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「半径5メートル」から始める幸せ構築

私が愛着障害をこじらせて苦しんでいることを気づかせてくれたのが岡田哲也さんでした。気づかなかったら、もしかしたら今頃毒親となって、家族として機能していなかったかもしれません。

今もなお、時折愛着障害で拗ねてしまうことはありますが、それでもDV被害にあった後や産後鬱の真っ最中から比べたら、雲泥の差で心も体も軽くなりました。

「受け入れてもらえなかった」という思い

愛着障害は、欲しかった愛情を受け取れないことで起きる厄介な心理状況です。詳細については「愛着障害~子供時代を引きずる人々~」を参考にしてくださいね。

親になった今ならわかります。思い込みなんです。子供が必死に親を求めているときに、親は答えられない場面が往々にして出てきます。そうなったときに存在価値を見出せなくなるんですよね。

親である大人は、時として子供を愛せないこともあります。そういうタイプの人間もいます。ただ、子供は、特に生まれたての赤ちゃんにとっては、親、保護者の存在がすべてであり、絶対なのです。

私の母は、私を出産して23か月後に弟を出産しています。最初の自我形成ともいわれるいやいや期に母は妊娠出産をし、新生児のお世話しなければいけない時期でした。

しかも母はなぜか男の子を身ごもるとヒステリックになる性質だったらしいのです。覚えてないんですけどね。加えて言えば、かなり厳しく育てられたほうだと思います。叩かれたり怒鳴られたりしました。

私はさすがに手を上げることはしたことないですが、怒鳴ったりひどいものの言いようをしたことは数えきれないほどあります。たかだか5年半しか子育てしていないのに、です。

まずそこから手直しをする決意をし、整えていくことに集中しました。結局は幼いころに手放しで「そこにいるだけで、そのままでいいんだよ」の経験をやり直しました。

私は、学校では存在を認めてもらうために優等生でした。一生懸命勉強してそれだけで自分の価値が上がったように感じて幸せでした。でも両親はそれを褒めてくれたことは一度もなかったんです。

「家のことをする」「整理整頓をする」「家でのルールを守る」ができなかった私は、できたことではなく、できなかったことを責められた記憶しかありませんでした。

褒めてもらったこともあったはずなのに、叱られたことだけが記憶にずっと残り、私は間違ったことをしてるんじゃないか、また叱られるんじゃないか、と両親が怖かったんです。

今ならわかります。両親は一生懸命に私を一人の人間として、自立して生活できるようにしたいという希望を持っていたことも、当時、まだ珍しかった共働きという環境で忙しかったということも。

安全基地の存在

そんな環境で育ち、自由に人生を謳歌している人が多いカナダに初めて来たときに、「ここで暮らしたい」と思ったことから、移民を決意し、そのために頑張りました。

移民に関しては、両親に反対はされませんでした。それまで、進学やバイトなどいろんなところで「ダメ出し」をされつづけましたが、移民に関してはありませんでした。

そして、現在のパートナーと出会い、事実婚のまま子供を出産したときも、何もいわれませんでした。むしろ喜んでくれたんです。初めて会ったパートナーを大歓迎してくれました。

そのころから少しずつ両親に対する見方が変わっていきました。そこには、パートナーの存在が大きく関わっています。私のパートナーは、しっかりとした愛着形成ができている人なのです。

パートナーと出会い、徐々に自分の価値をまた見出せたこと、両親への見方が変わっていきましたが、根本的な問題解決には至っていませんでした。「愛着障害」を学ぶまでは。

自分をさらけ出せる存在、無条件で受け入れてくれる存在をずっと追い求めていたのに、いざその存在を目の前にしたら、「この人がいなくなったらどうしよう?」と思ってしまったんです。

半径5メートルの中心は自分

岡田哲也さんは「半径5メートルの幸せ」を提唱されていますが、この中心に当たるのは、当然自分なんです。シャンパンタワーの法則でも同じように言いますね。

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自分が満たされないと結局はどれだけ周りに注ごうとしても、何も残ってないので、与えることはできません。満たすには、自分の思考の癖や愛着の傾向を知っておくと簡単になります。

私の場合は、不安が強く、「どうせ私なんて」の考え方の癖があり、我慢する傾向にあります。だから子供が自由気ままに動くと癪に障ります。イライラして八つ当たりします。

例えば、家事のしている最中に子供に話かけられても「どうしてこの作業を終わるまで待ってくれないの?」と思ってしまって怒りが先にわいてきてしまうのです。

岡田さんは「感情がわいてきたら、味わってください」と何度も何度も繰り返しブログの中で書かれていますが、体のどこが反応しているのか、自分を俯瞰してみることが肝要となってきます。

感情は体の反応です

岡田さんは断言されています。体の反応なので、何度も体験していくうちに、「今、自分はこういう状況なのだ」とわかるようになってきます。私自身、自分自身の感情の動きを予測できるようになってきました。

感情をそのままぶつけたら、ただそれが戻ってくるだけになります。しかも自分は中心にいるので、集中打を受けることになるのです。それは幸せでしょうか?

相手を思うことももちろん大切ですが、半径5メートルを整えるうえで、中心はいつも自分であることは、意識しておく必要があるな、と改めて感じています。

それは本当に簡単なことで、「眠れているのか」「ほしいものを食べているのか」「性的な欲求があるのか」という人間の本能でもある3大欲求を満たしているかどうかが基礎になります。

子育てをしていると、睡眠をまず確保することができない日々が数年続きます。食事も子供に合わせたり、子供のお世話の合間を縫って食べることが増えるため、おろそかになりがちです。

そして、そんな状態で性的欲求が沸くことは、難しいのが現状です。

じゃぁどうするのか?

それを岡田さんはご自身のオンラインサロンのなかでとくとくと語り、そして電子書籍の中でも語っておられます。間違いなくお値段以上の価値のあるコンテンツはこちらから

本日が締め切り

電子書籍はまだ販売を続けられると思いますが、実は本日5月5日をもって、オンラインサロンの入会は受付を終了されるそうです。そして岡田さん自身も大きく活動内容を変えていかれるとのことです。

せっかく地球に生まれてきたのだから、地に足をつけて、じっくり人生を楽しみたいと半径5メートルが整い始めてやっと思えるようになりました。その整え方、ぜひ試してみてほしいと思います。

今の自分に悩んでいるのであれば、そのままそこにいても何も変わらないまま、悩みは解決しません。動いてみませんか?私は動いて、そして楽しめる時間が増えました。

今後の岡田さんの活動も楽しみにしております。


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