第０３話　菓子部品の異常を可視
今日、仮に鴻峯商事に出向くとしたら
待っている仕事はモルテン検品と言う受注作業だ。
学校のドッジボールの製品も扱う
かの有名なモルテンの下請け作業。

モルテンは自動車部品の一部を扱い
Ｍｅｉｊｉ社とＬＯＴＴＥ社を彷彿とさせる
たけのこの里、パイの実と呼称される
二種類の部品の劣化を検品する作業を承る。

たけのこの里はリーゼントと呼ばれる
尖端が膨らんだ製品を弾くことから始めて
それをニッパーで丁寧に切り取ることで
一つの工程が終了することとなる。

パイの実の検品作業は
バリ取りと言うゴミを指先の握力で取り外したのちに
キャップをボールペンの先端で
押し上げて取り除く作業が待ち構える。

週によっては、リーゼントだらけだったり
バリ取りのバリが固くて外せないこともある。
本日、木曜日。９９．９％出勤予定では無いが
出勤出来る体調を整えて、初めて働き大蟻と言えそうだ。

大蟻＝ダイアリーが浸透するのに
どれ位の掲載回数を要するだろうか？
働き蟻は、大きく無くても１００万馬力である。
ＤＩＥ　ＥＡＲＬＹなんて言わないで！

午前２７時４８分　外は未だ漆黒の闇。
組まれた足場が外れて、整地された土地がＡＲＡＷＡに。
今日は近所をウォーキングした後で
食材の買い出しに繰り出す予定。働け！　大蟻。