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修行とは矛盾に耐えること

立川談志のこのエピソードが
グっと心に刺さった。

談志が16歳で落語の世界に入り、
雑巾掛けや師匠の家の掃除ばかり
やらされていた時

「これが落語にとって何になるんだ?」
と疑問を持った。

すると名人の先代・馬生師匠が
「お前さんね、無駄なことを
やってるだろうと思ってんだろう?
でも、無駄なことが“話に活きる〟んだ」

と言われた。

後になって談志は
「そうか、修行というのは
矛盾に耐えること
なんだ」。


世の中は理不尽で不条理で
不公平な事ばかりだ。

その時に理不尽な目に遭った時の
“人間描写〟というものは、

理不尽な目にあった時にできるもの。
どうやったらこの状況を打破するか、
とか考えるのも良し。

私は落語家じゃないけれど
自分の人生にも反映させると
暗闇に一縷の光を見出したような
気持ちになった。

修行とは、人生とは
矛盾に耐えることかもしれない。


きっといつか何かの役に
たつかもしれない。

役にたたないにせよ、
「無駄ではなかった」と思える日が
来るかもしれないね。

思わず自分で自分を
ギュッと抱きしめたくなった。

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