第１２話　才能ＤＯＰＩＮＧ疑惑
ＨＡＷＫＥＹＥＳくんには多くの知識を伝授して貰ったし
此方側も惜しみない情報提供に徹した。
彼も３年以上の長期入院組だ。
風の噂で、ご両親は他界していると聞いている。

マージャン仲間であり、音楽仲間でもあった。
とにかく気の合う男性。勝手に親友だと思っている。
彼とのＢＡＮＤ名は忘れてしまったが、
吾輩は初めてヴォーカリストに据えられた。

入院時にも音楽の話題で大いに盛り上がった。
ＨＡＷＫＥＹＥＳくんの音楽専攻は
ＴＭ　ＮＥＴＷＯＲＫとＤＯＰＩＮＧ　ＰＡＮＤＡ
出逢わなければ交わらなかった音楽群。

ＤＯＰＩＮＧ　ＰＡＮＤＡは
ＤＯＰＩＮＧ　ＰＵＭＰの前身にあたる。
二者間の因果については別の段にて
詳しく語ることにしたい。

ＨＡＷＫＥＹＥＳくんは浮いた話が多いことでも有名。
院内イチ可愛いあの娘と連絡先の交換？
みたいな流れも４回目の入院時にはあった。
その後の吉報を知りたいが、退院手続きは済んだのだろうか？

ＴｗｉｔｔｅｒのＤＭに連絡が無いことを受けると
退院はおろか、外泊許可も下りていない可能性も。
連絡不精位なら許せるし、安心だ。
閉鎖病棟に雁字搦めなら、心配だ。

ＨＡＷＫＥＹＥＳくんとの今後を真剣に考える。
ＢＡＮＤの再結成は少々難しくても
二人でソングライターになるのも悪くない。
「社会の受け皿」制度の被害者に、ならねばいいのだが。