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【QUINTET】柔術からサトシ、CARPE DIEM勢が参戦。ZST四兄弟+伊藤盛一郎。金原正徳、宮田和幸、徳留一樹、井上学、ビクター・ヘンリーも初参戦=6月9日(土)「QUINTET FIGHT NIGHT in TOKYO -Light Weight Team Championship-」ディファ有明大会


4月の両国国技館での旗揚げ大会に続く、QUINTETの第2弾大会「QUINTET FIGHT NIGHT in TOKYO -Light Weight Team Championship-」(6月9日・ディファ有明)に向け、5月10日、東京・千代田区のボディプラスインターナショナル(HALEO)にて、出場選手発表会見が行われた。(photo by GONG KAKUTOGI,JBJJF,QUINTET,POLARIS,METAMORIS)※追記あり

今回のテーマは「軽量級日本一決定戦」。1チーム5選手の総体重を360kg以内として、4チームによりワンデイトーナメントで優勝を争う。また、中・軽量級選手が中心のため、体重差が10キロ以上の場合は試合時間が4分(※通常8分)になることも発表された。

※追記 6月2日、トーナメント1回戦の組み合わせが、桜庭和志プロデューサーのくじ引きにより決定。選手出場順は大会前日に発表される。

【TEAM CARPE DIEM】vs【TEAM TOKORO+α】、

【TEAM U-ZUKIDO】vs【TEAM HALEO】

注目は、黒帯柔術家たちの参戦。「TEAM HALEO」には、2017年ムンジアル黒帯ライト級準優勝のホベルト・サトシ・ソウザが参加した。前回の兄マルキーニョスの活躍に続いて、日本柔術界の至宝が満を持してQUINTET参戦となる。ガードからもトップからも世界最高峰の実力を持つサトシは、ノーギでも数々の大会に出場。「Metamoris05」ではジェイク・シールズと引き分け、MMAでも6戦全勝のうち、5つのサブミッションでの一本勝ちを誇る。

また、HALEOにはMMAで組み力も高い柔道家・小見川道大、レスリング出身の宮田和幸、そして黄色の柔術衣でもお馴染みの金原正徳が名を連ねた。金原と宮田は2016年の「Grandslam04」ではケージグラップリングで戦い、ドローの熱戦を繰り広げている。

また、「調整中」となっていた残り1選手が、元ライト級キング・オブ・パンクラシストの徳留一樹に決定した。パラエストラ八王子の徳留は柔道・柔術をベースとし、米国シーザー・グレイシー道場での出稽古経験も持つ。また、木口道場で五味隆典らと練習したレスリングを、近年では拓大レスリング部での出稽古でも磨いており、コントロール力にも定評がある。打撃なしのグラップリングで徳留がどんな動きを見せるのか、注目だ。

「TEAM CARPE DIEM」も豪華メンバーを投入してきた。強靭な肉体をベースにMMA、ノーギ柔術でも実績のある杉江“アマゾン”大輔、さらに2017年の欧州柔術選手権黒帯ライト級3位の岩崎正寛が参戦。柔術で世界の頂に手をかけている岩崎は2017年の全日本ノーギ柔術選手権でも優勝。MMAファイターとのスパーリングでもその強さは漏れ伝わってくる。

また、2017年の「RIZINグラップリングトーナメント」-75kg級で優勝し「TTF Challenge 07」グラップリングマッチで今成正和と引き分けている世羅智茂は、腕十字を得意とするフィニッシャー。2009年のパン選手権黒帯フェザー級優勝の松本義彦は、同年にプロ修斗で行われた佐藤ルミナとのグラップリングマッチでもポイントで勝利している。

2017年全日本ノーギ柔術選手権決勝で出花崇太郎と7-6接戦の末、準優勝となったデヴィット・ガルモもCARPE DIEMの一員として出場する。

「TEAM TOKORO+α」にも個性的なメンバーが集った。「ZST四兄弟」として活躍した所英男、小谷直之、矢野卓見、今成正和に、新世代の伊藤盛一郎がプラスαで参加。

2017年の「GRANDSLAM06」では、グラップリングマッチで所を下している第3代ZSTフライ級王者の伊藤は「ZST四兄弟」の頼もしい弟となるか。また、「Polaris」にも参戦している今成がヒールフック無しのQUINTETでどんな動きを見せるのか、興味は尽きない。

そして中村大介率いる「TEAM U-ZUKIDO(夕月堂)」には、キャッチレスリングの流れを汲む井上学、ビクター・ヘンリーの参加が決定。近年はケージレスリングでも進化を見せている井上はコンバットレスリングアジア王者。テイクダウンの名手で終始タフな動きで容易には極めさせないデフェンス力も光る。

ビクターは上田将勝を極めたヒザ十字、様々な形のギロチンチョークも武器としており、バンタム級以上のパワーも対戦相手には警戒すべき要素だ。中村は会見で、桜庭和志に減量の上での参加を求めており、残り2選手がどんなメンバーになるのかも注目だ。

(※5/25追記、残り2名は濱岸正幸佐藤光留に決定。2013年ZSTでウェルター級王者に輝いた柔道ベースの濱岸はU-FILE CAMP 登戸所属で田村潔司が師匠。安藤晃司率いるNEVERQUITにも出稽古に通っている。2015年10月に山田崇太郎に判定勝利しZST王座2度目の防衛を果たすと、2017年10月のGrandslam07ではレッツ豪太にリネイキドチョークで一本勝ちしている組み技の強者だ。パンクラスMISSION所属の佐藤は相撲とレスリングをバックボーンに1999年にパンクラス入門。2005年プロ・アマオープン キャッチレスリングトーナメント100kg未満級で優勝し、07年にはジョシュ・バーネットにキャッチレスリングルールで挑んでいる。※チョークで一本負け)

大会のチケットは5月11日(金)より各プレイガイドで発売。前回同様にAbema TVでの生放送も決定している。

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【TEAM HALEO】ホベルト・サトシ・ソウザ、宮田和幸、小見川道大、金原正徳、徳留一樹

◆三﨑和雄(TEAM HALEO)

「前回のマルコス・ソウザに続いて、今回は弟で世界柔術選手権準優勝のホベルト・サトシ・ソウザが参戦します。さらに前回はTEAM JUDOとして参加した小見川道大選手が加入し、宮田和幸選手、金原正徳選手が参戦します。みなHALEOと縁のある選手たちです。1名は調整中(※5月22日、徳留一樹に決定)です。

(気になるチームは?)やはり柔術集団のCARPE DIEM。日本の柔術を牽引しているチームだし、石川代表のもと黒帯5人が集結するのが楽しみでもあります」

【TEAM CARPE DIEM】杉江“アマゾン”大輔、岩崎正寛、世羅智茂、松本義彦、デヴィット・ガルモ

◆石川祐樹(TEAM CARPE DIEM)

「黒帯柔術家限定で極めにこだわった選手を集めました。通常は8~9割道衣での練習ですが、ブラジル人がADCCで勝ってきた歴史もありますし、道衣をやっていればノーギでも強いんだ、という考えが僕らの中にあるので、柔術家がノーギでも強いことをお見せしたいと思います。

(気になるチームは)TEAM HALEOのホベルト・サトシ・ソウザは2~3人抜くんじゃないかというくらいダントツ。別格に強いです。誰がサトシを止めるのか、引き分けに持ち込むのも難しいかも。あとはヤノタク(矢野卓見)さんが怖い。ああいう変則タイプに柔術家は弱いんですよね」

【TEAM TOKORO+α】所英男、小谷直之、矢野卓見、伊藤盛一郎、今成正和

◆所英男(TEAM TOKORO+α)

「チームを作っていいというオファーがあった時、すぐにこの人たち(ZST四兄弟)しかいないと思いました。小谷君と今成君はすぐに『了解しました』と言ってくれて、矢野さんだけは嫌々でしたけど(苦笑)、『みんながやるならやるよ』と喜んでくださっていますね。ほんとうにQUINTETに合っているチームだと思います。技もいろいろあって極めも強いし、優勝候補だと思います。

レミギウスの追悼で集まった時(2017年11月ZST)、『この4人でやるのは最後かな』と思いましたけど、QUINTETがあってディファでまたやれて凄く嬉しいです。

(気になるチームは?)CARPE DIEMとHALEOの方とも一緒に練習させていただいているので、べらぼうに強いのは分かっているので、どうしたもんかな、と……。あと、中村さんのチームに桜庭さんが入るのかも気になってしょうがない。僕は中村さんにもビクター・ヘンリーにも負けているし、桜庭さんには練習でボコボコにされているんですけど……チャレンジできるならやりたいですね」

【TEAM U-ZUKIDO】中村大介、井上学、ビクター・ヘンリー、濱岸正幸、佐藤光留

◆中村大介(TEAM U-ZUKIDO)

「自分と井上学選手、ビクター・ヘンリー選手と、あと2名は難航しています。プロレスに関係する選手にあたっているのですが、やはり重量級が多いので、あと2人、ほかチームに通用する選手を入れたいです。そこで……桜庭さん、出ていただけたりとかっていうのは……(隣に座る桜庭に加入を直訴)。

桜庭「いま100kg! いやプロテイン飲んで120kgあるから」

中村「そこは少し減量していただいて。80kgくらいで」

桜庭「(中村の師匠の)田村(潔司)さんに頼めばいいんじゃない?」

中村「頼みたいですけど……いろいろあって(苦笑)」

中村「(気になるチームは?)全チーム強いですが、TEAM CARPE DIEMは強すぎるだろう、と。みんな柔術をやっているので、柔術に無い技とかで対抗するしかない。やっぱり桜庭さんに入ってもらうしかないかなと……。

(対抗策は?)前回、ダン・ストラウスとやったときにガードのなかに入ってしまうと何もできないなと体感しました。そういった動きに付き合わず、一気に極めに行くのが対抗できる部分かなと思います」

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【大会概要】
「QUINTET FIGHT NIGHT in TOKYO -Light Weight Team Championship-」

2018年6月9日(土)ディファ有明
開場 14:30(予定) 開始 15:00(予定)

主催 株式会社ラバーランド
協力 一般社団法人日本ブラジリアン柔術連盟
D-NET(DOJO NETWORK JAPAN)
メディア AbemaTV

【チケット】

入場料金(消費税込)
S席 10,000円
A席 7,000円
B席 5,000円
※小学生以上有料 小学生未満は席が必要な場合は有料
e+ http://eplus.jp/q/ (PC&携帯)
ファミリーマート店内Famiポート
チケットぴあ:0570-02-9999 http://pia.jp(Pコード:839-328)
ローソンチケット 0570-000-732 http://l-tike.com/(Lコード:34353)
書泉グランデ 03-3295-0011(店頭販売)
チケット発売日 5月11日(金)から各プレイガイドにて
問合せ ラバーランドinfo@quintet-fight.com

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