お礼の前に

実は、epilogueを書いたあと、あとがき(もう隠しました)と並行して、「お礼」と題したこの一連、最後の記事を作成していました。

というよりもあとがきを一気に書いたら、ちょっとそんな感じの文章まで書いてしまったので分けたんですけど。

「あとがき」を消したあとにすぐにそれを投稿しようと思っていました。
それで全部終わり。のつもりだった。

ただ、心温まるコメントをいただいて。
noteにいるみなさんは本当にすごい。
なんというか、僕にも、僕を通してしかわからないはずの偏った偶像にも近い彼女にも、感情を当てて下さり、優しいコメントをいただきました。
コメントだけを何度も何度も、読み返しました。
本当にありがとうございます。


それで、しばらく考えた。

彼女の意思を強い意思と表現すると肯定的だけれど。
彼女自身が言っていた言葉を使うと、
「自分でもなんでこんなに頑固なんやろうっておもうけど、自分できめたことだから」
自分でも疑問を思うことがあるほど、やっぱり僕には肯定的にしかとらえられない言葉だけど。
彼女は頑固。

コメントをいただいたように、、
最初から関係を断つつもりはなかったかもしれない。
そうだとしても、どこかでその決意をするきっかけがあったんだろう。
着信拒否するほどに。

引っ越した理由は、おそらく元々の昼の仕事関係。
元々住んでいた場所から通えないところで仕事をしているんだと思う。
仕事の立場や場所が変わったことが「タイミング」だったんじゃないかな。
別の理由の引っ越し。
昼の仕事の変化。
夜の卒業。
そういう縁だったのかな。

でも、彼女はぶれることはあっても、
芯は変わらない人だから。
「タチバナ氏と切れることはあり得ない」
「目を見て、ちゃんと伝える言葉が一番大事」そういう彼女が、
明確に僕の目を見て行った言葉。

『すべての連絡を絶たれた現状』があったとしても、
たとえ連絡の取りようがなくっても、
何もできることがなくっても。
彼女の決意だったとしても。
今の彼女には不要な関係だったとしても。

きっと、それは俺を嫌いだから。じゃないと思う。
嫌われている気はしていない。
「私が決めたから」だろうと。(楽観的)

そんなことはまずないんだけど。
もし、いつか、偶然会うことがあったら。
笑顔で会いたい。
彼女を恨む気はもちろんないけど、
彼女に関心のない人間にもなりたくない。

だから、自分の中で終わりにする必要がない気がしてきた。
「さよなら」のない終わりは、
僕の中では「終わらなくてもいい」気がしてきた。

こうやって記事を書いて、整理しようと思ったのに。
いや、むしろ心の中の整理は進んでいるのに。
終わらない。

だから、何をするつもりもない。
でも、何もできることがないから終わり。
ではなく、何もできないけど好き。

でいい気がしてきた。

新年のおみくじに、古いものをやめて新しいことをはじめることが吉。
と書かれておりました。
まったく新しい出会いを探すだけじゃなく、
気持ち新たにレッツ片思い(ただし何もしない)
も新しくて面白い気がする。

くそう!みんなが優しすぎるせいで終われないじゃないか!

とはいえ、あがかない、という整理はできました。
みなさん、ありがとう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?