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オールドレンズを使う理由

ここ数日暑くなってきましたね。北陸では大きな地震もありました。
ちょうど地震の前日、上越市を訪れていたこともあり、他人事ではないなという思いでニュースをみておりました。
避難生活が長引く方もいらっしゃるそうです。これから暑くなるので、1日も早く不自由な生活が終わることを祈っております。



GWでいつもよりは時間に余裕があったので、オールドレンズの魅力って何だろうか。ということを改めて考えてみようかと思いました。


自分的オールドレンズの最大の魅力「描写が比較的あまい」


最新のレンズたち、特にキヤノンのRFレンズとか、ソニーのGMなどに比べて、オールドレンズは描写が比較的あまくなりがちです。
(もちろん、中には素晴らしい解像感を発揮するレンズもあります)

僕が普段愛用しているのは、kodakのシグネット35に装着されていたektar44mmf3,5です。

(画像は拾い物です。ご容赦ください)

ekter44mmf3,5

画像出典:ハヤタ・カメララボ様

個体差なのかもしれませんが、僕の使っているこちらのレンズはアンバー寄りの発色が強い印象です。
描写に関しては、開放3,5付近でもピント面は十分解像しています。
ただし、現代的なパキッツヤッとした描写ではなく、ソフトな解像感です。

この若干曖昧な描写が、被写体を写しすぎないということに繋がり、写真全体の印象が優しく、柔らかくなります。

描写が甘いことで、被写体を際立たせすぎない(背景込みでその場の雰囲気を表せる)のが魅力かなと思っています。

仕事では使う機会がありませんが、現代的な描写に疲れた時など、このレンズを付けてフラッと散歩をすると、純粋に写真を撮るという行為を楽しめます。

唯一の難点としては、ピントの山がめちゃくちゃ掴みづらい。
その場では合わせたつもりでも、帰ってPCで見てみると全然ピント合っとらんやん!ということもあります。。(これは僕の腕の問題ですね)

総括

まぁ、それも含めて曖昧な描写というのが、なんとも人間らしいと感じるのです。
オールドレンズはより人の眼(感覚)に近いのではないだろうか、という結論で今回は結びとさせていただきます。


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