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デザイナーとアーティスト。

その人と話していたらいきなり訊かれた。

「デザインってなんだと思う?」
なにかな。デザインのない世界を考えてみる。
目に汚い。耐えられない世界。
使い勝手も良くない。
「必要不可欠で、さらに美しさを付加するもの」
一生懸命考えた答えを口にする。

「それもだけど、十分じゃない」
やっぱり?と思いながら、続きを聞こうと身を乗り出す。

デザインとは
わたしが把握した範囲でまとめると、問題の発見、解決策の策定、実行にいたる一連のプロセスなんだそうだ。

ビジネスでも使う内容だなと思って、その旨伝えると、環境デザインを例にあげた説明があった。

帰る前ぐらいに、デザイナーとアーティストの違いを教えてもらった。

以下は、わたしフィルターがかかっているので正確ではないかもしれない。
デザイナーは何か意図した効果をもたらす人。アーティストは感じ方を相手に委ねる人。
そのため、アーティストは100人中99人から悪い評価を受けても平気ってぐらい強いメンタルじゃなきゃいけないらしい。

強いメンタルという言葉で、自害してしまった漫画家さんのことを思い出して「あの漫画家さん?」と口にする。

著作権の話になる。
著作権を守らないなんてひどいなと改めて思った。

話していて、そっかと思う。

アーティストの要件からいうと、アーティストは自分が納得して世に出した作品の酷評には耐えられる、耐えられなきゃアーティストにはなれない。酷評されたのは納得いかない自分の畑違いの脚本って分野で作った作品。耐えられないよね。

ご本人が亡くなってる以上、死の真相がわかることはないだろうけど、納得できない作品を世に出さざるを得なかったこと、それが酷評されたこと、悔しかっただろうなと思った。

アーティストってすごいな。誰がなんて言おうとって凄みがある。
革命家っぽい。
そのすごいアーティストさんたちが守られる環境になるといいなと思う。

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