epilogue
年末。
電話をかけた。
もちろん電話は出ない。向こうはこっちの番号を知る手段はあるけど、おそらく登録していないはずだから。
その後、メッセージを送った。
そして、1月1日。
地震があったときに、思わずメッセージをもう一度おくった。
前に送っていたメッセージは「配信済み」
1月1日に送ったメッセージはステータスが表示されない。
これは、「ステータスの表示を変更した」「拒否した」どちらか。
(地震のあった地方にいて、回線がつながらない、電源が入っていないとか、他の理由の可能性は残るが)
つまり、いずれにしても、
おそらく、なんらかの行動をとったということ。
もう一度、出ない電話をかければ、
着信拒否されているのかどうかはわかるだろう。
ただ。その行動をとるのはやめようと思った。
取りたい気持ちは相当あるけれど。
それはただの確認の手段であって。
すでに、なんらかの行動を彼女がとったことはわかったから。
それが、返事をするということではなくて、
連絡をしない、という選択だったということ。
もうこれ以上できることはない。
そう思った。
今でも、あの、いなくなる直前の態度から。
後ろ向きな意味で、拒絶される心当たりがない。
だから、すごく複雑な気持ちだけど。
これで、終わりにしようと思う。
別の記事で、この半年間のことを、
少し書こうと思う。
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