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superseniorcomputerclub ” hoodie & short sleeve T-shirt

superseniorcomputerclub ” hoodie & short sleeve T-shirt

アメリカはイリノイ州シカゴ。北地区コミュニティセンターの2階の第3研修室に席をおくsuperseniorcomputerclub。

メンバーは全員で5人。全員65歳以上のシニア世代、活動日の月曜から金曜の週5日活動している。活動と言っても、2軒となりの夫人が最近クスリに手を出したとか、どこの誰が亡くなったとかの日常的な井戸端会議が4人の活動の一環となっている。メンバーの1人、元大学教授のスティーブのみが黙々とプログラミングの学習に励んでいる。

superseniorcomputerclubの団体名はメンバーのジョナサンの孫、レベッカが命名した。(レベッカは某韓流アイドルグループの熱狂的なファンであった。)
そんな平穏無事であったsuperseniorcomputerclubにある日突然、危機が降りかかった。superseniorcomputerclubのメンバーは高齢者が多く、毎年、入ってくるメンバーより脱退するメンバーが多い状況が続いている。文字通り、生き残り5人という状況である。メンバーが少なければ、自ずと活動資金も少なくなっていく。(メンバーから月10ドルの集金で生計を立てている。)

活動資金としてはギリギリのラインで賄っていける。しかしながら、加えてスティーブ以外の4人のお菓子代が嵩んでしまうというダブルパンチにより、活動資金が底をついてしまったのだ。会長兼書記兼会計を務めるスティーブは寝耳に水の状況であり、温厚な性格ではあったがその事実を知った時は、プログラミング学習の手を止め、30年ぶりのタバコに火を付けた。(怒りを自己完結で昇華できるタイプで良かった。)

superseniorcomputerclubは自分らのオアシスを存続させるためにも、重く、そして曲がった腰を上げ、新たなメンバー(金ヅル)の募集を始めた。(新規部員を入部させると町のコミュニティ事業の一環としてコミュニティセンターから30ドルの補助を受けれる制度を、スティーブのみが知っていた。)

そんなsuperseniorcomputerclubの新規部員募集の広告がプリントされたフーディとTシャツです。
 
それでは聞いてください。

コスミック・インベンションで
コンピューターおばあちゃん。


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