noteでアフィリエイト貼り付けが不可に。コンテンツ主義のさらなる強化?

以前、noteがアナリティクス・GoogleAdsenseの機能を削っているのはnoteがクリエイターがPV至上主義に傾倒しないでほしいという思想の元ではないか、という記事を書きましたが、さらにそれを加速させるアップデートがありました。
アマゾンアフィリエイトのリンクが貼れなくなりました。文字にハイパーリンクなどはつけられるのですがURLを貼って、カード化されるという機能がなくなりました。

先日スマホブラウザでのエディタのアップデートがあったので、それに伴うバグなのかもしれませんが、Twitter URLの貼り付けのカード化機能が戻っていないので、noteが反Google主義というか、反PV主義を強めているのかもしれません。
google adsense, アフィリエイトはからの収入はPVに比例しています。はてなブログやlivedoorブログは、アドセンス枠が貼られているので、サイトのPV数は売り上げに直結します。一方で、noteの収益はクリエイターへの課金の手数料なので、無料記事で商品を紹介してアフィリエイト紹介料で設けると言うブロガーはノートにとってはPV数を増加しサーバー負荷をかける一方でnoteには1銭もお金を通さないユーザーであるといえます。

Twitterをみていると、アドセンスとアフィリエイト収入で生活するプロブロガーをよく見かけるようになりました。彼らのTwitterのフォロワーの伸びは眼を見張るものがあります。プロブロガーになろうという人が増えているのかもしれません。

一方で、noteを使用する以上は、noteにお金が落ちるコンテンツを作った方が、おそらく有利に働くのではないでしょうか。繰り返しになりますが、有料コンテンツか最近始まった物販です。

Instagramでも少し前にショッピング機能が付きましたが、デジタルコンテンツの生産により影響力をつけた人は、マーケティング力を手に入れます。これは、2つの意味でのマーケティングです。フォロワーの興味関心を知っている(それが分かってたからフォロワーを増やすことができたはずなので)ので、市場を知っています。そして、市場への販売チャネルを持っています。インフルエンサーが物販を始めるのは当然の流れなのかもしれません。日本でも、この分野はstores.jpを買収したHeyや、BASEなどが成長企業として君臨しています。

noteにとっては、デジタルコンテンツの販売に比べると、物販からの収入はわずかどころか連携してるだけで、ショッピングサービスからのキックバックはないかもしれません。

有料記事でなくともサポートされる、という方法もあります。フォロワーやフィードといったSNS独自の機能もnoteの特徴です。これにより、ブログのような、作り手のパーソナリティを極力抜いた、読者⇄情報という知りたいこと(googleで知りたい情報を検索してる人が流入してくる)のマッチングに対して、noteの読者⇄クリエイターというファンと成果物のマッチング、という構造が見える。恐らく、noteではユーザーが知りたいことに合わせて書くよりも、プロダクトアウト的に自分が書きたいもの、作りたいものを発信した方が反応が得られる。どんなジャンルの記事が読まれて、どの記事がたくさん売れて、売れなかったのかという検証を常にする必要はあるが。

どんな内容なら無料にして、どんな内容なら有料にするのかという線引きは非常に難しいです。前者は自分の影響力を増やしてくれますが、後者は外の世界に出ていかないです。多くの人がやっているように、サブスクリプションと言われる、定期購読モデルにして、無料では文章は書かないというようにしても良いのかもしれません。

一方で、無料でしか記事を書かない人もいます。本業が別にあって、そちらで稼げるので、noteから稼ぐ必要はない。むしろ無料で書いた内容が本業に正の影響を与えている人と言えるかもしれない。

話がだいぶ逸れたのですが、noteにとっては、PV数が多いよりも読み手のクリエイターへのエンゲージメント(いいねや課金)が多い記事を作れるクリエイターに有利になっていくと思います。

エンゲージメントの高さは、googleの世界で評価されていたものとは少し異なります。クリエイターが好きだからとか、お金を払ってでもその情報を知りたい、という感じです。

noteでコンテンツを発信する以上、ブログ的な感じではなく、後者のほうに寄せて行きたいなと思う今日この頃です。

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