大学入学式に行ってきた

最近お菓子をずっと食べている。たがら昨日の夜、明日ニキビが一気に出るんじゃないかと急に不安になって寝る前に水を沢山飲んだ。とくに根拠はなかったが、なんかよさそうに思えた。8時半に起きた。洗面所に行き鏡を見た。ニキビはできていなかった。もしかして効いた?式の開始は正午からで時間はたっぷりあったからゆっくりと支度をした。小学校の卒業式以来のスーツでワクワクしていた。心はまだ小学生のままなのようだ。スーツを着る前に仕付け糸を取った。多分3,4回は見直した。共通テストより丁寧に見直しをしたと思う。シャツから順番に着ていった。しかし、ネクタイがどうしても上手くできず、母の助けを借りて何とかできた。多分、途中で解けたら自分では結べない。しかし一日解けずにすんだ。まだ家を出るまでに時間があったから庭で母が写真を撮ってくれた。厚い雲が空を覆い、桜もまだ数えるくらいの蕾しか開いていなかった。雨が降らないことに祈りながら写真を撮った。写真を取られる時、何を考えるのが正解なのかよく分からない、だからいつも不安そうな顔の写真しかない。克服したい。意外と時間は早く過ぎ、慌てるように家を出た。

本キャンパスには入試本番以外行ったことがなかった。行き方を思い出しながら向かった。何事もなく予定通りの時間に着いた。正門を潜り、「○○大学入学式」と書かれた立て看板とそれに並ぶ長い列を横目に見ながら敷地内をぐるりと一周した。真ん中辺りに大きく立派なチャペルがあった。入口からは長い列ができていてやっぱり混むよなと思ったがその列はそのチャペルを背景に記念撮影をする列で入場の列ではなかった。人混みを掻き分けながら中に入るとそこは別世界だった。ステージでパイプオルガンを引く女性がただいるだけで他には誰もいなかった。その空間は神秘的で今日の中で1番印象に残っている場所だ。席に着きオルガンの音を聴いた。ここにもっと居たかったが、式典が始まってしますから仕方なくチャペルを出た。やはり外は人で混みあっていた。式典のアリーナには学部ごとの入場などはなく来た生徒から前の席に順番に座って行った。席に着いてしばらくすると式が始まった。キリスト教の大学だったので礼拝形式で式が進んで行った。聖歌隊とオーケストラの演奏が素晴らしかった。偉い先生方のお話が終わり、1時間ほどで式が終わった。その後入学オリエンテーションがあるのだが、まだ1時間半ほど時間があったし、ちょうどお腹が空いていたので大学の食堂で昼食にすることに決めた。私は油淋鶏の定食にした。価格は450円。とても美味しく量もあったので大満足。その後「○○大学入学式」と書かれた立て看板と写真を撮るため1番いいスポットを探し、先頭の見えないほど長い列に並んだ。約20分待ってようやく写真を撮ることができた。大学生のカメラマンがスマホを借りて写真を撮ってくれた。横画面縦画面多くの写真を撮ってくれて、スマホを返してくれる時に「ご入学おめでとうございます」と言ってくれて嬉しかった。その後、1時間ほど入学オリエンテーションを受け終わり、今日やらなければいけないことが全て終わった。外に出るとポツポツと雨が降り始めていた。手ぶらで行くか、リュックで行くか迷って、熟考の末リュックで行ったおかげで折り畳み傘を出してすぐに対応できた。資料プリント類を多く貰ったしリュックで来て大正解。入学式前の数学の授業で席が近くて話した子と最後に会って写真を撮った。

そしてそのまま、雨が強まる中、電車に乗って帰った。自分の家に帰るのではなく祖父母の家に行った。スーツ姿の私を見て玄関のドアを開けてくれたおばあちゃんが喜んでくれた。とても嬉しかった。そして、おじいちゃんも来て「随分成長したなぁ」と褒めてくれた。とても嬉しかった。その後家族写真を撮ったり、家族みんなで一緒に夜ご飯を食べたりして楽しい時間を過ごすことができた。今日は人生でもかなり好きな一日となった。

明日も大学に行くスーツ姿でない仲間たちとまた違った楽しい一日を作っていきたい。

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