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鳥貴族へ物申す

この記事は「貴族会 Advent Calendar 2018」の2日目の記事です。

ひとつだけ言わせてくれ。

なぜ「とり白湯麺」をメニューから消した・・・!

私は某マグロ大学出身で、最寄駅の目の前に鳥貴族があり、大抵はその鳥貴族で飲んでいた。

数あるメニューの中で決まって注文するのが冒頭にも出てきた「とり白湯麺」だった。

とり白湯麺を知らない人もいるだろうから簡単に説明すると、鶏の白湯麺である。以上。

とにかく美味いんだ。あと旨い。〆にいつも頼んでいたし、なんなら最初と最後の2回注文したことだってある。
塩加減がいい感じで、なんと言うか、こう、優しい。そう、優しい味なんだ。これが当時280 + 税で食べられていたと思うとあの頃に戻りたいと強く思う。

これほど強いインパクトを与えたとり白湯麺だが、気付けばメニューから消えていた。跡形もなく、それもあっさりと。何事もなく、それが在ったことさえ気付かせないかのように。

尾田は激怒した。必ず、かの邪智暴虐の鳥貴族商品部に問い合わせねばならぬと決意した。

昔、とり白湯麺というメニューがあったと思うのですが、なぜなくなったのでしょうか?
かなり好きだっただけに残念に思います。
復活することはもうないのでしょうか?
期間限定でもいいのでまた食べたいです。

これに対し、鳥貴族商品部はこう答えた。

いつも鳥貴族をご利用頂きありがとうございます。
この度はとり白湯めんの件で大変ご不快の念をおかけし誠に
申し訳ございませんでした。
まず、とり白湯めんですが、2010年10月より6年近くの長期にわたり販売してきたため誠に勝手ではございますが、2016年にとり白湯めんを終売とさせて頂くことを総合的に判断致しました。
長年ご愛顧をうけ賜りましたお客様には、非常に心苦しく思っております。なにとぞご容赦くださいますよう、伏してお願い申し上げる次第でございます。
これからもスタッフ一同尽力して参りますので、変わらぬご愛顧をどうぞよろしくお願い申し上げます。
@鳥貴族 商品部

理由を答えないあたり鳥貴族も苦渋の選択だったのだろう。文面から悔し涙を流す姿を容易に想像できる。(実際のところ採算が合わなかったのか?)

そして6年近くも働きづめだった「とり白湯麺」には敬意を表したい。休みなく頼まれ続けたその姿はまごう事なき貴族だった。

最後に今後鳥貴族はどうすべきか考えて終わろうと思う。

選択肢はたったひとつ。それはとてもシンプルであり大胆である。





「とり白湯麺」を復活させること


ジャンルを決めた居酒屋はマネされやすく、鳥貴族も例外ではない。

こんなのとか

こんなのとか

こういった競合との差別化は必須である。客にどっちでもいいや、という感覚を抱かせた時点でマネした側の勝ちなのだ。

マネされるほどのものを目指すのは当然だが、あろうことか肩を並べられ、しまいには追い抜かれるなんて本末転倒である。

鳥貴族には失われし最強の武器「とり白湯麺」があった。

時は満ちた。今こそ、その武器を手に取り、新たな船出として舵をとるのだ。

焼き鳥チェーンで一斉を風靡した鳥貴族だからこそ生き残って欲しいと願うし、この先生きのこるためにはやはり「とり白湯麺」以外の選択肢はない。

あの頃の感動をいつかまた味わえる日を夢見て、今日もまた渋谷西口へ足を運ぶ。

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