「翻訳できない世界の言葉」

「翻訳できない世界の言葉」
出会えてよかったと心底思う一冊。
文化的な視野を広げたいアナタにおすすめ。
世界中の、他言語には一対一で対応する概念がないことばたちが絵本のような詩集のようなタッチで紹介されています。

たとえば、
サマル(アラビア語)
日が暮れたあと遅くまで夜更かしして友達と楽しく過ごすこと。

イクトゥアルポク(イヌイット語)
誰かきているのではないかと期待して、何度も何度も外に出てみること。

メラキ(ギリシャ語)
料理などに魂と愛情をめいいっぱい注ぐこと。

必要は発明の母、というけれど、この言葉がきっとこの国では必要なんだろうなぁ?と想像するだけでほっこりする。
イヌイットのやつなんて、あんな人口密度低いような暮らしをしてる人でもこういう人肌恋しいような感覚になるんだ!と一気に生々しい親近感が湧きました。

文化に触れるってそういうものかなって思うのです。これを読むと、「自動翻訳機があれば他言語を勉強する必要がなくなる」とか、「英語だけあればいいじゃん」とかがいかにツマンナイかが実感できるんじゃないでしょうか(^_^)


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