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露西亜によれば福島沖の魚は安全らしい

東日本大震災で福島第一原子力発電所で施設損傷の事故があり、多くの方々が避難を余儀なくされ、その影響はまだ解消されていません。水産業に関しても風評被害を執拗に広める人もいて、中国やロシアなどが禁輸措置をするのは当然であり、絶対に食べてはいけないと老舗の左派政党が訴えています。

さて、安全なのかそうではないのか?放射線量を計測した限りでは問題ないとの発表があり、私は気にせずかなり以前から買い求めて食しておりますが、気にする人が居るとしてもそれは仕方のないことなのでしょう。

ところで、先般、東京電力福島第1原発処理水の海洋放出を巡り、日本産水産物の輸入停止措置に踏み切ったロシアの漁船が、福島第1原発から50キロ圏の日本近海で操業していることが今月12日、漁船に搭載された船舶自動識別装置(AIS)のデータ解析から判明した、と報じられておりました。

ロシア国民の生命を守るため禁輸するほどに危険視しているはずなのですが、わざわざ漁に来ている?しかも、北方領土周辺の好漁場をせしめているのに、太平洋岸まで燃料を使って7千トン超の大型トロール漁船3隻で来るとは不思議千万です。

ロシアと同様に、福島近海の水産物は危険であると騒いでいる中国も、訪日観光客に水産物を食べないように強制しているふうがありません。放射線障害は生殖機能に影響する危険性があるのですから、それぞれの社会の将来に関わる大問題です。しかし実際には、日本産の材料を使った魚介料理を食べて喜んでいるようですから、どこまで深刻に考えて警告しているのか?理解に苦しみます。

政治的な意図があるとしても、あまりにも雑な話で、このような動きに呼応している我が国の政治家たちの知性も不可思議至極です。

結局、心底心配している人は少数派・・・そう思わざるを得ないのが、今回の報道から分かるのですが、わざわざ来るということは、美味しく育っているとの情報が本当ということなのでしょう。水産資源の保護は休漁期間を計画的に延長して持続可能な水揚げ制限をすることとの指摘は正しいようです。

漁師がコマセ(寄せ餌)を大量投入して、海域を汚染した結果、産卵場所が壊滅してしまったという話を関係者から伺ったことがありますが、海の幸は大切な観光資源ですので、自殺的な漁業活動は止めて欲しいものです。


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