見出し画像

『バンクシーって誰?展』に行ってきました。(追記あり)


神出鬼没のストリート・アーティストのバンクシーは、イギリス・ブリストル生まれ。反戦争反権力反資本主義を訴え、インパクトのある作品が毎回話題を呼び、全世界から注目されている人物です。
彼はあらゆる場所に現れては、シニカルなグラフィティを描いてきました。
しかしどんな名作であったとしても、街中の壁に描かれたグラフィティは、
上書きされたり、壁自体が撤去されたり、様々な理由で失われることが少なくありません。そんなバンクシーの代表作をできるだけ実際のスケールで、疑似体験することができる展覧会です。

大阪グランフロント北館1F 入口


中に入ると。。。

ネズミが覗いています。


「Bomb Love」


「傘少女」
「くしゃみ」
くしゃみで、おばあさんの入歯が飛び出している。

この作品の舞台ももともと急坂に沿って家が立ち並んでいて、その傾斜を活かすことで、くしゃみで家が傾いたような演出になっています。

「スパイ・ボックス」


「バンクシー・トンネル」



「真珠の耳飾りの少女」



「Love Rat」
「GANGSTA RAT」
「Radar Rat」
「Barcode」


「Laugh Now」



「レ・ミゼラブル(Les Miserables)」

英ロンドン(London)のフランス大使館の向かいにある建物に描いた作品。仏警察が移民に催涙ガスを使用する場面の壁画が見つかった。

 

「Tai」

個展「Barely Legal」(かろうじて合法)で、37歳のインド象「Tai」が展示物の1つとして設置され、象の身体に周囲の部屋の壁紙にあわせて絵柄が描かれた。展示では多くの人が無視している貧困などの重要な問題に目を向けることを意図しており、
「問題があっても、誰もその問題について触れようとしない」という英語の慣用句「Elephant in the room」のメタファーとして、生きた象を設置。動物管理局から事前に象の展示に出品する許可を得ていたものの、動物保護団体の活動から苦情を受け、展示の最終日には象のペインティングは消えていた。象の所有者は虐待の主張を拒否し、この象はさまざまな映画に出演しており、身体を化粧されていることに慣れていると話した。


「Congestion Charge」

この作品は蚤の市で安値で売っていた無名の作家の風景画にバンクシーが上から少し描き足したもの。バンクシーが描き足したのは作品右下のCのマークの看板部分。ロンドンの中心部に入る車に渋滞税(Congestion Charge/コンジェスチョン・チャージ)なる税金を課している。このCのマークの看板はその渋滞税(Congestion Charge)がかかるエリアと時間帯を示すもの。


「猿の議会」

チンパンジーが着席している英議会の絵画が競売に掛けられ、
約990万ポンド(約13億円)で落札された。


「ハンマーボーイ」


「スープ缶」

ウォーホルの「キャンベル・スープ」を展示するMoMAでは、スープ缶を描いた自作を勝手に展示、誰も気づかなかったとか。。美術館に飾ってあればアートだと思い込んで作品を眺める人々を注視する。

「Turf War」


「Peace Sign Soldiers」

ソルジャーがペイントするピースマークが完成されていないところに
バンクシーが本当に伝えたいメッセージがある。



ガザ北部ベイトハヌーンに描かれた子猫


「難民のジョブズ」

難民の入国を禁止したい人々は、次の「スティーブ・ジョブズ」の可能性を奪いかねない。なにしろ、ジョブズ氏自身がシリア移民の息子なのだから。



上「Dumbo」下「Naplme」

アメリカの資本主義を象徴するミッキーマウスロナルド・マクドナルドに手を引かれている様子は、「アメリカ化」「グローバル企業による児童労働や搾取」「戦争」などに対する、バンクシーの皮肉や反対メッセージ。


バンクシーがホテルをオープンした。場所はヨルダン川西岸のベツレヘムで、イスラエルが建設した壁に面している所。
その壁とは、パレスチナ自治区とユダヤ人入植地を隔てる壁である。

そのホテルのベルボーイ

このホテルについて
フォロアーのなぐなぐさまからある方の記事のご紹介がありました。
実際にホテルに行って来られた方の貴重な記事と思いますので
勝手に掲載させいただきました。
なぐなぐさま・岡田悠さまごめんなさい。🙏



「Girl with Balloon」



「Love is in the Air」

イスラエルとパレスチナ自治区の分離壁に向かい
花束(火炎瓶ではなく)を投げる男性を描いたもの。
サザビーズ・ニューヨークのオークションで約14億円で落札された。



最後までありがとうございました。




顔にモザイクがかかっていますが、バンクシー本人だそうです。
落書きは、犯罪ということで顔出しはNGということです。

この記事が参加している募集

イベントレポ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?