「会社を辞めたい」の変化

上司と馬が合わず、仕事が面白くなくなったのをきっかけに、「人生、いつ死ぬかわからないので、やりたいことをやっていく」をテーマに掲げ、6年前から行動している。整体の学校に通い、不動産投資をして、フランチャイズ事業に手を出し、キャリアコンサルタントの資格を取ったりと、「理想」と「現実」の間でゆらゆらと揺れながら、「会社を辞めたい」と思ってから6年間ほど時間が経過した。
回り道もしたが、6年前と比べて「会社を辞める」解像度は上がってきた。

6年前)とにかく上司が嫌。毎日がつまらない。そういう気持ちで8時間を過ごしているのが無駄。ストレスがかかり病気になりそう(実際になった)。
現在)会社は面白くなくもないが、やりたいことに時間を費やせないので、時間を作りたい。いつまでも自分の人生を人に預けているのはどうかと思っている。もう出世は望めないので、今の会社で中心にはいけない。そんなところで油を売っているのは、人生もったいない。固定収入はありがたい。できれば、時間を短縮して働ければ一番だと思っている。会社というコミュニティがなくなるのが不安。

「会社を辞めたい」という気持ちの変化もあるが、解像度が上がったのはむしろ、「辞めて何をするか」の変化である。

6年前)環境を変えれさえすればよかった。当時の職種の延長で、転職するしかないと思っていた。ただ40代でのそんな理由での転職は難しいしリスクだと思っていて行動することができなかった。
5年前)整体学校に行って、これが天職だと思っていた。サラリーマンに比べて、収入が劇的に落ちること、売れる整体師になるかどうかの保障もないこと、を理解しながらも、会社を飛び出そうとして嫁と大喧嘩をした。
4年前)不動産投資が時間とともにジワリジワリと効いてきて来て、少し不労所得ができたような気がしてはいるが、まだまだそれに寄りかかれる状況ではない。不動産を取り巻く人との付き合いは自分には合っている気がして、「やりたいこと」の一つとして大きな比率を占めてきた。「不動産」と「整体」。「ストックビジネス」と「フロービジネス?」。二つやると相性がいいのではないかと思うようになった。ただ、いずれも「おままごと」レベルでそれで食べていけるには早いと思っていた。
3年前)お金を稼げて「整体」業界にかかわる方法として、「マッサージ店のオーナー」になることを思いついた。あるフランチャイズのオーナとなり、お店の経営を行ったが、これが地獄であった。自分のやりたいことはオーナーとして「整体」にかかわることではなくて、職人として「整体師」になることだということがはっきりと分かった。
2年前)お店経営を辞めて、燃え尽き症候群に陥った、何かに打ち込みたかった。会社を辞めなかったのがせめてもの救いであった。先輩の勧めでキャリアコンサルタントの資格を取得した。この資格を勉強する中で「人の話を聴く、人とかかわる」ことがすごく好きだということを発見した。また、キャリコンの技術(人とかかわる技術)が、整体や不動産にも活きてくることを実感した。
1年前)整体→もっと時間をかけて勉強する。不動産→リスクが少なくそこそこ稼いでくれる物件を無理なく買う。キャリコン→会社で活かす。というようように、脱サラという荒波に向けて、何を武装すべきかがやっとはっきりしてきた。
現在)キャリコンは副業で外部のコンサルタントとしても活躍の場を広げ始め、整体も副業を始めようとしている。不動産はもともと副業のようなものだから、やろうとしていたことがすべて、現実のものとなろうとしている。

そして、冒頭の「会社を辞めたい」理由が、「とにかくやりたいことをやる時間が欲しい」に変わってきたのである。
書ききって、自分でも、やっと何が言いたいのか分かった。
まったく、わかりにくい文章だ・・・。

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