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趣味人間万歳!【鉄道編】(3)交通科学博物館

鉄道好きなおちみつお少年にとって「パラダイス」だったのが、大阪・弁天町駅前にあった「交通科学博物館」でした。
親や、友達の親御さんがよく連れて行ってくれました。

弁天町の駅を降りるとSLがお出迎え。もうこの時点でワクワクしました。


ロビーに入ると壁一面のナンバープレート。そこから数々の展示物が待っています。

印象的だったのはまず新幹線0系の先頭車。新幹線を手に触れられる距離で見られるのはなんとも不思議な感覚でした。


そしてその新幹線の行先表示器(いわゆるパタパタ)これを自由に操作することが出来ました。楽しかったなぁ。

そして101系のカットモデル。これはドアの開閉やモーターのオン/オフの操作が出来ました。モーターの起動は迫力があって少し怖くすらありました。

でも一番好きだったのは屋外に展示されているキハ81系、通称「ブルドッグ」なんとも愛嬌のあるルックスが大好きで、これがレールの上を走ってたんだと思うとこれまた不思議な感覚がありました。
当時は中に入ることも出来て、ワクワクしたのを覚えています。

この手の博物館に付き物の鉄道模型レイアウトもありました。とても大きなレイアウトで、いつまででも見ていられました。

交通科学博物館は鉄道だけでなく、「交通」の名の通り飛行機や船、自動車やバスの展示もありました。僕は飛行機も好きだったので、その部分でも楽しめました。

やがて大人になり、交通科学博物館へも足が遠のいていた頃、交通科学博物館の閉館・移転のニュースがありました。
それを知って、幼い頃の思い出が蘇ってきて、急に寂しさが沸いてきました。

久しぶりに交通科学博物館へ行ってみました。
展示物は多少の入れ替わりはあったものの、おおむね昔のままでした。
あの「ブルドッグ」も健在でした。楽しい、というよりも、懐かしさを感じながら館内を回りました。

2014年4月6日、交通科学博物館は閉館しました。

それから1か月くらい後だったかな?弁天町に行ってみました。

博物館は多くの展示物が撤去されていましたが、いくつかは残っていて外からでも見ることが出来ました。
屋外の会場には車両の台車らしきものが残されていて、寂しさを漂わせていました。

こうして交通科学博物館は姿を消しましたが、両親や友達と楽しく過ごした時間の思い出は、今も僕の中にあります。

ちなみにあの「ブルドッグ」は現在、京都鉄道博物館で展示されています。
中には入れないようですが、今でも京都で会うことが出来るのは嬉しく思います。

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