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GALNERYUS 20周年ツアー パート1 FINAL@新木場に参加して

気づけば2023年もあとわずか。
そんな中、GALNERYUSの20周年スタートのツアー、「20th Anniversary Tour 'THE RISING OF THE NEW LEGACY Part 1」のFINAL公演にライブ納めしてきたので、簡単に感想を書いておこうと思う。

超絶技巧で魅せるヘヴィメタルの雄、GALNERYUSは秋から20周年ライブツアー第一弾を敢行している。全国を回った後、台湾、シンガポールと海外公演もこなし、いよいよ千秋楽を迎えた。
個人的には10月の新横浜NEW SIDE BEACH!!公演以来、今年だけでいえば3回目のGALNERYUSとなる。

会場はGARDEN新木場FACTORY。
新木場に比較的最近出来た新しいライブハウスということになる。
この会場についてはSNS等どこを見ても、
「とにかく駅から遠い」
という記述がよく見られた。
今回このライブのために、新木場駅から送迎のシャトルバスが臨時で出ていたわけだが、「え、本当にそんなに遠いの?」と一瞬不安になりながらも、歩いて会場へ向かう。
かつてよく通っていた新木場STUDIO COASTの跡地を横目にもっと新木場の工場・倉庫街へ向かっていく。会場自体がその一角にあった。大体駅から15分くらいかかっただろうか。
個人的には、言うほど遠すぎると言う印象ではなかった。
地方によっては、これくらい駅から離れた会場はあるし。ただ人によっては遠いと感じるのはわかる気がする。
夏場の行き帰りは確かにしんどいかも。

会場自体は、ライブハウスとは言ったものの、多分倉庫を改造したような作りで、縦長長方形で、横幅があまりない感じ。
かなり人は結構入ると思われ、頑張ればクラブチッタ川崎とかとキャパ的にそんなに遜色はないのではないんじゃないかと思った。
ただ如何せん縦長なので、後ろに陣取るとステージがかなり遠くは感じるだろう。
今後ここを使うミュージシャンが多くなるんだろうか。

今回私は会場中盤あたりに陣取り。
定刻18:00を回ったところで暗転し、ライブスタート。
セトリは以下の通り。

STRUGGLE FOR THE FREEDOM FLAG
CARRY ON
HUNTING FOR YOUR DREAM
STILL LOVING YOU
T.F.F.B
NO MORE TEARS
LET US SHINE
THE DAY OF RETRIBUTION
SILENT REVELATION

(EN1)
SYUギターソロ
RAISE MY SWORD
(EN2)
ANGEL OF SALVATION
(EN3)
DESTINY

セットリスト自体はこのツアーでやってきたセトリに少し手を加えてきたもので、MCでもあったが「小野、果ててこい」セトリとなっている。
今回のツアーでは、各所1曲目は全て違う曲をやると言っていたが、今回はデビューアルバムの1曲目(正確には2曲目)と言うことで、
そこから全時代の総括といったセトリになった。
意外だったのが、ほぼ全会場でやっていたはずの「I WISH」がセトリから消えていたこと。
この点について、アンコールで最近では珍しくなったSYUの長めのギターソロがあり、その間キーボードラックをスタッフが一生懸命調整しているのが確認されたため、トラブル発生により急遽除外せざるを得なくなったのではないかと推察するところである。

珍しくアンコールが3回披露されているが、3回目のDESTINYは完全に予定外だった模様(小野さんもコンタクト取っちゃった後だったらしい)。
客の皆さん帰る気ゼロでアンコールしまくったので、実現したものである。
というか予定外の急遽でDESTINYとは。
ただ、今年を締めくくる1曲としては相応しい、お祭り騒ぎとしてやって良かったのではなかろうか。

それにしてもT.F.F.BだったりRAISE MY SWORDだったり、個人的に参加したGALNERYUSの中でもライブでも客の声出しが凄いなと感じるライブであり、冒頭で音響上、小野さんのマイクはかなり通っていたはずなのに途中聞こえにくくなったのは、一緒に歌う客席の声が凄かったからだろうと思う。
私の後ろにいる若い人たちが、アンコールの時にすでに声がガラガラになっているのが微笑ましく(「小野さんのハイトーンと引き換えに、声潰しておきました」って言ってたな)、「いいぞ、もっとやれ」と思いながら、私も声が潰れる一歩手前まで歌った。

小野さんは今日も絶好調。激烈ハイトーンもそうだが、今日はステージを動き回って、SYUやTAKAによく絡みに行ったりしていた。(T.F.F.Bのギターソロ終わりのあのジェスチャーは何?w)
演奏陣も流石と言うしかないほどの演奏で、SYUはあれだけ暴れてどうして手元が狂わないんだろうと言うくらい相変わらずの綺麗なソロを披露。
ANGEL OF SALVATIONの最初の間奏の時のライブアレンジソロで涙出そうになった。

そういえば、個人的にANGEL OF SALVATIONを聴いて、ふと4年前のことを思い出した。
2020年1月、新木場STUDIO COASTで、INTO THE PARGATORYのツアーファイナルが行われ、その場にいたわけだが、その最後の曲がANGEL OF SALVATIONだった。
その後すぐ世の中は、コロナ禍というPARGATORYに突入してしまったわけだが、4年の長い時間を経て、ようやく色々抜けていったんだなぁ、ようやくいつもの場所に戻ってきたんだなぁと、年末だからなのか、改めて今日のANGEL OF SALVATIONで実感したというか。

今年のライブ納めにGALNERYUSを選んで正解だった。
来年に向けて、心に着火してくれた気がする。
バンドは来年新しいアルバムを発表し、今年と同じくらいの時期に20周年ライブのパート2を実施する予定とのこと。
来年も素晴らしい作品、ライブを期待したい。

約10年ぶりくらいにSYUピックをゲット!


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