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【REBELS】梅野源治「『アイツはヤベえ』と皆が思っている通りの自分を見せたかった」=8.3「REBELS.57」結果


 8月3日(金)東京・後楽園ホールで開催された「REBELS.57」メインでオランダのA1世界王者ピエトロ・ドウリャ(オトマニジム)と対戦した梅野源治(PHOENIX/元ラジャダムナンスタジアム認定ライト級王者)が3R0分50秒、右ヒジ打ちでKO勝ちした。

 リング上で梅野は「10月(8日「REBELS.58」後楽園大会)にクラップダムと出来るのであればリベンジしたい。僕は一度もリベンジマッチで負けていないので、やるといったらやるので、PHOENIXの仲間の協力を得てもう一度世界で一番の男になろうと思います」と、クラップダムへのリベンジとルンピニー王座再挑戦を宣言。

 また、試合後に梅野は、ドウリャの前蹴りが目に入り「焦った」ことを吐露。さらにバッティングでの流血後、「『もう喧嘩だ』とセコンドと話して」かつての荒々しさを取り戻すべく、強引に倒しに行ったことを明かした。

(試合後会見)

─右目をカットして動揺しませんでしたか。

「やっぱり血が目に入ってきたのと、1R目に下から突き上げる前蹴りで唇を切って、2発目は目に入ったんで、それが一番、焦りましたね。ステップで外や後ろに逃げられたりして、距離を外されたので。

 僕が今回、意識したのはとにかく前に行くこと、昔のスタイルを取り戻そうと。最近、割と距離を取ってミドルキックで戦って、ちょっとムエタイムエタイしすぎていたかなと。トレーナーから言われたのも、『ウメノはムエタイとキックボクシングをミックスさせてるから強かったんだよ』と。だから、そういう意味で自分の殻を破るという意味でガンガン行こう、と思ってたんですけど……」

──カット後、自分を鼓舞するようにして、ちょっと強引に詰めましたね。

「そうですね。ちょっと雑になったのかなと。結果としては悪い形になったかなと。当たらなくて焦ったりとか。セコンドからは『ジャブと右ミドルであんなに嫌がってるのに、何であんなに馬鹿みたいに大振りで詰めていくのか、倒しに行き過ぎ』と言われました」

──あそこからは言葉は悪いですが、喧嘩に勝ったようにも感じました。

「そうですね。ムエタイを喧嘩とは思っていないですけど、今回、やっぱり昔の荒々しさを取り戻したくて。見に来ている人たちが僕の何が一番好きかというと、別に僕がムエタイが強いからじゃなくて、単純に『アイツはヤベえ』と、喧嘩みたいなスタイルでガンガン強気に行くし、そこにみんな価値を見出してくれて応援してくれたと思うんです。今日はみんなが思っている通りの自分を見せたいなと、そういうのを復活させたいと思って行ったんですけど……まあ、ちょっと雑ですね(苦笑)」

──倒せたという点ではよかったと。あとはバランスですね。

「自分で1人で転んだの初めてです(苦笑)。あれムエタイでは恥ずかしいことなので。トレーナーからも『バランスが悪すぎる』と指摘されました。ただ、あのバッティングがあってからは『もう喧嘩だ』ともトレーナーに言われたんですけどね(笑)。『もう距離とってどうのこうのじゃない。行け』と」

──今日は荒々しい梅野源治を見せてもらいました。

「たまにはこういう試合もいいんじゃないですか」

──さて、10月にクラップダム戦が実現したら、あと2カ月をどのように過ごしていきますか。

「2月に負けてから対サウスポーの練習をずっとやってきて、ずっとクラップダムのことを意識してやってきました。もちろん、クラップダムにリヴェンジして夢を叶えました、で満足ではなくて、もっと強くなりたいので、クラップダムを想定しつつも、自分のどこがダメなのか、どこがいいのか、どういう練習方法ならもっと伸びるのか、そういうことを考えながら、今までどおり、今回の試合に向けたのと同じように練習は続けて、今回の反省点も踏まえますが、対クラップダムで特別に練習メニューを変化させたりすることはないですね」

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▼セミファイナル 第8試合 スーパーバンタム級 3分5R WPMFルール
△KING強介(ロイヤルキングス/REBELS-MUAYTHAIスーパーバンタム級王者)
[判定0-1ドロー]※48-48×2、48-49
△宮元啓介(橋本道場/元WPMF世界スーパーバンタム級王者)

▼第7試合 65kg契約 3分3R WPMFルール×UMA(K&K BOXING CLUB/元REBELS 65kg級王者[判定1-2]※29-30×2、30-29
〇健太(E.S.G./WBCムエタイ日本ウェルター級王者)

▼第6試合 64kg契約 3分3R WPMFルール
×ハチマキ(PHOENIX/元REBELS-MUAYTHAIライト級&スーパーライト級王者)
[2R 1分20秒 KO]※左ヒジ打ち
〇翔・センチャイジム(センチャイムエタイジム/WMC日本ライト級王者)

▼第5試合 59kg契約 3分3R REBELSルール
〇才賀紀左衛門(クロスポイント吉祥寺)
[判定3-0]※30-28×2、30-29
×小磯哲史(テッサイジム/蹴拳ムエタイスーパーフェザー級王者)

▼第4試合 スーパーバンタム級 3分3R WPMFルール
〇炎出丸(クロスポイント吉祥寺/元J-NETWORKスーパーバンタム級王者)
[判定3-0]※30-29×2、30-28
×パク・チャンヨン(韓国/韓国KICK-HEROS -55kg級王者)

▼第3試合 63.5kg契約 3分3R REBELSルール
×稲石竜弥(TEAM OJ/Bigbangライト級王者)
[判定0-3]※27-29×2、28-29
〇潘 隆成(クロスポイント吉祥寺/元WPMF日本スーパーライト級王者)

▼第2試合 57kg契約 3分3R WPMFルール
△ダウサコン・モータッサナイ(ウィラサクレック・フェアテックスジム/元WPMF世界スーパーバンタム級王者)
[本戦判定0-1]※29-29×2、29-30
[延長R判定0-1]※10-10×2,9-10
△安本晴翔(橋本道場/元REBELS-MUAYTHAIスーパーフライ級王者)

▼第1試合 フェザー級 3分3R WPMFルール
〇雅也(T-KIX GYM)
[3R 0分28秒 TKO]※ヒジによるカット→レフェリーストップ
×原島モルモット佑治(テッサイジム)


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