前回の続き

入院して、２〜３週間は経った頃でしょうか。

アタオカ先生の診察がありました。

入院中にアタオカ先生の診察があったのは、
この時一度だけです。

家族と一緒なら外出を認めてもいいという話でした。

僕は、あまりに症状が酷くて苦しかったので、

まぁ薬の副作用のアカシジアで苦しんでたんだけど、

「ちょっとまだ早いとおもうんですけど。」

と、遠慮がちに答えました。

僕は遠慮したけど外出が認められてました。

それから、一ヶ月くらい、
週に一度お見舞いに来てもらい、
近くのファミレスで食事をして病院に帰りました。

全く外に出れてなかったので、
週に一度のファミレスは、すごく楽しみにしてました。

お見舞いに来てもらう時に、
僕のスマホを持ってきてくれと頼んでました。

鈴木に電話して、問いただす為です。

実際、お見舞いの時に持ってきて貰い、
電話をかけました。

例によって、鈴木は電話を取らないのでワンギリします。

ワンギリすると、すぐに折り返し電話が掛かってきます。

僕が折り返しの電話を取ると、

鈴木が、

「ああ、にゃぶりえるさん、講座は受けないんですよね！」

と言います。

僕は、

『はい！」

と、何故か答えてしまいます。

それで、鈴木は

「では。」

と言って電話を切ります。

僕は、入院中３回くらい鈴木に電話したんですが、

全部このパターンで電話を切られました！

何か、催眠暗示が入ってたのかもしれないですね！

電話を切った後、悔しくなって泣くこともありました。

親が泣いてる僕をみて、

「電話したらまたおかしくなったじゃろうが。」

と、嫌なものを見る目で見てきます。

まだ、講座を受けたいという気持ちが少し残っていました。

次回へ続く