見出し画像

摩天楼オペラ 15th Anniversary Tour-WALTZ- @新横浜 2日間参加して

気づいたら4月。仕事の新年度を迎える前に、
摩天楼オペラの15th Anniversary Tourの2週目、「WALTZ」と冠されたライブに2日間参加してきたので、簡単に感想を綴っておこうと思う。

摩天楼オペラといえば、昨年稀に見る傑作アルバムである「真実を知っていく物語」をリリースしたわけだが、
今回のツアーはそのアルバムとバンドの15周年というところを結びつけて全国を回っているというところだ。
日程の組み方としては同一会場2Daysで組まれており
初日は「追憶の摩天楼」と冠して、この15年間の過去曲で構成し、
2日目は「真実を知っていく物語」と冠して、先述の同タイトルアルバムの曲を中心に構成するという内容となっている。

「2週目」というのは、昨年の夏から秋にかけて、「EMERALD」という表題を冠して全国ツアーを1度行っており、今回は新曲「翠玉のワルツ」を引っ提げて、全国2週目のツアーであることから。
昔はPANTHEONツアーや、Human Dignityツアーでも、全国2週以上しているので、このバンドの定例のやり方とも言える。
PANTHEONツアーに至っては3週してたかな。

個人的には1週目のFINALである昨年秋の新宿BLAZE公演の2日目に参戦したのであるが、その時はFINALだけ2Daysの組み方が土、日ではなく金、土だったためその時金曜日どうしてもつかなかった私は1日目を泣く泣く諦めた。
今回は土日なので念願の両日参戦。
1日目は通常じゃ中々聞けないかもしれない曲が出てくるので、こちらも外せないのである。


場所は新横浜New Side Beach!!
横浜アリーナの同一敷地内(というか同一建物内)にあるライブハウスである。
印象的な思い出で、2018年のInvisible Chaos ツアーでの本会場でのライブが凄まじくて、
セトリは神だし、私含め客が良い意味で殺気立ってて、会場はバンドと客のバチバチのぶつかり合いをしてるような空気感。最高に充実したライブで、
生で見た摩天楼オペラのライブでは今のところベストライブだったりする。
 
なおこのツアー中は、客はまだマスク着用で声出しは禁止の状況。
FINAL後の16th Anniversary LIVEから声出しは可能になるようだ。

セトリは以下の通り
【1日目】
The RISING
PHOENIX
RUSH!
Justice
IMPERIAL RIOT
Curse Of Blood
Excalibur
輝きは閃光のように
真昼の月
青く透明なこの神秘の海へ
君と見る風の行方
SNOW
The WORLD
Anemone
Eternal Symphony
(EN)
DICE(hide cover)
電脳パラノイア
The Gambler
SHINE ON
INDEPENTENT


最近はLIVE終わりにセトリを張り出してくれるのだが、
それを見ると1日目ラストのINDEPENDENTは予定外でやってくれた模様。
会場はダブルアンコールを求めて中々客が帰らなかったのだが、そもそも
サービスしていただいたということで感謝。
(ところで張り出されてた曲の出典、一部間違ってないか?)

1日目は冒頭PHOENIXで驚かされ、その後RUSH!とか滑り出し最高かよという話で、最初から首切り落とすレベルで激振り。
Excaliburは2017年のPURE ROCK FEST以来ぶりに生で聞けたかな。
既に公演が終わっている名古屋や札幌で披露されていた、
SILENT SCREEMやアポトーシスという個人的激烈キラーチューンがどちらも無かったのは残念だったが、君と見る風の行方が聞けたのは感動した。

改めてズルい曲だなぁと思ったのは、The WORLD。
コロナで色々大変だった時、この曲の歌詞は本当に胸に迫った。
2バスは踏むけど抑えた曲調が本当にグッとくるなぁ、
不覚にも泣かされてしまった。
摩天楼オペラはこういう心を揺さぶられる曲が多い。
何気に新生活始めるこの時期にこの曲は合ってたりするかも。


【2日目】
翠玉のワルツ(新曲)
零れ落ちていく未来
赤い糸は隠したまま
Plastic Lover
Diorama Wonderland
落とした穴の底はこんな世界

残された世界
Apocalypse(新曲・インスト)
黒い海
終わらぬ涙の海で
悲しみは僕への罰
流星の雨
真っ白な闇がすべて塗り替えても
儚く消える愛の賛歌
真実を知っていく物語
(EN)
YOU & I
RAINBOW
クロスカウンターを狙え
PANTHEON-PART2-
(EN2)
Psychic Paradise

2日目はその表題の通り、アルバム「真実を知っていく物語」を主軸としたセトリ。
個人的にはEMERALDツアーで他会場でやってたけどファイナルで聴けなかったPlastic LoverとDiorama Wonderlandが聴けて嬉しい限り。
このセトリ、黒い海からは大海に繰り出していく航海のような感じがして本当いい。
とりわけ「終わらぬ涙の海で〜悲しみは僕への罰」の大嵐の後に訪れる「流星の雨」のカタルシスがいい。この流れがあるから流星の雨の良さが何倍にもなっていると感じる。

このアルバムはやはり響のドラムプレイ抜きに語れないと思うが、本当にエグい手数をしているのに、ずーっと笑顔で歌いながら叩いてるのは凄いの一言。
悲しみは僕への罰で、よく見たら右手ブラストと左手ブラスト両方やってて凄すぎて笑った。RAINBOWイントロの「スティックくるくる」も見れたし、改めて見ている者をも魅了するドラマーであるなぁと。

1日目の追加曲に続き、2日目も予定外のダブルアンコールだったということで、ありがたい限り。
途中MCの影響で、It's Yuをやるような煽りをしてたが、優介が習得していないので断念(笑)。
でも、Zepp HANEDAへのフラグ立ったか・・・?

2日間共に非常に充実したライブで、非常に楽しかった。
メンバー的にもこの新横浜はホームに感じ、大分気合が入るようで、2日目の公演は、映像作品にできないのが残念とまで苑が言っていた。
ここの会場での摩天楼オペラは、やはり一味違うようだ。

2日連続の摩天楼オペラは、鈍った身体に本当効く。
明日からの新年度にいいカンフル剤になったように思う。
・・・首はやばいけど。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?