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レースシムコックピットの設計

私が設計、発注したアルミフレーム(SUSフレーム)製レースシミュレータ用のコックピットについて簡単に紹介します。これから作られる方の参考になれば嬉しいです。
組み立て前の設計データです。意図した形で完成しない、機能しない可能性があります。ご注意ください。

設計環境等は

・MISUMI-VONAのアルミフレーム設計ソフト「MISUMI FRAMES」(ダウンロード無料)を使用
・40×40、40×80のアルミフレームを組み合わせ
・別途、シート、シート取付部品、モニターアーム、フロアパネル、取付金具等が必要

設計方針

以下の条件を満たす設計としました。
・レーシングカートに近いドライビングスタイル
・強固な剛性
・ペダル、ステアリングの角度調整機能
・4画面対応
・G29からFANATEC DD、SIM PEDAL SPRINTまでの対応【この記事の設計ではDDに耐えられない可能性が高いです、DD対応の強化版を設計し、改めてご紹介する予定です】

各部名称

全体図

※名前がないと説明しにくいので勝手にそれらしい名前をつけました。

ベースフレーム

画像5

全体の土台となる部分。40×80のアルミフレームで、全長1400mm全幅600mm。ラダー構造です。ペダルベースとステアリングタワーの間にアルミプレートを追加してフロアパネルとする予定。後部(画像向かって右側)の40×80の短い柱にはカート用シートのステーを取り付ける予定です。

【カスタム】カート用シートを使用しない場合
40×80の短い柱を省略します。代わりに取り付けるシートに合わせてシートレール、ステー等をベースフレームに取り付けます。

ペダルベース

画像3

ペダルを取り付ける部分。40×40のアルミフレーム。中央のコの字型の部分にペダルを取付。G29のペダル部分のみ分解、取り出して設置する予定。ペダルパーツはL字金具を追加して裏からねじ止めします。両サイドの4本の柱で前後の高さを調節します。

【カスタム】ペダルを分解せず一体で取り付ける場合
コの字部分を前後方向に延長します。(G29、Thrustmaster製、Fanatec製ペダル等)
【カスタム】より角度をつける場合
4本の柱を延長します。

ステアリングタワー

画像4

ステアリングベースを取り付ける部分。40×80のアルミフレーム。高さ900mmの上に400mmの柱があります。
今回はステアリングベースのほかに、合計4本のモニターアームを左右の柱、上部の柱に取り付けます。取付にはL字金具2つを追加してモニターアームの根元の上下を挟みます。

【カスタム】4枚目のモニターを取り付けない場合
上部の柱を省略します。

ステアリングベース

画像5

ステアリングを取り付ける部分。40×40のアルミフレーム。中央のコの字型の部分にステアリングを取付。ステアリングは、L字金具を追加して裏からねじ止めします。

以上です。
ありがとうございました。

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