見出し画像

【REBELS】小笠原瑛作が右フックKO勝利でWPMF世界王座獲得。二冠王に「日本のトップは天心、江幡、小笠原の3人。その一角が消える」=4.27「REBELS.55」

▼WPMF世界スーパーバンタム級王座戦 3分5R WPMFルール(※インターバル2分)×ダウサコン・モータッサナイ(タイ/WSRフェアテックス/王者)
[3R 0分49秒 KO] ※右フック
○小笠原瑛作(クロスポイント吉祥寺/ISKA世界バンタム級王者/挑戦者)
※小笠原が新王者に

両陣営の大応援団による応援合戦で盛り上がるなか、国歌斉唱、ワイクルー後、王座戦がスタート。1Rからジャブロー、左ボディSTは小笠原。ダウサコンは右ミドル蹴り返し。小笠原は外からはたいてローに繋げる。

2R、右ボディから左奥足ローキックを効かす小笠原はヒジも狙う。ダウサコンは右まぶたから出血もひるまず前へ。右ハイ打つが、ギリギリで防御する小笠原は、左ストレートを当てると連打から右の攻撃でダウンを奪うも、ダウサコンが倒れたのはゴング後。

3R、奥足ローを蹴っていく小笠原。左ミドルにダウサコンは右ストレートを胸に合わせて尻餅をつかせる。ダウサコンの右に後退する小笠原はロープを背にするが、前がかりになったダウサコンの大きな左右に小笠原はカウンターの右フック! ダウサコンがダウンし、打ち合いを制した小笠原がWPMF世界スーパーバンタム級新王者となった。劇的なKOに会場は大きく沸いた。

リング上でマイクを握った小笠原は、「今年一発目の小笠原瑛作、成長できていたでしょうか? REBELSの強さを証明しに、6月KNOCK OUTで江幡塁選手と戦います。皆さん、応援しに来てください」と、REBELSファンに連勝を約束した。

小笠原瑛作「ストレートが打てなくてフックばかり練習していた」

「これでまた自分の価値が上がったと思います。ただ、今回、練習中にイメージが湧かなくて、試合が始まってみないとどうなるのかわからなかったのと、去年から自分も新しくならないといけないという部分もすごくあったので、新しい自分になれるのか不安もありました。それが最後、ああいう形(KO)に終わったから、やってきたことが間違いなかったし、今年一発目の試合でさらに成長できるんじゃないかなと自分でも感じました」

──最後のフックの手ごたえは?

「1R目にフックが当たって“あっ、これ効いているな”と思って、その感触がありました。3R目にガッーと前に来られたんですけど、それも(ダウサコンが)疲れてるから来たんだなと思いました。体力が残っていればミドルとかでバチバチ蹴って来るはず。蹴るって疲れるんです。僕はあまりミドルをカットしてなかったのに、タイ人が蹴らずにパンチで来たというのは疲れているんだなと思って。ここを打ち抜いたらさらに疲れるだろうなと思って、フックを打ち抜いたら決まりました」

──ロープを背にして誘ったのでしょうか。

「誘ったわけじゃないです。でも、セコンドから『3Rは来るぞ』と言われていて、実際に来てくれたのでカウンターが入りやすかったです。テクニシャンなので、そこでテクニックで来られたらヤバかったです。あそこで前に来てくれたからチャンスが生まれました」


──最後のカウンターのフックは狙いすましたようでした。

「実は今回、ヒジを痛めていて(得意の)左ストレートを伸ばしきれなくて、2、3週間打てなかったので、ヒジ打ちとフックばかり練習してました。1Rに左ストレートを打ったら“ピキッ”となって痛かったので、それでフックが出来てよかったです」

──今後、やっていきたいルールは?

「そうですね……自分のなかでも日本人とやる相手が少なってきたし、ファンが見たいカードを。あとは求められている試合をこなしていくだけなんで。そのなかで自分自身の価値を上げていくこと。だから、ムエタイルールであろうとヒジ無しルールであろうと、考えないですね。ただ、ムエタイの先生に教わっているので、5R、ヒジあり、首相撲ありというものがすごく好きという想いもあります」

──6月8日には「KNOCK OUT」後楽園ホール大会で江幡塁選手との試合も決まっています。

「今回、新しく去年とは違う自分を見せられたので、今回の試合を糧に成長して、6月もしっかり勝ちたいなと思います。ファンも日本人対決を見たいだろうし、この階級の日本人トップは(那須川)天心、江幡、小笠原の3人だと思っているので、今まで交わることのなかったそのなかの1人とぶつかれる。これで勝ったら1人消えるわけです。もちろん獲る自信はあります」

────────────────────

(※写真は後程追加)

▼第5試合 REBELS-MUAYTHAIスーパーバンタム級王座戦 WPMFルール 3分5R
×KOUMA(WSRフェアテックス荒川/王者)
[1R 3分00秒 KO]※レフェリーストップ
○KING強介(ロイヤルキングス/挑戦者)
※1R、先手を取ったのはKOUMA。左ジャブで強介のバランスを崩すが、すぐに立つ強介はKOUMAの入りに合わせたカウンター左フックでダウン奪い、左右ラッシュ。さらに左フックを当て、2度目のダウンを奪取。立ち上がるもよろめくKOUMA。レフェリーが止めた。

KING強介「以前上がらせてもらった時は『REBELSを荒らしに来た』と言いましたが、今日から僕がREBELSです。REBELSの名前を背負ってもっと戦っていきます。KOUMA選手のパンチはすごく重くてどっちが勝ってもおかしくなかったです。これからも一緒にREBELSを盛り上げましょう」

▼第4試合 ライト級 3分3R WPMFルール
×良太郎(池袋BLUE DOG GYM)
[1R 2分38秒 KO]※左ボディ
○パスカル・コスター(REBELS-MUAYTHAIライト級王者/オトマニジム)

※コスターは右ロー、左ボディ効かせ良太郎をロープに詰まらせると右バックスピンキックを腹に決めダウン奪取! さらに右ロー、左ボディでKO。良太郎は「痛めていた箇所を再発」。

▼第3試合 スーパーライト級 WPMFルール 3分3R
○鈴木真治(フジマキックムエタイジム/元J-NETWORKスーパーライト級王者)
[1R 0分51秒 KO]
×橋本 悟(橋本道場/MuayThaiOpenスーパーライト級王者)

※鈴木が右フックでダウン奪い、コーナー詰め連打、左ボディ、レバー打ちでKO。

鈴木「橋本選手には復帰1戦目で負けているんですが快くリベンジのチャンスを与えてくれた橋本会長と橋本選手に感謝します。これで1勝1敗なので決着戦を受けるのは義務だと思っています。(山口元気代表の方を向き)梅野選手に勝ったクラップダム、対戦相手がいないと思うので、全日本キックでサムゴーとやった試合があったように、僕も強い相手とやりたいのでチャレンジしてみたいと思いますので、ぜひお願いします」

▼第2試合 57.0kg契約 WPMFルール 3分3R
×浜本“キャット”雄大(クロスポイント大泉/WPMF日本スーパーバンタム級王者)
[2R 1分50秒 KO]※3ノックダウン
○安本晴翔(橋本道場/REBELS-MUAYTHAIスーパーフライ級王者)

※2R、安本が左ハイキックでダウンを奪い、左前蹴りから左ストレートで2度目のダウン、左右連打から左ストレートで3ノックダウン。

▼第1試合 ウェルター級 WPMFルール 3分3R
△平野将志(インスパイヤードモーション/MuayThaiOpenウェルター級王者)
[判定1-1(29-29、29-28、28-30)]
△CAZ JANJIRA(JANJIRA GYM/蹴拳ムエタイウェルター級王者)

───────────────────

▼第1部 第5試合 スーパーフライ級王座決定リーグ戦 3分3回戦 WPMFルール
○老沼隆斗(STRUGGLE/勝点2)
[判定3-0(30-28×2,30-29)]
×濱田 巧(team AKATSUKI/勝点0)

▼第1部 第4試合 スーパーフライ級王座決定リーグ戦 3分3回戦 WPMFルール
○JIRO(創心會/勝点2)
[判定2-0(30-29,29-29,29-28)]
×蓮沼拓矢(テッサイジム/勝点0)

▼第1部 第3試合 60kg級 REBELSルール 3分3R
○橋本亮汰(NEXT LEVEL 渋谷)
[1R 1分37秒 KO]
×聖也(WSRフェアテックス西川口)

▼第1部 第2試合 58kg契約 3分3回戦 REBELSルール
×清水 悟(シーザージム新小岩)
[3R 1分59秒 TKO]
○鈴木宙樹(クロスポイント吉祥寺)

▼第1部 第1試合 フェザー級 3分3回戦 WPMFルール
×原島モルモット佑治(テッサイジム)
[1R 0分23秒 TKO] ※ドクターストップ
○三浦 翔(クロスポイント大泉)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?