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【旅行記】初めての青春18きっぷで四国旅 2日目 うどんと金比羅山

朝からうどんバカ一代

高松市の朝は早い…


うどん屋の開店時間が


Googleマップで調べると、とにかく朝からうどん屋が開店している。香川県民は朝食もうどんなのか?という冗談はよしとして、朝6時に起きてお目やてのうどん屋に。
ということでやってきたのは、手打ち十段うどんバカ一代。テレビでもYouTubeでも取り上げられて一躍有名になったお店。お昼は外に行列ができるほどの人気店なので、お客が少ない朝を狙ってやってきた(そもそもお昼には高松を出ている)。
流石に冬の朝は並んでなかったが、お店はすでに賑やかであった。そして注文したのは釜バターうどんです。
釜揚げうどんにバターが乗っているという至ってシンプルで変わった組み合わせで、そこに生卵を投入。後は混ぜるだけ。これで、まるでカルボナーラのようなうどんが完成して、美味しかったです。

流石に朝は並んでなかった
もはや名物の釜バターうどん。卵は別途添えています。

栗林公園

うどんを食べた後、観光へ。とはいえまだ朝なのでことでんに乗って栗林公園へ。栗林っててっきり「クリリン」と呼ぶのかと思ったら「りつりん」だった。朝早いため、人はあまり見かけなかったが、これはかえってチャンス。写真撮るのに人が写り込まないから。公園内を歩くと、驚く光景が。なんと大量の錦鯉が池の片隅に渦を巻きながら泳いでた。寒いから群れで固まるのと行動力が低下しているからだと思うが、あまりにもすごい光景だった。因みに餌やりもやってたそうだが、冬はエサを食べるとお腹下すらしいので中止中。

渦巻く鯉。真っ黒がいないのも珍しい


もちろん鯉を見るために来たわけではない。ちゃんと庭園を見に来たのだ。所々高台があり、そこから見る庭園は最高だった(人もいないし、静かだったので)。人の楽園というより自然の楽園みたいな所。そんな中、公園の中央には屋敷みたいな建物があり、中は資料館になっていて、うどんの歴史が書いてあった(流石うどん県)。そして公園を出た後、ホテルに戻り、荷物を持ってチェックアウトした後、高松駅へ向かった。

朝の栗林公園


公園内の資料館
こちらはことでん。何故かおーいお茶ラッピング

丸亀城へ

この旅はメインテーマは青春18きっぷで四国を回る旅だが、一応サブテーマも決まっている。それは四国の現存天守閣4城行く事。昔のまま残っている天守閣を現存天守閣と言いますが、日本には12城あり、そのうち4城は四国にある。香川の丸亀城、愛媛の松山城と宇和島城、高知の高知城である。ただ単に青春18きっぷで鉄道乗り回すだけで満足するほど鉄道オタクでもないし、あくまでも旅行であるので、しっかり観光したかった。
高松駅前に着いたら…、うどん屋でうどんを食べた(普通のうどんも食べてみたかった)。
そしてそのまま青春18きっぷの2日目にスタンプを押してもらい、普通電車で丸亀駅へ。丸亀城へは駅から商店街を抜けていった先にあったが、なんて広くて高い石垣なんだろう。そしてそこにぽつんと小さな天守閣が見えた。天守閣と石垣のアンバランスさが凄すぎる。おそらく石垣の上に城壁が無いのと、天守閣以外の建物は皆なくなっていたのでこの光景になったのだろうと。お城へはひたすら階段を登る感じだった。
 頂上に着いたら、お城の中へ。中は急な階段や白く塗られた漆喰の壁などいかにも現存天守閣って感じの所だった。外は外壁が無い分眺望が良く、瀬戸内海を一望できた。

お城としては小ぶりな丸亀城。
城壁がないから眺めが良い。

金比羅山

丸亀城の後は再び丸亀駅から普通電車に乗車。この時、岡山駅で信号トラブルが発生し、瀬戸大橋線は運転を見合わせ。四国から出られない状態となった(でも緊急で帰る時は高速バスか飛行機を使います。)。電車に揺られ、そのまま終点の琴平駅へ。琴平駅のコインロッカーに重いリュックを保管して、カメラとサコッシュだけで駅を出た。もちろん目的地は金比羅山の金刀比羅宮。子供の頃から祖父母に四国に行くなら金刀比羅宮に行きなさいと言われ続けられたので、言われた通りやってきた(金比羅の宗派ではありません)。金比羅山はその名の通り山で、本宮まで785段の階段がある。東京タワーの階段が600段なのでそれよりも多い。
いざっ、登る前に、まずは昼ごはん。金比羅山に来たならもちろん「こんぴらうどん」を食べる(本日3杯目(笑))。ぶっ掛けうどんを注文して、美味しくいただきました(香川ってほんとうどんが美味しい)

こんぴらうどん


うどん食べたら階段を登る。前半は商店街となっており、お土産屋がずらりと並んでいた。日除けの幕があって、東南アジアの街っぽく感じた。街を抜けた先に寺の門が見え、そこで350段、まだ半分も達して無い。お寺の領地に入ると、アフリカ象の像や船のスクリューや錨の像が参道の途中に置いてあった(海のお寺なので海関係の物が多い)。それを見ながらただひたすら階段を登り、最後の長い階段を登ったら本宮だった。本宮に着いたら海が見え、立派なお宮とそこでしか買えないお守りが売っていた。いやー、丸亀城に続き金比羅山なので、いくら歩き慣れてたとしても、流石に脚に疲労が溜まりました。登ってくる人も老若男女。僕も何歳まで登れる体力と脚力を残せるか…
お参りの後は、ただひたすら階段を降りる。因みに奥の院がさらに500段先にあるみたいだが、そこは流石にパス。お土産屋で香川のお土産を買いながら、駅へと戻った。

参道の長い階段
アフリカ象
スクリュー
お寺の中の階段
登り切った先の本宮

松山までの長距離乗車

琴平駅から高松行きの電車に乗って、多度津駅で観音寺行きに乗り換え、観音寺駅から松山行きに乗り換えて松山駅へ向かった。観音寺駅からはボックス席を確保でき、途中夕日と瀬戸内海が見えて景色は最高と言いたかったが、日が暮れて車窓は真っ暗だった。この時乗った電車は7000系電車。平成時代にできた車両だが、ボックス席は国鉄時代のような直角イス(今みたいなクッション性も無い)。そしてトイレがない(長距離なのに)。ローカル線のボックス席に1人、窓際に肘を置いて車窓を見るシーンとは程遠い状態だった。さらに、予讃線は多度津駅から単線。すれ違いはもちろん、特急街道なので待避も結構した。まるで東海道新幹線のこだまに乗っている感じで、リッチに特急乗っている人が羨ましかった。でも逆に停車時間が長い分、トイレ休憩ができたのはありがたかった。そんな退屈な状態で松山駅に到着。駅前のビジネスホテルにチェックインして部屋に入った。

海の車窓とボックス席
特急同士の交換を待避するので、長い待機時間。

余談:香川県とヤドン

香川県は全国的にも降水量が少ない県。けど、うどんを茹でるに大量のお水を使う。その為か隣の県から水をもらっているとかなんとか。そんな中、あくびをすると雨が降るという設定のある、ポケモンのヤドンが香川県のマスコットキャラクターとなっている。
高松の三越の近くにある郵便局前に、ポストの上にヤドンが乗っていたり、高松駅前のロータリーにはヤドンの絵が描かれたバス。そしてマンホールにはヤドンの絵が描かれているとヤドン愛がすごい。ことでんに乗るとヤドン公園がある所に行けるみたいので、青春18きっぷじゃない時に行ってみたい。

ポストの上のヤドン
進化系のヤドラン
特殊進化のヤドキング
ヤドンのマンホール
ヤドンだらけ
自販機までヤドン


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