JIS配列からUS配列に移行してみて感じたこと、移行する際にやったこと

US配列のキーボードで日本語入力することについて


はじめに

この記事は元々JIS配列を使っていた自分が、US配列を使用する様になって感じたこと、移行する際にやったことについて書いていこうと思います。
※なお、一部内容は以前投稿した記事(会社用にメカニカルキーボードを購入した話)と重複する部分があります。なんでUS配列を使うようになったのかも含めてかなり諸々書いてますので、読んでいただけますと嬉しいです。
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US配列のキーボードを使い始めての感想

前回の記事でも書いたように、会社のPC環境が変わった影響で、より快適性を求めるようになった結果、US配列の96%キーボードを購入して色々いじって会社で使用している。  

最近メインのアルファベットを打つ部分を今のところ好きで使っている Akko CS Matcha Greenに変更した。
リニア軸で結構好きな感じではあるのだけれど、会社で結構音がするので、サイレントリニア軸に交換しようかなーって考えてる。
最近追加で良さそうと感じたスイッチを数個づつ購入したので、気に入ったのがあれば別途必要個数購入して変更する予定
こうして沼に嵌っていくんですね…楽しい…

筆者が働く会社は、カスタムキーボードを楽しむ多くの方々が多く就いている(と勝手に感じている)エンジニアとは全くもって関係ない業種であり、アルファベットよりも圧倒的に日本語を打つことが多い。
故に、最初はUS配列日本語入力してみるとどんな感じになるのか、全く慣れないのではないか…と正直不安に思っていた。
だが、結論から言うと全然問題なかった。むしろ以前よりも入力しやすくなった。
なぜその様に感じたのか、その点について、少し考えていきたい。
※以下で挙げている点に関しては一般的なQWERTY配列であることを前提にした内容になっています。
別の物理配列を使用している方とはその点が異なってますのでその点に関しましてはご了承下さい。
まあ、今の御時世でそういった特殊な配列をご利用している方にとってはご承知の上かもしれませんが…

Enter デカくなくても全然打ち込める

この点は自分でも驚いた点。
JIS配列は、どでかいEnterキー(因みにこいつの名前はISO Enterキーというらしい。カスタムキーボードについて調べ始めて初めて知った。)が付いている。コレに見慣れている人も多いと思いますし、キーボードを何か特徴的なもので表すときに象徴として取り扱いやすいものだと思います。
一方のUS配列。EnterキーとBackSpaceキーの間に「\」と「|」を入力するキーが挟まれており、Enterキーは他のキーよりも大きいものの、JIS配列と比較すると遥かに小さいキーになってます。
US配列を使い始めるまでは、US配列のEnterキーの小ささに「小さすぎね?」と、文章を打つ際誤打鍵しそうだなーって思ってました。
が、2週間触ってみると、そんな心配は全くもって杞憂でした。
自分は速度はそこまででもないですが、ある程度タッチタイピングを習得しており、追加された記号もプログラマでもない自分にとってはそこまで多用しない記号。JIS配列を使用しているときはEnteキーは矢印の位置を触っていたのもあり(ISOEnterキーの矢印の位置がUS配列のEnterキーの右側部分に該当)、文字を打つ際にそこまでの違和感を覚えませんでした。

BackSpace長いのが便利

コレもUS配列を触り始めて初めて知ったこと。
JIS配列のキーボードは他のスイッチと同じサイズの大きさになっているのが(1U)殆どだと思います。
一方US配列のBackSpaceの場合、他の修飾キーと同様に長いサイズになっています。
長いことでなにが良いのかというと、ある程度雑な運指でも届くので、打鍵の勢いをそのままに文字入力が可能になること。
これにより、作業効率の恒常につながると感じています。

IMEの変換方式をカスタマイズすることで、JIS配列と変わらぬ快適性を確保した

JIS配列とUS配列の違いについて、過去様々な記事がネットに存在しており、その中でも特に話題になるのが、日本語入力と英語入力の切り替え方法だと思います。
ご多分に漏れず自分もコレに関しては色々考えた結果、自分に取って一番快適な方法にたどり着いたので共有できればと思います。

日本語/英語のトグル変換が苦手だった

JIS配列をしようしている頃から、通常の日本語/英語の変換が苦手でした。
通常の方法はTabキーの上、数字キーの列の一番左側に存在する半角/全角キーです。大学時代に卒論を書いている頃からこの半角/全角キーによる日本語/英語の変換方式が苦手でした。文字を打つ際に、今の状態を確認してから入力を始めるのが面倒くさく、会社に入社して更に文章を日常的に打つ様になってから、更にこの半角/全角キーによるトグル式変換が余計に苦手になりました。

快適な変換方法を求めて(JIS配列時代)

文字を打つ際に意識しなくても日本語/英語の打ち分けが出来ないものかと、ネットをみてみると、自分と同じような考えを持った先達の方々が採用した方法を取り上げた記事が出てきます。その中で自分が採用した方法がSpace キーの左右に存在している変換/無変換キーIMEのオン/オフを割り当てるという方法でした。
この方法を採用することで、文字を入力する際に今の入力状態がどっちなのかを意識することがなくなり、文字入力がより快適に行えるようになりました。

変換/無変換に設定する方法(JIS配列&Microsoft IMEの場合)

使用しているIMEによって設定方法が変わってきます。
Microsoft IMEの場合、設定から[時刻と言語]→[言語と地域]→[Microsoft IME]→[キーとタッチのカスタマイズ]→[キーの割り当て]まで移動し、
[無変換キー]を[IME-オフ]に、[変換キー]を[IME-オン]にそれぞれ設定すれば完了です。

こんな感じになっていれば変更完了です。


変換/無変換に設定する方法(JIS配列&Google 日本語入力の場合)

Google日本語入力をIMEとして使用されている方はネットの記事をみて適宜やってもらえればいいのですが、自分が参考にした記事を紹介しておきます。(他にも紹介されていた記事はあったのですが、この記事が個人的にはわかりやすかった&他の方の紹介記事だと何故かうまく行かなかったので…)


快適な変換方法を求めて(US配列)

結論から言うと、この記事を参考に、同ブログの作者様が公開してるAutoHotKey形式(特定のキーの入力方式を別のキーに変換するフリーソフト)のツールを採用しました。

変換/無変換及び半角/全角キーがないUS配列でもJIS配列と同様に文字入力を行う環境を整えたことで、JIS配列の頃と同様に快適に文字入力を行えています。
副産物として、PCのキーボードのレイアウト設定を変更しなくても、ある程度であれば、US配列キーボードの設定でもJIS配列のキーボードで作業が可能となっています。
現状メインで使っているキーボードはTofu60 2.0ですが、以前メインで使用していたREALFORCE R3を使いたい気分のときにキーボードレイアウト設定を変更することなく文字入力を行えるので、とても満足のいく設定になっています。

おわりに

正直に言ってUS配列は2週間位日常的に使っていれば慣れます。
ですが、IMEの変換方法のカスタマイズの様に、過去の先達が残した情報を参照することで、JIS配列からUS配列への以降は問題なく行えるだけでなく、より快適に文字入力を行える様になるので、
「見た目が欲しいキーボードがあるけど、US配列だから無理…」って諦めることなく、挑戦してもらえればいいと思います。


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