見出し画像

【RIZIN】堀口恭司がBellator世界王者ダリオン・コールドウェルとRIZINバンタム級王座戦。佐々木憂流迦「堀口選手と戦うために来た」vsマネル・ケイプ「一番楽な相手」、RENA復帰戦、2019年夏開催のライト級GPに向けサバイバルマッチも=12月31日「RIZIN.14」さいたま

11月29日、都内ホテルにて「Cygames presents RIZIN.14」(12月31日さいたまスーパーアリーナ)の追加カードが発表された。

既報のRIZIN女子スーパーアトム級(49kg)初代王座決定戦・浅倉カンナ vs.浜崎朱加のタイトル戦に加え、RIZINバンタム級タイトルマッチ(61kg・5分3R)として、堀口恭司(ATT)vs ダリオン・コールドウェル(アライアンスMMA/現Bellator世界バンタム級(61kg)王者)が決定。

さらに、2019年夏開催のライト級(70.0kg)GPに向け、同級サバイバルマッチとして、矢地祐介(KRAZY BEE)vs ジョニー・ケース(米国)、ダロン・クルックシャンク(米国)vs ダミアン・ブラウン(豪州)、大尊伸光(総合格闘技津田沼道場)vs トムフィック・ムサエフ(アゼルバイジャン)の3試合も発表された。ライト級マッチについて榊原実行委員長は「大晦日にあと1、2試合組む。川尻達也も出したい」と語っている。

また、UFC4勝5敗でリリースされた佐々木憂流迦(フリー)がRIZIN初参戦。中村優作、イアン・マッコール、山本アーセンらに勝利しているマネル・ケイプ(アンゴラ)と対戦する。

2018年7月の浅倉カンナ戦の判定負けからの再起戦となるRENA(SHOOTBOXING/シーザージム)はフランスのサマンサ・ジャン=フランソワ(MMA4勝5敗)と対戦。会見でRENAは復帰を決めたことについて、「大晦日、私がいないのは違うだろうと思い、リングに戻る決意をしました」と語り、「今回のテーマはリスタート。2015年と同じ第一試合で試合をしたい。自分も挑戦の気持ちで頑張ります」と大晦日のオープニングマッチでの出場を希望した。

会見後、榊原実行委員長は米国Bellatorとの提携について、「2019年はもっと協力していく。ライト級GPは16人くらいでやりたい。Bellatorから選手を貸し出してもらうだけでなく、こちらからも選手を派遣する。もしベルトが米国に流出しても、堀口が米国で取り戻せばいい。今回のバンタム級タイトルマッチの勝敗いかんに関わらず、堀口は19年上半期にはBellatorに出します。RENAや矢地、プロハースカが米国で戦ってもいい」と展望を語った。

大晦日「RIZIN.14」は「最低15~16試合にはなる」予定。今年は年越しのカウントダウンイベントとなる。各選手のコメントは以下の通り。(※続報あり)

◆「Cygames presents RIZIN.14」
12月31日さいたまスーパーアリーナ

▼RIZINバンタム級タイトルマッチ 61kg RIZIN MMAルール 5分3R
堀口恭司(ATT)
ダリオン・コールドウェル(アライアンスMMA/現Bellator世界バンタム級(61kg)王者)

◆堀口恭司
「2017年の4月にRIZINに初参戦し、はや1年半。今回、RIZIN初のタイトルマッチに選定されたことを誇りに思います。対戦相手のコールドウェル選手はBellatorのチャンピオンですが、今から拳を交えることにワクワクしています。日本の格闘技を盛り上げるためにも、僕が初代王者にならなくてはダメだと思っています。最高の試合を見せて、最高の大晦日にしますので、皆さん期待していてください」

◆ダリオン・コールドウェル
「俺は自分が世界一のバンタム級選手だと信じている。Bellatorを代表して、それを日本で証明できる機会を与えられて非常に光栄だ。俺はBellatorで相手がいない。国外に出てRIZINのタイトルも獲得してやる。スコットのいるBellatorを主戦場にしてから、俺は世界最強への道を目指して歩んでいる。この試合はその過程だ。堀口よ、ウルフが来るぜ!」

※前戦、堀口は9月30日にキックルールで那須川天心に判定負け。MMAは7月扇久保博正に判定勝ち。現Bellator世界バンタム級王者でNCAAディビジョン1優勝、オールアメリカン2度のコールドウェルは3月にレアンドロ・イーゴに1Rギロチンチョークで一本勝ち防衛。

◆スコット・コーカー

「私にとって過去に日本の格闘技業界で働けたことは素晴らしい経験だった。色々とあったが私は常に“日出づる国”の格闘技業界が再び立ち上がると信じていた。榊原さんがRIZINの3年間でしてきたことは賞賛に値することだと思う。今回、私のチャンピオンを出して欲しいというオファーがあった時、ダリオンと相談して快く話に乗らせてもらった。大晦日大会にBellatorのチャンピオンを出すことでRIZINをサポートしてきたいと思うし、これをきっかけに来年はもっと色々と協力していきたいと思っている。ダリオンには是非ともこの試合に勝って、自分が135ポンド世界最強だということを証明してもらいたい」

【コールドウェル・ハイライト動画】

▼59kg 5分3R RIZIN MMAルール(ヒジあり)
佐々木憂流迦(フリー)
マネル・ケイプ(アンゴラ)

※前戦10月佐々木はUFCでアレッシャンドリ・パントージャに一本負け。ケイプは5月朝倉海に判定負けも9月に中村優作に一本勝ち。

◆佐々木憂流迦

「今まででRIZINに上がった全ての選手、スタッフ、そしてファンが作った素晴らしい熱の中に飛び込んで行ける事に幸せを感じます。(マネル・ケイプのコメントを笑顔で聞いて)ケイプ選手、強いと思っています。チームで作戦を練って、いい勝ち方で試合で実力を証明します。(元谷から「次に戦いたい相手に挙げられ」)名前出していただけて光栄です。あとはコールドウェルが来るということで、Bellatorの選手ともやれるならウキウキします。練習場所はこれまで通り米国で変わりません。

(RIZIN参戦を決めたのは)世界中から戦いたいといわれる堀口選手、彼と戦いたいと思いここを選びました。それに足りる選手だと試合で証明したいと思います。年末ワクワクしています。今後は135ポンドでやるつもりです」

◆マネル・ケイプ
「ウルカの試合を見たが大したことはない。強い相手には全て負けている。そして俺は強い相手だ。俺は頭も良いし、俺のレベルには対応できないだろう。2ラウンドでKOしてやる。はっきり言ってRIZINでの今までの試合で一番楽な相手だ。RIZINは俺に良い正月を迎えてもらいたいらしい。ありがたいことだ。RIZINは俺のホームであってウルカがビジターだってことを分からせてやる」

▼60kg 5分3R RIZIN MMAルール(ヒジあり)
元谷友貴(フリー)
ジャスティン・スコッギンス(米国)

※前戦10月元谷はDEEPで釜谷真に一本勝ち。スコッギンスはUFC4勝5敗。

◆元谷友貴

「元UFCで強い相手ですが、しっかりフィニッシュしていい年にしたいと思います。10カ月試合していない時期もありましたし、フジマール会長にも指導を受けて、去年より真面目に、さらに自分に厳しく練習をしていて結果がついてきています。大晦日もしっかり一本取って、KOしたいと思います。(次に戦いたい相手は)いまバンタムで相手がいないので、佐々木選手が来てくれたんで盛り上がると思うので、どうですかね。やりたいです」

◆ジャスティン・スコッギンス
「日本の文化は武道と常に深く関わっている。俺のアメリカン空手スタイルを日本のファンに披露できることを心待ちにしている。間違いなくみんなに喜んでもらえるファイトスタイルだと思っている。世界中の強豪を迎え撃つ挑戦もしたいし、色々なルールにも挑戦したい。RIZIN はそれができる世界最高峰の舞台だと思っている」

▼70kg 5分3R RIZIN MMAルール
矢地祐介(KRAZY BEE)vs
ジョニー・ケース(米国)

※前戦8月矢地はRIZIN.12でルイス・グスタボに2R KO負け。ケースはUFC4勝2敗。

◆矢地祐介

「前回派手に負けているのでしっかり勝っていい再スタートを切りたい。ジョニー・ケースは実績を残しているし、世界標準の世界を知れる選手。来年ライト級GPに向け、しっかり勝ってGPで世界の強豪と戦いたい。平成最後の大祭り、みんなが笑顔になれるような試合をしたいです。(次に戦いたい相手は)ペーペーなんで大きなことは言えませんが、Bellatorとの提携でランカーとやれたら。現在進行形の強い選手と拳を交えたいです。(グスタボとは?)グスタボにもリベンジしたいです。大晦日やりたかったですけど、時がくればまた交わることもあると思っています」

◆ジョニー・ケース
「再び日本で試合ができる機会をもらえて非常に嬉しい。PRIDEの生まれた国で、僕をこの世界に導いてくれた国でもある。世界一のファンと文化を持ったMMAの聖地だ。矢地はワールドクラスのファイターで、どんな状況でも常に危険な選手だ。彼は地元でたくさんの声援があるだろうが、試合が終わったらその声援は僕に向けられることになるだろう」

▼70kg 5分3R RIZIN MMAルール(ヒジあり)
ダロン・クルックシャンク(米国)
ダミアン・ブラウン(豪州)

※ダロンは9月ブランダオンに2RTKOで3連勝中。ブラウンはUFC2勝4敗。2月UFCでキム・ドンヒョンにスプリット判定負け。

◆ダロン・クルックシャンク
「再び日本に戻り、今度はオーストラリア人をぶっ飛ばして給料もらえることを楽しみにしている。元軍人らしいが銃の打ち方は俺の方が上手い。この試合はまさに戦争になるだろう。ただ最後に勝つのはオシャレな髭を携えている方だと昔から決まっている」

◆ダミアン・ブラウン
「前からサッカーボールキックをしてみたかった。待ちに待った機会を絶対に良いものにするつもりだ。相手はとてもテクニカルなストライカーだ。ただ私は彼を常に後退させて早めに試合を終わらせるように戦う。判定はない」

▼70kg 5分3R RIZIN MMAルール
大尊伸光(総合格闘技津田沼道場)
トムフィック・ムサエフ(アゼルバイジャン)

※前戦9月大尊は田中有に1RKO勝ち。散打世界王者のムサエフは9連続KO・TKO勝利中。MMA13勝3敗。

◆大尊伸光

「対戦相手の動画を見て“おそロシア”だなと。でも僕のパンチもそれ以上にヤバイので、ムサエフさんには大晦日、寝正月で年越しさせたいと思います。(次に戦いたい相手は)クルックシャンクですね。ブッ倒して、ひげを剃ってやりたいですね」

◆トムフィック・ムサエフ
「日本は素晴らしい歴史と文化と人間を備えた国だ。そんな国で一番のRIZINで試合ができることは、全ての格闘家にとって夢のような機会だと思う。ヒョードルやミルコが戦ったリングで試合ができることを心より光栄に思う。対戦相手の試合映像をみたが、なかなか良い選手だと思う。戦い方も似ているし、間違いなくお客さんの喜ぶ素晴らしい試合内容になるだろう」

▼49kg 5分3R RIZIN女子MMAルール
RENA(SHOOTBOXING/シーザージム)
サマンサ・ジャン=フランソワ(フランス)

※RENAは18年7月浅倉カンナ戦の判定負けからの復帰戦。サマンサはMMA4勝5敗。

◆RENA

「4回目の大晦日でいつも濃厚な大晦日でずっとチャレンジャーなのにたくさん期待していただき、ポスターの真ん中にしていただいたり、皆さんが期待するなか、どこまで近づけるか、変えられるか、(期待される姿から)遠のいているんじゃないかと思いながら戦ってきました。負けてホッとした自分もいて、お休みもいただきましたが、平成最後の大晦日に私がいないのは違うだろうと思い、リングに戻る決意をしました。もっともっと強くなって皆さんの期待に応えられる選手になります。

(女子のタイトルマッチについて)悔しい気持ちが無いわけにはいかず、仕方ないなと思います。単純に浜崎さんと浅倉選手とどっちが勝つのかなと思って、私は9割は浜崎さんが勝つと思っています。ただ、浜崎さんが取った場合は同門なので戦うことはないとは思いますが、この世界で浜崎さんを倒せるのは自分しかいないと思っています。今回のテーマはリスタート。希望としては2015年と同じ第一試合で試合をしたいです。自分も挑戦の気持ちで頑張ります。

(次に戦いたい相手は)対戦相手より今まで成長した分を見せられたので、SBからMMAでどれだけの成長したかを見せたいです。打撃では戦えるので一本取れるところを見せたいです」

◆サマンサ・ジャン=フランソワ
「私の格闘技人生の基盤を作ってくれたPRIDEの後継イベントであるRIZINの大晦日大会で試合ができる事を非常に嬉しく思います。RENAは非常に有名で強いチャンピオンなので、私にとってとても良いチャレンジになると思います。何が何でも勝ちに行く試合をします」

▼93kg 1R10分・2R5分 RIZIN MMAルール(ヒジあり)
イリー・プロハーフカ(チェコ)
エマニュエル・ニュートン(米国)

※プロパースカは9月ヒューンに1RKO勝利。ニュートンはBellator8勝4敗。

◆イリー・プロハースカ
「相手がミルコではないのは残念なことだが、今回の相手は非常に意味がある。元Bellator王者で、何よりも私のRIZINでの唯一の黒星の相手キング・モーに2度勝っている。少なくとも私は挑戦者の気持ちで彼を全力で倒しに行きます。皆さん応援お願いします」

◆エマニュエル・ニュートン
「新年を日本で、そしてRIZINで迎えられる事を非常に喜ばしく思っている。対戦相手に対して言いたい事がある。『お前を破壊してやる!』、以上だ」

▼57kg 5分3R RIZIN女子MMAルール(ヒジあり)
真珠・野沢オークレア(米国)
ヤスティナ・ハバ(ポーランド)

◆真珠・野沢オークレア
「私の怪我の回復を辛抱強く待ってくれたRIZINとファンの方々にありがとうと言いたいです。今年の大晦日に試合することを目標にすることで、今まで頑張ってくることができました。この試合で、日本で、すべてを爆発させます! よろしくお願いします!」

◆ヤスティナ・ハバ
「日本のファンに私の事を知ってもらえる素晴らしい機会を頂き感謝しています。このマッチアップはとてもよく、素晴らしい内容になると思います。試合に向けての心構えはいたってシンプルです。試合を楽しんで、ベストを尽くし、できれば相手をぶっ飛ばして最高の大晦日と新年を東京で祝いたいです」

【既報カード】

▼「宮田和幸引退試合&山本“KID”徳郁メモリアルマッチ」65kg 5分3R ※ヒジあり
宮田和幸(BRAVE)
山本アーセン(KRAZY BEE/SPIKE22)

※MMA15勝9敗の宮田は前戦16年12月サワーに一本勝ち。2勝3敗のアーセンは前戦17年10月にケイプにTKO負け。

◆宮田和幸

「KIDとは試合をして戦友だと思っています。引退試合で(KIDの甥の)アーセンと試合をするのは縁があるかなと思います。引退するのは、弱くなったからではなく、体力も衰えたわけではなく、BRAVEの若手が育ち、5人が王者になり、サポートしたいと思いました。大晦日いい試合をします。(アーセンとレスリングでは)世代が違いすぎて練習したことはないです。(KIDと比較し)経験が違うのでそういう面影は感じないです」

◆山本アーセン
「どうもお久しぶりです、山本アーセンです。今回、宮田選手の引退試合の対戦相手に自分を選んでいただいて、本当に光栄に思っています。やっぱり、宮田選手は大先輩なので、胸を借りるつもりで勝ちに行きますので宜しくお願い致します。押忍」

▼スーパーアトム級(49kg)初代女王決定戦 RIZIN女子MMAルール 5分3R ※ヒジあり
浅倉カンナ(パラエストラ松戸)
浜崎朱加(AACC)

※浅倉は7月RENAに判定勝利。16年12月アリーシャ・ガルシア戦後は8連勝。浜崎は5月ガルシアに判定勝利、9月黒部三奈に一本勝ち。

◆浅倉カンナ

「大晦日にベルトをかけて戦えることがすごく嬉しい。これまでも不利と言われるなかで戦ってきて、今回も不利じゃないかと言われていますが、そういうときこそ自分の力を出せると思います。いずれ試合はするだろうなと思っていました。心の準備がなかなかできなくて、いまはいよいよ来た、という感じです」

◆浜崎朱加

「平成最後の大晦日、最高の舞台でベルトをかけて戦えることが嬉しいです。浅倉選手はトーナメントで優勝し、すごく強くて、若いし伸びざかりだと思います。でもまだまだ追いつかせないぞという気持ちもあります。大晦日、一緒に盛り上げましょう。(カンナとは)同じ階級でいつかやるだろうなとずっと思っていました。私はいつでもやるつもりでいました。それが大晦日というこのタイミングでやれるのは嬉しいです」

▼スペシャルチャレンジバウト(※エキシビション/ルール未定)3分3R
フロイド・メイウェザー・Jr(米国/プロボクシング元WBC世界スーパーウェルター・ウェルター・スーパーライト・ライト・スーパーフェザー級王者、元IBF世界ウェルター級王者、元WBA世界スーパーウェルター・ウェルター級王者)
那須川天心(TARGET/Cygames/RISE世界フェザー級(57.15kg)王者、ISKAオリエンタルルール世界バンタム級(55kg)王者、RIZIN KICKトーナメント2017優勝)

問い合わせ RIZIN FF事務局 03-5772-3223


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?