テキストプレースホルダ__36_

吹きやすい音からはじめる、下行形のリップスラー

以前紹介した、音と音の間をなめらかにつなげる息づくりの中低音域バージョンです。音と音の間をなめらかにつなげる息づくり、が手元にある方は自然倍音を増やしながら中低音域を吹けば今回ご紹介する楽譜と同じことができます。

なぜ中低音域のレシピをだすか

誰でも吹ける、なんならもっとも吹きやすい音域の練習をあえて公開する意味。

それは、
誰でも吹ける音域なんだけど意外としっかり鳴らすことが難しい

からです。
ぼく自身、ハイトーンが楽に吹けないことが大きな悩みでもありましたが、それとは別に中低音域をバリッと鳴らせないことにも悩んでいました。五線の中のCからそのオクターブ下のCあたりまで、このあたりが特に鳴らしにくい。

レッスンでさまざまな悩みと相対していくうちに同じような悩みを持っている人が多いことを知りました。なので中低音域のレシピをいくつか紹介しようと思ったのです。

うまくいかない場合の多くは

高音域に難しさを感じている人と通じるものがありますが、中低音域がぼやけてしまう・またはうまく鳴らないケースの多くは、

息の吐く量を減らして中低音域を吹こうとしています。

吹き口の変わらないリコーダーでこの吹き方をしていたことから、金管楽器を吹くときにもその吹き方を採用している方が多いように感じます。が、金管楽器は唇で息の出口の大きさをコントロールできるので、リコーダーとは違う吹き方ができます。

中低音域をうまく鳴らすコツは下行するにつれて、

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