見出し画像

ハマった少年達

基本、企業実習は高校生組の将来に向けて実施していましたが、
夏休みの予定がほぼない....中学生組に「やってみる?」から始まり、2人の少年が
見事にハマってしまいました!!!!

2人とも学校生活での楽しみが少なく、また友人もいるようでいない....
なんとなく学校に行ったり、行かなかったり....
普段は「居場所機能」として、事業所に来て、一緒にユンタクしたり、ゲームしたり、やってみたい事したりと、とりあえず一人で過ごすよりは、「一緒になんかしよう」といった感じでした。

なので、僕も2人の事をわかるようで、実は何ができて何ができないとかよくわかりませんでしたが、「今はそれでいいか、まずは楽しんでくれたら」と思い、応援していました...

ところが、実習に来て、先輩方と交わり、仕事を通して学ぶ事が非常に多い事を実感。Y君は“業務指示を理解しているようでしていない...フリーズしやすい...次の行動にどう移っていいかわからない...等と、言語理解に課題がある事がわかった。
普段のコミュニケーションや遊びではキャッチしづらいパターンだ。

そっから、丁寧なスタッフを前に起き、手本になってもらい、後ろからチェックしながら確認する等をしながら継続していくと、パターンを学び、「わかってきた」となる。指示した際も本人の「ハイっ!」だけでなく、「なんだった?」や「これでいいですか」と確認し、確認してもらうように実施。

最後には、、、、、、
一人で業務遂行できるまでに成長!!!
また、仕事を通して先輩方への関わり方や仕事をする際の意識も口にするようになり、前向き。「学校が始まっても、土曜日とかに実習に行きたい」とやりがいを見つけたようです。
この夏休みの経験が学校生活でも活きるように、学校と連携し、本人が楽しく過ごせるようになれば最高ですね。

そして、素直な中学生組はそもそもの働く事を楽しみながら取り組んでくれている。周囲の大人達の働き方をみながら、俺らも「こうした方がいいよね」「こんな時はこうだね」「明日は今日より上手にできるようになりたいやさ」と一緒にいてなんとも逞しく気持ち良いです。

そんな「吸収力抜群な中学生組」が、
高校生組とたまに送迎等で一緒になり、
高校生組が僕に叱咤激励を受けている姿を後ろから見ながら、、、、、

「先輩、大丈夫っすか?」「自分でやる気出した方がいいですよ」「4月には働くんですよね」「自分で働きたいと思ってるんですか?」「普通、こんな時はこうするんじゃないですか」「池間さんに行けと言われてるんですか」と素直にそしてストレートに豪速球を投げ、僕の言葉以上に高校生組を叱咤激励し、「火をつけてくれる....笑」

今夏は中学生組のチカラが相乗効果を発揮してくれました。
どこで、どうなるのか、誰が発揮してくれるのか????

やはり「ヒト」のチカラは無限ですね。彼らが本格的に働くまでにたくさんのヒトとの出会いを提供し、僕の想像を超えて、互いに成長していけたら最高です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?