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無一文日本一周ヒッチハイク#7

エジプトの首都カイロと同じ緯度へ行く


8月26日

前回と同じ日付で書いてなかったことを書きます。

天文館で写真を売っていると1人の女性が
声をかけてくれた。

本土の美容院に行くために屋久島から来たと。

次の一言

『明日屋久島行こうよ』

いやいやいやいや
めちゃめちゃめちゃめちゃめちゃめちゃ
行きたい

沖縄に行くつもりだったからお金を貯めなくちゃいけない
時間もそれほどあるわけじゃない

と話していると

『お金は心配しなくていいよ!』
『屋久島に行く機会は滅多にないよ!!!!』

これのゴリ押しだった。

めっちゃ嬉しい言葉にこのお誘いに乗った。

それからの展開は早かった。

『明日の朝、港に集合ね』

この一言で僕の念願の屋久島が現実になる

8月27日

5時過ぎに起きた僕は荷物をまとめ港へ。
正直、向かいながも女性がいないかもなーと
失礼なことに考えていた。

知り合ってすぐの僕に
往復のフェリー代を出してくれることが
信じられなかった。

フェリー代、約2万円。
とてもじゃないけどノリでも僕には出せないお金。

港に着くと笑顔で待っていてくれた。
めちゃめちゃ嬉しかった。

ついに本当に屋久島に行ける。

この時の写真の時間が6時18分だから
今の運行時間とは違うみたい。

女性からフェリーで告げらたこと。

1.今日は車で屋久島を隈なく案内する
2.お金はいらない
3.民宿はとった
4.思いっきり楽しむこと

信じられない言葉の数々に
驚きと感謝、嬉しさの感情がごっちゃになった。

港に着き、車で地元の人しか知らないローカルスポットへ

こんな崖を登ったり降りたりジャンプして着いたこの場所。

悟りを開くくらい美しい

バカでかい崖に青い海
そして地球が丸いことを初めて実感した。

朝一の絶景は最高に気持ちがいい。

『大川の滝』

全身の毛穴から感じるマイナスイオン

『屋久島灯台』

屋久島最西端に位置するちょこんとある灯台。

エモい道を歩いた先は・・・・

めちゃめちゃ壮大な川

しかもめっちゃ透明

天然スライダー

あと20cm長かったらパンテーンのCMオファーきてたはず

多分1時間くらい遊びまくったがまだ14時。

永田いなか浜に向かっている途中

『永田いなか浜』
今まで見た中でダントツで綺麗だった
ウミガメも見られるし何より綺麗



そして夜はお友達が営んでいる民宿に泊まらせていただけることに。

宿に着いた時間は朝の4時。。

8月28日

朝早く僕を待っていた朝食が豪華すぎた。
東京にいても朝食は食べないし
旅中はお腹が空いててもまともに食べられないから
量と美味しさいに胃がびっくりして昼過ぎに大大大便した。

確か7時30分に宿まで迎えにきてくれた屋久島姉さん。

姉さんの体力どうなってるんだ!
着いて行くのに必死な屋久島旅

『白谷雲水峡』

睡眠時間3時間でトレッキング。
武井壮なら日常茶飯事だろう。
8時からトレッキング開始!

水、苔、大木の大自然を歩きまくる。
白谷雲水峡には『もののけ姫』のモデルになったとされる
苔生した森があり、通称『もののけの森』と呼ばれている。

さらに奥まで歩き続けるとまた別の絶景が!!!!!

『太鼓岩』

ここからの眺めが最高に気持ちいい。
すげぇ、やべぇとバカになるくらい語彙力がなくなる。

屋久島に着いてから絶景しか見ておらず
東京で濁った目が少しは浄化できた気がする。

下山し時刻を見るとまだ11時

往復約3時間と言われていたはず。。。
2時間で満喫できてしまった。
自然の力、恐るべし。

下山後、汗を流しに温泉へ。

できることなら屋久島には1週間でも1ヶ月でもいたい。
でもゆっくりしている時間がないので今日帰ることに。
1泊2日のショートトリップ

刻一刻と迫る出航の時間

温泉に浸かって出会い、屋久島の事を振り返るだけで
涙が溢れ出てくる。

マイナスな感情以外全て僕に与えてくれた女性に
感謝してもしきれない。

温泉を出て、港近くのレストランへ。

絶品トビウオランチ

ランチを終え港へ

僕に内緒でプレゼントを用意していてくれた。
最後の最後まで尽くしてくれた。

右から順番に

・車内で僕が女性に
『バックミラーについてるのめっちゃ好き!』
『島でこれつけて走りたい』
と言ったのを覚えていてくれた。

・白谷雲水峡でたくさんの木々と触れ合った思い出

・シールは白谷雲水峡に言った思い出


ついにやってきてしまった出航の時間。

お互いに涙が止まらずハグしていた肩は濡れていた。

約27時間滞在した屋久島。

女性と過ごした時間は約24時間。

とても旅で出会った人とは思えないほど
濃い時間を過ごした。

高速船に乗り思い出すだけで涙が止まらない。
鹿児島に着く頃には濡れてた肩が乾いていた。

1泊2日の屋久島旅が終わってしまった。


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