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PR視点のリクルーティング〜いい広報/PRパーソン紹介してくれない?って言う前にしてほしい整理のお話〜

prologue.はじめに

世の中、広報?PRパーソン不足のようで、割と高頻度で「いい広報/PRパーソンを採用したいんだけど、紹介してくれない?」という相談を受けることがあります。ただ、”いい広報/PRパーソン” って、その会社の事業内容やフェーズによって、定義が変わってきます。また、広報やPRの方々やイベント等々でなんらかのカタチで知り合ってはいても、一緒に仕事をする機会もあまりないので、実力がわからんなぁということもあり、紹介したくても、「この方がおすすめ!」と確信を持って紹介できないなぁということも多々あります。
なので、普段、その分野であんまりお力になれないので、このblogでちょっとだけ、お力になれればと思いました。
書いてある内容は、採用を成功させる方法ではないです。
自社にとっての「いい広報/PRパーソン」に会うための下準備や心がけの話です。
よく広報/PRパーソンを採用すると、「自社の露出がめちゃめちゃ増える」という魔法のような期待を持つ方がいらっしゃるのですが、そこは会社の事業推進の実力とその人の実力次第です。
そこで、「ガッカリ感」や「過度な期待値」を持たないための大人の公文式だと思っていただければ嬉しいです。


episode1.事業課題ベースで、広報/PRパーソンに求めているものを冷静に整理する。

会社のフェーズや規模、事業課題に対して、PRでどのような解決策を図っていくのかは、かなり変わってきます。
まず、短期的な視点で見て、そして、中期で見た上で、どんな役割とどんな成果を求めているのか?を整理しましょう。
ここでのポイントは、しっかりと言語化して、誰でも理解できる状態にできることが理想です。

その上で、「○○な課題があって、▲▲なことが得意とか、やってみたいPRパーソンを探している」と伝えた方が、伝えられる側も頭の中で想像がつきやすくなりますよね。

割と広報/PRパーソンを採用した糸なる動機やきっかけは人からのお勧めで始まることが多いはずです。例えば、知り合いの経営者、VCの人たち、など。でも、自社にとって、なぜ必要で、どんなことを解決していくべきなのか、はみなさん自身で、整理して、心の中で明確に持っていることが大事なのです。

「なぜ必要なのか?」というWHYを持つことが、本当に自社にとっての「いい広報/PRパーソン」と出会う第一歩です。

ただし、広報/PRパーソンは、あくまでも事業を推進していくための、”後方支援”のプロフェッショナルです。
「知名度が低いからPRでなんとかしたい・・・」という、ご相談もよく受けるのですが、そのためには、知名度が上がるためのファクトを生み出すことが必要になるため、工数と時間がそれなりに必要になります。
広報/PRパーソンがジョインすると、魔法のようにパブリシティを獲得して、常に名前が出ている状態になるという期待値は、too muchかもしれません。なぜならそれは、”事業活動をこれまでどれくらいの粒度で進めてきたか”によって、ジョイン後すぐに動けるのか、否かが変わってくるためです。

そして、主に効果を発揮するのは、
○マインドシェアを獲得する
○チャーンレートを下げる
○アップセル/クロスセルをする
○受注率を少し上げる
○社内の推進力(モチベーション)を上げる
ぐらいです。
○新規の問いあわせをインバウンドで獲得する
に関しては、BtoC、BtoB問わず、その仕掛け方次第となります。

なので、上記に対して、しっかりと経営ボード、事業メンバーで、
チームとなって向き合えるか否かが、「いい広報/PRパーソン」と長く働くコツかもしれません。


episode2.広報/PRパーソンと出会うきっかけを作る。

いざ、採用するぞ!となっても、割と広報/PRの人って見つかりません。
その理由は様々ですが、
○そもそもの母数が少ない
○いい広報/PRの定義が曖昧
○目立つ人はだいたい独立したり、副業したり、いい待遇をもらっている
というのがなんとなくの僕の所感です。

なので、下記の方法でアプローチしてみると、
ただ待っているだけの状況から、少しは接点が持てると思います。

○理想の広報/PRパーソンをベンチマークする

知人に広報/PRパーソンがいた場合、「イケてると思う広報/PRパーソン」を教えてもらいましょう。そういう人たちをベンチマークすることで、広報/PRパーソン像が明確に見えてくると思います。そして、人に紹介を頼む時も、「○○さんみたいな人がいいと思うんだけど・・・」と相談できるので、ディスカションがしやすいです。
ただし、広報/PRパーソンは、他社の広報/PRパーソンと動くことが極めて少ない人種です。
なので、アウトプットだけをみて判断しているケースも多いと思うので、
ここでも「なぜイケてると思うのか?」の確認は必ずしましょう。

○勉強会やセミナーに参加する
ここでは、すぐに最適な人を探すというより、どんなことを考えているのか?やベンチマークとしている人に似ている人、もしくはベンチマークにしたい人を探しにいく役割が良いかもしれません。

人は、自分に似ている、考え方や方向性が同じような人たちと集まる習性があるのはないかなぁと思っていて、広報/PRの人も同じなのではないかと僕は思っています。だからこそ、ベンチマークとしている人たちの周囲には同じような嗜好を持った人がいるはずなので、そこのご縁を育てていくほうが、効率が良いのではないかと思っています。

と言いつつも、まずは接点を作ることが大事なので、広報/PRパーソンの方々のインサイトを知る&広報/PRの考え方を勉強するという複数の視点から美味しいと思うので、時間と気持ちに余裕のある方は、参加してみてください。


○メディアの人たちの評判をリサーチする

もしも、常日頃から広報/PRパーソンと接点を持っているメディア関係者にお知り合いがいたら、ぜひ、評判のいい広報/PRパーソンを聞いてみてください。ただし、先にお伝えをしておくと、「メディアの方からの評判がいいこと=いい広報/PRパーソン」という訳ではなく、「調整力」「情報整理力」「コミュニケーション能力」が高いかもしれないというポテンシャルを図ることができます。

「メディアの方々に向けたPR企画を作れる」ことと「PR戦略を作れる」というのは、また別の話だったりします。ただし、メディアの方々から評判がいいということは、前述した能力がそれだけで仕事能力が高いことが証明されているので、一つの参考にしてみてください。

なので、「どんな点がいいのか?」を教えてもらうことで、求めている「いい広報/PRパーソン」なのか?を図る判断軸にしていきましょう。


episode3.広報/PRパーソンを選ぶ際に、これだけは知っておいてほしい2つのこと


○メディリレーションは必要か?
広報/PRを行なっていく上で、メディアリレーションを持っていることは、
基本スキルの一つなので、持っていた方がいいのは当然のことです。
ただし、ただリレーションを持っているというより、しっかりとメディアインサイト(=メディアの方々の気持ちや考え方)を理解しているかという項目があることも、チェックしておかなければいけないスキルの一つです。

一般的に、PRパーソンと言われると、「メディアさんとの接点がすごくある人」を求められがちです。とはいえ、業界/業種によっては、それまでのリレーションシップではなく、一からまたリレーションを作る必要があります。
なので、ドンピシャで自社の業界/業界にマッチしていなくても、すぐにシャットアウトするのはやめましょう。
すでにちゃんとリレーションシップを作れている人は、新しいリレーションシップを0から作れる能力がある人も多いはずです。
とはいえ、そんなにすぐにリレーションシップを築けるわけではないので、
その人のキャッチアップ能力の高さや情報を整理する力を知る必要があります。その速度によって、スピード感はやはり変わってきます。


○広報の経験がなければ採用しないか?
最初に書いたように、そもそも「広報/PRパーソン」の母数は本当に少ないです。そして、その中で、「自社にとってイケてる広報/PRパーソン」は、本当に一握りです。そうなると、「ずっと広報/PRパーソンを探してるんだけど採用できないんだよねぇ」という結果になってしまう可能性もあります。

もうそれであれば、社内で素養がある、もしくは社外でも素養がある人たちを、「育てていく、一緒に育つ」という選択肢の方が、遠回りをしているように見えて、実は最短ルートなのかもしれません。

その場合に必要な素養は、
○物怖じしないか?
○コミュニケーション能力があるか?
○行動力があるか?
○マーケティングマインドがあるか?
の4点セットで見てみるといいと思います。
僕が尊敬する広報/PRパーソンは、みんなこの素養を持っていて、活躍している印象があります。(純粋に僕がそれらがないので、嫉妬しているんですけどね。苦笑)

そういう人たちは、営業でも、その部署にいてもそうですが、必ず活路を見出してくれるバイタリティがあります。
あとは、周りのサポート体制をどう作っていけるか、がさらなる成長のポイントです。
もちろん広報/PRの経験がない会社であれば、それを導いていける人を短期間でもいいので活用したり、他社に勉強にいかせたりする。
もしくは、経営ボード全員で、チームとなって、その方法を試行錯誤していくのも良いと思います。
広報/PRなんて、正解がないので、自社にとっての正解をその時その時で、最適化していく以外に方法はないからです。
でも、この時に見失ってはいけないこと、それは「自社がどうありたいか?」の明確なビジョンを持つことです。ここがなければ、最適なプロセスを引くことなど、できないはずです。


epilogue.最後に

つらつらと書いてきましたが、結局、全ては「なぜ?」と「どうなりたいのか?」の2点しかありません。
いわゆる、イシューとビジョンですね。

広報/PRは、特殊領域や専門スキルという人がいますが、そんなことはありません。その行動の過程で、いろんな人と繋がったり、協力したりしながら、できるリレーションシップが、他の職種とカテゴリーが違うことが多いので、そのように見られがちです。また、社会から見てどうか?と視点があることも、その所以なのですが、普通にマーケティング視点や一般人の感性を持っていれば至極当然なスキルです。

なので、過度な神格化はせずに、「自社にとってのいい広報/PRパーソン」を探すことが、goodstoryなんじゃないの?と思っています。

そこらへんの要件定義の相談は、ご希望があれば、いつでも乗るので本当に切羽詰まったら、ご連絡くださいませ。少しはヒントになるかもしれません。


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ヤマダヤスヒロ

株式会社goodstory Story Designer / PR Planner 幼稚園の先生になるために上京したのに、StoryDesignerとして、クライアントのgoodstoryを作るために日々、あれやこれやを企画してます。

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