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Gum

アイツは言った
「噛めば噛むほど味が出るよね」
俺は言う
「そんな奴なら吐き捨てちまえ」

匂いで誤魔化している奴は問題外

どいつもこいつも
着飾れるだけ着飾ればいい
俺にとっちゃ
吐き捨てた後包む銀紙

匂いに釣られて群がるアリども
それを喜ぶ奴等は
いずれ喰い尽くされちまうだろう


酸いも甘いも分からねぇ
右も左もわからねぇ
上か下かもわからねぇ
噛み尽くされちまえばいい

奴はアイツに噛み尽くされた
吐き捨てられた
風化されずに
憐れな姿晒す負け犬

小さな檻の中から選び出されただけ

希望だけ膨らまされて弾けて消えた
踏みつけられ
あとの人生くっついていくだけ

力の無い奴等はいいところだけ取られ
這い上がることも出来ずに
朽ち果てていくのさ

☆repeat

わからない
何もわからない
明日も明後日もそれでいいのです

1998年/2ndアルバム「Second Break!」収録


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