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なぜ僕が統合失調症を発症したのか?その原因㉑警察は催眠術のことなんて分からない。

前回の続き

僕は、おかしな催眠術をかけられた証拠として、
電話の会話を録音したスマホと
メールのやり取りをしていたiPadを持って、
警察に相談しに行きました。

警察署で、
催眠術の体験会みたいな所に行って、
変な催眠術をかけられたと説明しました。

何故か警察署についてからだんだんと息が荒くなって、
心臓がドキドキして少しパニック状態に陥っていました。

そんな状態だったので、
あまり説明がうまくできなかったんだと思います。

まず、刑事さんに言われたことは、

「催眠術なんて物は、私達よくわからないんですよ」

「なんで、そんな怪しいところに出向いたんですか」

僕はしどろもどろになりながら、

「ちょっと興味があったので」

と答えて、

録音してあった通話の内容を聞いてもらおうと
スマホを取り出しました。

すると、スマホの画面上部の通知部分に例のアレ、

意味不明な数字の羅列が流れるように
表示されていました。

刑事さんにそれを見せて、

「ほら、スマホがおかしいことになってる」

と言いました。

刑事さんは、

「何か怪しいサイト見たでしょう。」

と言いました。

僕は、

「そんなの見てない!」

と答えました。

そういうエロいのはパソコンでは見てたけど、
当時スマホでは見てなかった筈です。

それに、セキュリティ対策のちゃんとしたアプリも入れていたので、
ウイルスなんて入ってる筈が無いと決め込んでいました。

おそらく、ハッキングされてたんだと思います。

僕は、録音されてた会話がちゃんと再生できるのを確認して、
刑事さんにスマホを手渡しました。

刑事さんが、

「これ、どうやって再生するんですか?」

と尋ねて来たので、
スマホの再生ボタンを押してみました。

しかし再生が始まらないのです。

まぁ、ハッキングされてたのでしょう。

”もしかして、これも含めて全部妄想だったのかな?”

僕は、

「もういいです」

と言って、
諦めスマホを返して貰いました。

僕は、息もますます荒くなり、
心臓の鼓動も勢いを増しドキドキしてきたので、
パニックに近い状態でした。

刑事さんは、
とりあえず僕を椅子に座らせ、
世間話を始めました。
僕を落ち着かせようとする為ですね。

世間話が急に始まったので、

「落ち着かせてくれようとしてるのは分かるんですけど」

と言って
鈴木健二にされたことをしどろもどろになりながら説明しました。

刑事さんの目を見ました。
完全に頭のおかしい基地外をみる様な目でした。

僕は精神病院にぶち込まれるんじゃないかと怖くなって。

「もういいです!」

と言って
警察署を後にして家に帰りました。

家に帰る途中で
急に涙が溢れてきて大泣きしました。

鈴木健二が

「よかった。助かったぁ」

って言ってる幻聴がはっきりと聴こえました。


僕じゃなくて、
鈴木健二が助かったと言いながら泣いてるような感情が湧いてきました。


泣きながら家に帰りました。

それから大分後になって、
メールを刑事さんに見せるの忘れてたなと後悔しました。


続く


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