)とジャカレ・ソウザ(ブラジル 25勝6敗)のミドル級マッチは序盤からワイドマンがプレッシャーをかけて試合をコントロールしていたが、第3ラウンドを迎えてソウザが一気に巻き返し、右フックでダウンを奪うと、追打でワイドマンをノックアウト。得意の寝技を封印し、打撃勝負で再起戦を飾った。

なお、UFC Japan公式YouTubeチャンネルにて、パーソナリティのチュートリアル福田充徳に加えてゲストにユージ、大沢ケンジ、松田るかを迎えてライブ配信した『UFCってなんだ? 史上最強が決まるUFC 230裏実況』はアーカイブ動画として引き続き視聴が可能だ。

次回、UFCはコロラド州デンバーに舞台を移し、ペプシ・センターにてUFCファイトナイト・デンバーを開催する。メインイベントでは“コリアンゾンビ”ことジョン・チャンソンがヤイール・ロドリゲスを迎え撃つフェザー級マッチが行われる予定。デンバーのUFCファイトナイトはUFC創設25周年記念イベントとして開催されることになっており、ウェルター級のドナルド・セラーニ対マイク・ペリー戦、フライ級のジョセフ・ベナビデス対レイ・ボーグ戦など、豪華ラインナップが予定されている。

◆UFC 230 試合結果&勝者コメント
現地時間2018年11月3日(土)、日本時間4日(日)
マディソン・スクエア・ガーデン(ニューヨーク州ニューヨーク)

【メインイベント】

▼ヘビー級タイトルマッチ 5分5R
○ダニエル・コーミエー vs.
×デリック・ルイス
2ラウンド(2分14秒)サブミッション(リアネイキドチョーク)

初回からシングルレッグで二度テイクダウンを奪いコントロールするコーミエー。2Rにもシングルレッグからハイクラッチでテイクダウンを奪う。ルイスの立ち上がり際を足首を取って再びテイクダウンしたコーミエーがパスガードからバックマウントRNCでタップ奪った。コーミエーはUFC世界ヘビー級王座防衛に成功。

◆勝者ダニエル・コーミエーのコメント

「両肩にベルトが2つだ! 今回もこうなると思っていたさ。歴史だね。ダニエル・コーミエこそ史上最高の1人だ。びっくりしたのは、最後の一撃を狙っていた時に打たれたこと。相手のケリをチェックしている間に足が傷んだ。毎回、ヤツの打撃はパワーがすさまじくて。俺はデリック・ルイスが大好きだし、彼のストーリーも大好きだ。彼とオクタゴンで戦えて光栄に思う。もう俺は9年もやっているし、チャンピオンシップレベルでは8年もやっているから、驚きはもう何もないよ。デリックはうまいが、まだそのレベルではない。ブロック・レスナーよ、WWEのベルトを持ってここに来やがれ。そうすりゃ、俺はそれも手に入れた気になれるからな。やろうぜ、ブロック!」

【セミメインイベント】

▼ミドル級マッチ 5分3ラウンド
×クリス・ワイドマン vs.
○ホナウド・ジャカレ・ソウザ
3ラウンド(2分46秒)TKO

◆勝者ジャカレ・ソウザのコメント

「今回の試合にはとても満足している。クリス・ワイドマンのことは本当に尊敬しているんだ。史上最高の一人だと思っている。彼と戦うのは名誉なこと。2人とも勝利を目指してきたし、ファンにとっては最高のショーになったと思う。これはMMAだ。何があっても覚悟を決めていないといけない。でも、リスペクトも示す必要がある。クリスはいいヤツだし、好きだ。俺たちが尊敬し合っているからこそ、ファンもフェイスオフを楽しんでくれたと思う。今回の試合はすごく意味が大きくて、ニューヨークのファンの前で戦えたことは最高だった。俺は今でも世界チャンピオンになりたいし、それがゴールだ」

【メインカード】

▼ミドル級マッチ 5分3ラウンド
×デビッド・ブランチ vs.
○ジャレッド・キャノニア○
2ラウンド(0分39秒)TKO

◆勝者ジャレッド・キャノニアのコメント

「これぞ本物の天の恵みだ。今回の試合は思っていた通りにできなかったけど、一番大事な場面を生かせた。ブランチは思っていたほど早くなかったから、相手を感じるのに少し時間がかかったけど、世界で一番伝説的なアリーナでこの気分を味わえてとにかく本当にうれしい。ミドル級の方が自分にも体にもかなり合っている気がする。速さもパワーもあったし、直前の試合決定でも計量に問題はなかったしね。今回、試合したデビッド・ブランチのことはとても尊敬している。デイナがパフォーマンスに感動してくれたと聞いたから、きっとランキングが上がると思うし、ミドル級でちょっとかき回せるんじゃないかな。契約はあと残り2試合で、今回がそのうちの1試合だったから、ランクアップを期待している。目標は常に同じ、ゴールドを手に入れることさ」

▼ミドル級マッチ 5分3ラウンド
○カール・ロバーソン vs.
×ジャック・マーシュマン
判定3-0(30-26、30-27、30-26)

◆勝者カール・ロバーソンのコメント

「今日はすさまじい。ここはメッカだからな! ガーデンで戦うなんて夢がかなったよ。観客のみんなは俺がニュージャージー出身だってアナウンスされた途端、大歓声だったね。俺たちは一人ひとりが代表だから。世界で一番の気分だった。しかも、自分が言った通りに圧倒できた。この後はトップ15の誰かとやりたい。今回のカードに出ている誰かでもいいぞ。ブランソンでもアデサニヤでも、誰でもいい。ただ、デビッド・ブランチだけはない。俺たちは一緒にトレーニングしているし、ジャカレもそう。彼の国に行った時にはお世話してもらったんだ。彼らは友達だけど、それ以外なら誰でもいい。食ってやる!」

▼ミドル級マッチ 5分3ラウンド
×デレク・ブランソン vs.
○イズラエル・アデサニヤ
1ラウンド(4分51秒)TKO

◆勝者イズラエル・アデサニヤのコメント

「楽勝だったな。チームには、あまりニューヨークに来たことがないから、いろいろと楽しむ時間がほしいと話していたんだ。だから早めに仕事を片付けられたし、リラックスする時間が増えたな。戻ってパフォーマンスを見てみないといけないけど、最高の感触だった。時間をかけて相手を感じながらいけたし、相手に追わせることができたから、自分の打撃に時間をかけられた。あの膝はタイミングが完璧だった。コーチに聞いてみてよ。今週はトレーニング中に打ち込まれたらずっとあれを打ち返していたんだ。みんな、俺にできることは分かっているよとか言うんだろうけど、今日はいつもと違う俺を見せられたんじゃないかな。今回の試合までにもレベルを上げてきたし、これからももっともっとレベルアップしていく。今日はこの後、他のミドル級の試合を見て、どうなるかを見てみたい。焦る必要はないからね。試合の展開がどうなるか、ガステラムがケガをして代理が必要になるかもしれないだろ……。とりあえず待機して待つかな。正しく動きたい」

【プレリム】

▼フェザー級マッチ 5分3ラウンド
×ジェイソン・ナイト vs.
○ジョーダン・リナルディ
判定3-0(25-30、27-30、26-30)

◆勝者ジョーダン・リナルディのコメント

「戻って見てみないとわからないけど、自分のパフォーマンスにはとても満足している。たぶんファンはグラウンドでレスリングのチェスマッチになってしまって退屈だったと思ったかもしれないけどね。ランドとフレボラの試合を見た後だと、こういうタイプの試合を見たがる人はいないだろうけど、俺の目標は自分らしく戦って勝利を手に入れること。それを証明できたと思う。かなりプレッシャーをかけていけたし、負けたら切られていたかもしれないから、勝利街道に戻れてうれしいし、次の試合に向けてプレッシャーが軽くなった。戻るのが待ち遠しいし、この勢いを築いていくためにも、自分がオクタゴンの中でできることを証明するためにも、ベストなマッチアップを希望する」

▼女子127.2ポンド契約 5分3ラウンド
○シジャラ・ユーバンクス vs.
×ロクサン・モダフェリ
判定3-0(30-27、30-27、30-27)
※ユーバンクスは体重超過

◆勝者シジャラ・ユーバンクスのコメント

「いい試合だったと思うわ。直前のオファーだったのに試合を受けてくれたロクサンには本当に感謝しているし、私と一緒にショーを盛り上げてくれて感謝している。自分の方が強いファイターだってことは分かっていたし、自分のアドバンテージを生かしただけ。相手を傷つけられていたし、何度か、フィニッシュできたんじゃないかと思った場面があったのに、彼女はやっぱりすごいわね。タフだし、手強い。この階級のトップにいることをみんなに証明する必要があったから、この勝利が重要だった。ワレンチナ(シェフチェンコ)とヨアンナ(イェンドジェイチェク)の勝者と戦うべきなのは私しかいないわ。ミスをしないで、タイトルマッチはきちんと体重を合わせる。私はグラインダーだし、グラインドを強化して自分の腰にゴールドのベルトを巻くまでは相手を打ち負かし続けるつもりよ」

▼フェザー級マッチ 5分3ラウンド
×フリオ・アルセ vs.
○シェイモン・モラエス
判定2-1(28-29、26-30、29-28)

◆勝者シェイモン・モラエスのコメント

「試合に出て、ファンのためにショーを見せられたことは本当にうれしい。ユナニマス判定で勝ったと思ったんだけどね。2ラウンドと3ラウンドは自分が勝ったはずだけど、1ラウンド目も勝った気がしていた。でも、まああまり気にしてはいないさ。今回の勝利が何よりも大事だからね。相手はタフなヤツだ。医者が彼の傷を見ていたけど、気持ちが強かったし、戦い続けていたから、ファンのために2人で素晴らしいショーを見せられたと思う。一度も誰かを指名したことはない。目標は最高になること、試合のたびにそれを証明することだ。だから、今は家に帰って家族に会いたい。家族と休みを過ごして、次にどうするかはチームと話すよ」

▼ウェルター級マッチ 5分3ラウンド
○ライマン・グッド vs.
×ベン・サンダース
1ラウンド(1分32秒)KO

◆勝者ライマン・グッドのコメント

「最初からずっとこのプランだった。試合に臨んで相手をフィニッシュする。それをやったまでさ。第1ラウンドかそれ以降かは分からなかったけど、これが俺のゲームプランだったのは確かだ。マディソン・スクエア・ガーデンで、ニューヨーカーとして勝利するのは大きな意味がある。かなえたいことリストのひとつだったしね・・・。世界一有名なアリーナで戦って勝利する。俺の周りにはいないからね。目標は今回みたいな試合を続けること。1回のパフォーマンスでランキングが上がるとは思っていないけど、今回みたいな試合を続けていればきっとそうなる。それに集中する」

【アーリープレリム】

▼ライト級マッチ 5分3ラウンド
△マット・フレボラ vs.
△ランド・バンナータ
引き分け1-0(28-28、29-28、28-29)

◆マット・フレボラのコメント

「自分にとっては友達や家族が来てくれているこの(マディソン・スクエア)ガーデンで最高の試合をすることがすべてだった。自分が勝ったと思っている。1ラウンドと3ラウンドは勝ったと確信していたけど、2ラウンド目の流れがドローの結果につながるかもしれないと言われた。戻って試合を見直してみないと。再戦がいいんじゃないかな。今回の最初の試合も自分が勝っていたと証明したいし、彼との2回目があればそれも俺が勝つ」

◆ランド・バンナータ

(※コメントできる状態にないためコメントなし)

▼フェザー級マッチ 5分3ラウンド
○シェーン・ブルゴス vs.
×カート・ホロボー
1ラウンド(2分11秒)サブミッション(タップルートアームバー)

◆勝者シェーン・ブルゴスのコメント

「マディソン・スクエア・ガーデンで勝利するなんて、自分にとってはすごいことだ・・・でも、負け試合の後にガーデンでこんな風に第1ラウンドでフィニッシュできたことがさらにすごい。ものすごい急いだ。5分持ちそうだったけど、でももう自分では批判して見ている。相手にダウンさせられるのはごめんだ。これまで1度しかないから、自分はそれを誇りに思っているし、今回のフィニッシュもうれしいけど、こういう形じゃなくてダウンさせて決めたかったな。まだ俺たちは若いし、これからだ。カート・ホロボーのようなファイターは好きだよ。俺みたいな戦いをするし、彼もすべてをかけて勝ちに行って、そのために限界を攻める。俺はまだフレッシュだから、すぐに戻る準備はできている。マッチメーカーに伝えてくれ、1月に戦いたいって」

▼ヘビー級マッチ 5分3ラウンド

×アダム・ウィチョレク vs.
○マルコス・ホジェリオ・デ・リマ
判定3-0(27-30、27-30、27-30)

◆勝者マルコス・ホジェリオ・デ・リマのコメント

「今回の試合に挑むにあたって、相手がタフなのは分かっていたし、グラウンドゲームがうまいのも知っていたけど、自分の方がうまいと思っていたから、ゲームプランに沿って進めたし、まさにそれができた。オレにとっては新しい階級だから、ちゃんと結果を残すことが重要だった。UFCのヘビー級でベストの1人になれることをはっきりさせたかったんだ。この後はすぐにまた試合に戻って、また結果を残すことが一番大事だと思っている」

【中止】

▼バンタム級マッチ 5分3ラウンド
ブライアン・ケレハー vs. モンテル・ジャクソン
※ケレハーの病気により中止

◆UFC 230 公式

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