「今を生きる人のための世界文学案内」

世界の文学案内、じゃなくて、
世界文学の案内。

世界文学とは、翻訳を通して豊かになる文学のこと、らしい。なるほどそう考えると村上春樹が日本人の中でノーベル文学賞に最も近いというのも頷ける。俺が思うに世界文学と言われる文学に共通するのは何かしらの「欠落感、欠損感」を描いていることだと思う。言葉で表せない感情の真空地帯に核があるから、逆説的に言葉によらず伝わるものがあるんじゃあないかしら。

僕も囲碁で言うところのアマ3段くらいの読書量はあると思うんだけど、ここに載せられたあらすじや解説の数々にはほんと参った。まるでGoogle検索で引っかかる領域だけがインターネットだと思っていた人みたいに、突然ひらけた感情の新世界にクラクラ。

外は大雪、明日も仕事。

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