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【ROAD FC】DEEP王者・水野竜也が貫禄の一本勝ち。藤田和之は12年ぶりの連勝マーク!=8.18「ROAD FC 049」

8月18日(土)韓国ソウル・ヴィスタウォーカーヒルにて「ROAD FC 049」が行われた。(写真=ROAD FC)※各試合動画あり

メインではDEEPミドル級王者の水野竜也が、2016年に4年ぶり復帰を果たしていた韓国のイ・ウンスと対戦。1R 2分32秒、リアネイキドチョークで一本勝ちし、連勝を「4」とした。

また、5月の北京大会で10年ぶりの勝利を挙げた47歳の藤田和之が、元天下一ファイトヘビー級王者で30歳のジャスティン・モートンと対戦。藤田が2R、モートンからノースサウスチョークでタップ奪い、2006年のジェームズ・トンプソン戦以来の連勝をマークした。

元PRIDEファイターのチェ・ムベは、濱田順平、桑原清に勝利している中国のマ・アンディと対戦。開始早々にダウンを奪われたものの、持ち前のガッツでダウンを奪い返し、1RTKO勝ち。2015年から続いていた連敗を「3」で止めた。

女子ストロー級では、毛利道場の原田志保が、中国のス・ミンにスプリットの判定負け。

ZSTで浜松ヤマト、直斗に勝利している柔術茶帯のパク・ヘジンは、ロシアのエウベニ・リザーノフにリアネイキドチョークで一本勝ち。プロ戦績を7戦無敗としている。

▼ミドル級 5分3R
○水野竜也(84.0kg/日本)
[1R 2分32秒 リアネイキドチョーク]
×イ・ウンス(84.5kg/韓国)

1R、サウスポーの水野は左ミドルから。オーソのウンスを左ストレートで下がらせ高めのダブルレッグを金網際までドライブしテイクダウン! ハーフガードのウンスにパウンド。ウンスがバックを向くと手首をコントロールした水野はバックマウントへ。右足を二重に絡ませ正対を防ぐと、右腕をのどもとに左腕を頭後ろに組むリアネイキドチョークでタップを奪った。DEEPミドル級王者の水野はこれで4連勝!

▼無差別級 5分3R
○チェ・ムベ(110.4kg/韓国)
[1R 4分07秒 TKO]
×マ・アンディン(113.5kg/中国)

濱田順平、桑原清(※3日前に代役オファー)に勝利しているマ・アンディンの右ストレートで開始早々、ダウン奪われたチェ・ムベだが、すぐに立つと後ろ手の右STを再三当て、マ・アンディンにヒザを着かせる。さらにチェ・ムベはボディロックから小外でテイクダウンを奪うとハーフガードのアンディンからサイド奪取。パウンドで空いたスペースでアンディンも立ち上がるが、再びボディロックテイクダウンを決めたチェ・ムベは、サイド、マウント、パウンドでTKO勝ち。2015年からの連敗を3で止めた。

▼無差別級 5分3R
○藤田和之(116.3kg/日本)
[2R 1分19秒 ノースサウスチョーク]
×ジャスティン・モートン(103.3kg/米国)

セコンドのケンドー・カシンとハグしてからケージインした藤田はMMA17勝14敗。対するモートンは沖縄天下一ファイトの元ヘビー級王者でMMA10勝3敗。

1R、ともにオーソ・圧力かける藤田にモートンは左ジャブ。藤田は大きな右から左で追う。モートンの左ローをつかんだ藤田。足首を上げテイクダウンを奪う。足を戻したモートンはフルガードに。藤田はかつぎパス狙いから左にパスガードもモートンもエビで1本ずつ足を戻す。足をつかもうとした藤田にモートンは後転してスタンドへ。追う藤田はモートンのダブルレッグをがぶるが、立つモートンは右を差す。藤田も右で差すと離れる両者。モートンは右アッパー! 続く右フックをかいくぐる藤田は左で差して前へ! 脇を潜りスタンドバックを奪うとモートンの正対際に打撃を入れる。

2R、左ジャブ、左ヒザは藤田! 下がるモートン。前に出ると藤田はさらに左右のフック、モートンがダウン! 中腰からパウンドし、担いで足を払う藤田は上四方に回りノースサウスチョークへ! 30歳のモートンからタップを奪った。5月大会に続いて勝ち名乗りを受けた47歳の藤田は、2006年のジェームズ・トンプソン戦以来の連勝をマークした。

▼女子ストロー級 5分2R
○ス・ミン(52.2kg/中国)
[判定2-1]
×原田志保(52.1kg/日本)

1R、ともにオーソ。原田は左ミドルも蹴り足をつかまれ下に。腕を手繰り、鉄槌。さらに腹ばいの腕十字からひっくり返していったん腕を伸ばしきるが、ミンは肩抜きで逃れガードのなかに。

2R、原田のシングルレッグを差し上げるミン。原田は再びシングルレッグから脇を潜りバックへ。ミンは背後の原田の腕をキムラにとらえ後方に回して上に。原田もガードを取りブレーク。

ミンの左ジャブにアゴが上がる原田。組み付く原田は左で差して押し込むがブレーク。スタンドでワンツー、左ミドルはミン! 頭を下げて受けてしまう原田はテイクダウンを狙い組み付くもがぶられ試合終了。スプリット判定でミンが勝利。

▼バンタム級 5分2R
○バク・ヘジン(65.9kg/韓国)
[1R 2分23秒 リアネイキドチョーク]
×エウベニ・リザーノフ(65.8kg/ロシア)

▼ライト級 5分2R

○ホアン・ツェンユー(70.5kg/中国)[1R 0分51秒 TKO]×チラユット・カオラット(70.5kg/タイ)

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