テキストプレースホルダ__35_

ハイトーンのタンギング

速いタンギングや音の出だしのタンギングに次いで難しさを感じやすい「ハイトーンのタンギング」。

音域が上行するにつれてアパチュアやプレスの具合、口の中の形など様々な部分がグラデーションのように変わっていきながら、速いテンポでタンギングするには何よりも必要なことがあります。

それはそもそも、そのハイトーンは自分にとって楽に出るのか?ということです。これが、
(それがそもそも自分にとっては出しづらくて,,,)とか(出るには出るけど相当確率が低いんです...)だと出しづらいのに速いタンギングをするのは無理がありますね。

そういう時まずは音階を使った4つの練習バリエーションの中の、「いい音色で吹ける音域をひろげるスケール練習」に取り組む必要があります。

今回は上記のレシピの応用でもあります。

出しやすい音からはじめる

自分にとって難しさを感じる練習に取り組む際の基本はこれです。

出しやすい音からはじめること。

高い音や低い音に難しさを感じる場合、よくあるのはいきなりその音を吹こうとしてまたは吹いて(うーん、うまくいかないな)とあきらめてしますパターン。

これでは気持ちも折れてしまうし、取り組み方としてもあまりいいとは言えません。

いつも自分にとって出しやすい音からはじめる方法が非常におすすめです。

出しやすい音で歯切れよく吹ける速さではじめる

速さはひとまず♩=82としましたが、自分にとって吹きやすい音でタンギングした時に、歯切れよくタンギングできる速さを基準として取り組んでください。

遅すぎると息が足りなくなったりするので、自分にとってストレスの少ないテンポを見つけましょう。

拡げていきながら自分を観察する

ある程度音域が上がっていくと苦しさを感じたり、息が入っていかない感覚を感じるかもしれません。

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