Gori_Kong

サッカー、ラグビー、組織論、WEBについて、思い付いたことを書きます

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最近の記事

クタバレ・ヨミウリ? 〜変わったものと変わらないもの〜

長い長いJ2の旅を終え、やっとヴェルディJ1に戻って参りました。お久しぶりです。Gorikongです。 やはりJ1は良いですね!たくさんのお客さんがいる中でサッカー出来るのは良いものです。はい。 心からそう思います。 まあそうは言いつつも相変わらずなこともあるわけで、まあほんとね、どうしょうもないやつはどうしょうもないなと。まあ呆れながら今回もスタートします! 1.読売ヴェルディ??帰ってくるなり、このノリでひたすら絡んでくる人たちがいて、ほんとアレよと思っていたのですが

    • お仕事について

      個人でお仕事請け負います メニューは以下の通り 1.SNSコンサルティング note、X(twitter)を利用して、ブランディングを行いWEBサイトへの流入増加を目指します。 2.WEBコンサルティング 現状ご利用されているサイトの改善をご提案します。大幅な修正等が必要な場合、所属している法人の方で対応させていただく形となります。 料金について スポット対応 5,000円(税別)〜 月額対応   10,000円(税別)〜 今のところインボイスは登録していませんので

      • セビオが守っていたもの 〜ポイズンピルの謎〜

        令和5年9月26日、とある破産事件の1回目の債権者集会が東京地裁で開かれた。露出の多い女性タレントを使いYouTubeを中心に派手なPRを仕掛けていたその会社は突然破綻した。 ヒカリレンタとその関係会社は3月10日に東京地裁に自己破産を申請。説明会では債権者から怒号が飛び交う場面もあったという。 この社名、見覚えがある方も多いだろう。 ヒカリレンタは各種スポーツ団体に大盤振る舞いとも言える支援をしてきた。大阪エヴェッサ、ヴォレアス北海道、福岡北九州フェニックス。 サッカー

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        • 緑の奇跡 〜なぜJ1に復帰できたのか〜

          ヴェルディ・サポーターは試合前から奇妙な感覚にとらわれていた。 「どうしよう、また負けるかもしれない。」 「最後の最後に逆転されるかもしれない。」 長過ぎるJ2暮らしのせいか、ネガティブな感情でいっぱいになることがほとんどだったヴェルディのサポーターが 今度は勝てる気がする、絶対に昇格する と、根拠もなく想い始めていた。 その数は始めはそんなに多くはなかったかもしれない。ただ時間の経過と共にその想いは確信に近いものになっていく。そのせいか先制された後ですら、スタジアム

        クタバレ・ヨミウリ? 〜変わったものと変わらないもの〜

          レジェンドとの別れ 〜愛と契約と緑の血〜

          2023年12月2日(土)に行われたJ1昇格プレーオフ決勝、J2リーグ3位の東京VがJ2リーグ4位の清水と1-1で引き分け、J1復帰が決定。 最終戦、国立競技場では、選手、スタッフ、サポーターが文字通り、一つとなり、昇格を掴み取った。 その団結は、正しく今季のスローガン UNITE AS 1 Time to Goを実現したかのようだった。 2024年のヴェルディは、15年間の長きに渡るJ2生活に終わりを告げ、ついにJ1へとステージを移す。ただすべてが薔薇色に包まれているわけ

          レジェンドとの別れ 〜愛と契約と緑の血〜

          ヴェルディを追いかけ、町田から東京まで歩いた話。#町田~東京13.4km徒歩遠征

          いやあ、おかげさまで無事完遂できましたよ。 noteでの報告が遅くなりましたが、改めて本当にありがとうございます。 前日夜の突然の匂わせからの ワタクシGorikong、 町田・小野路球場にてヴェルディ・バンバータの試合 を一瞬観たあと、 そこから 3時間徒歩で味の素スタジアムまで戻ってきてヴェルディの試合をダ・ゾーンで観る という計画を思いついたのですが、 予定通り、無事最後まで歩き抜くことができました。 小野路球場から調布までの歩行距離、合計13.4k

          ヴェルディを追いかけ、町田から東京まで歩いた話。#町田~東京13.4km徒歩遠征

          ゴール裏はなぜいつも炎上するのか?                 

          秋の風物詩だったゴール裏論争。今年は開幕前から盛り上がり、まだ4月というのに各方面で議論が燃え盛っております。 声出し、着席問題から服装規制、旗掲出、断幕制限等々、ありとあらゆるコンフリクトが起き、経営サイドやスポンサーとの関係まで出て来たり、何だか例年より大事になっているようです。 ここでは、そんなゴール裏論争を少しでもわかりやすくするために、ちょっとした整理をしたいと思ってます。 ゴール裏論の根っこって何?っていうのが、少しでも伝わればと思って書きます! では、久

          ゴール裏はなぜいつも炎上するのか?                 

          2021年総括 ヴェルディを振り返る  ~さらばレジェンド!ヨミウリよ永遠なれ!~

          別れはあまり突然だった 監督として常々プロ意識を口にしてきた永井秀樹。だが、その別れは昇格未達という評価でもなく、あるいはJ3降格、いやJ2残留確定ですらなく、ただ「成績不振のため」という曖昧な理由での離別となった。週刊誌によるパワハラ報道が引き金となったとも言えるが、それだけが原因ともいえない。6月快進撃の後の失速がやはり最大の原因であろう。 緑の遺伝子を受け継ぐ天才少年たちの羽ばたきを最後まで見届けることは出来ず、その職務を離れることとなった永井だが、3年余りの期間で

          2021年総括 ヴェルディを振り返る  ~さらばレジェンド!ヨミウリよ永遠なれ!~

          フットボーラーのための楽典入門補記

          さてこちらは主に論理的でない部分を中心にまとめました。論理的なお話が好きな方は以下をどうぞ。 1.音楽とフットボールと理論についてなぜこのお題目を書く羽目になったかというと以下の3つの理由から。 理由1)音楽と文化 ~夜のダンスレッスン・東アジア的なもの                 Twitterではお馴染の登場人物・息子氏にある日、「そろそろこれも踊れんじゃね?」ということで、「Tell me」のJ.Y.P.動画をスロー再生して踊らせていたんです。 しばらくする

          フットボーラーのための楽典入門補記

          フットボーラーのための楽典入門

          はじめにこんにちは、Gorikongです。なかなか忙しさにかまけ筆を執る気持ちになれず、「書こう」「書けない」「書かねばならぬ」という葛藤の中、いよいよ書き出した次第です。またお前変なの書いてるなと笑って支援していただけると助かります。(音楽に決して詳しいわけではないので間違っていたら逆に教えてください。)では、スタートです。 いきなり結論サッカーをめぐるデータ化(デジタル化)あるいは論理化は、西洋文化として必然的に発生する事象であり、普遍的な価値を持つものである。 ひら

          フットボーラーのための楽典入門

          なぜ戦術くんは嫌われてしまうのか ~『日本人と○○人』第二部~

          はーいGorikongです! 反響が思った以上にあって驚いております。 続きをという声もわっきーさんから直々にいただいたので早速書きましょう! 今回は「B. ゲームモデルの受容について」です!なぜ戦術くんは嫌われてしまうのかについて、ちょっとした考察をしたいと思います。 第一部の「A. 日本の近代化と洋務運動の失敗の話」では比較するには指標として「ファンダメンタルズ」というようなものが必要かなと書きました。それとも関連する話になります! では、始めます! 1 ゲーム

          なぜ戦術くんは嫌われてしまうのか ~『日本人と○○人』第二部~

          なぜ戦術くんは嫌われてしまうのか ~『日本人と○○人』第一部~

          お久しぶりです!Gorikongです! 今日はヴェルディの話ではなく歴史と国の話です。 わっきーさんのを読んで自分も何となく書こうかなと思ったので書きました。(最近忙しくて何も書いてなかったのでリハビリもあります。書けるかなw) 早速ですが始めます! 1 わっきーさんの話と戦術くん世界史の旅人として_(:3」z)_|わっきー #note https://note.com/kumawacky/n/nc049101cdce7 このお話を読んで、色々思うことがあり、ちょっ

          なぜ戦術くんは嫌われてしまうのか ~『日本人と○○人』第一部~

          ヴェルディらしさの正体とは?

          さて、最後のお話です。一番厄介な問題、Stories and myths(物語・神話)についてです。 アカツキと共に組織改革に着手した我々ヴェルディですが、その歩みは緩やかです。第2稿ではなかなか前進しない理由として過去の習慣をあげました。 「ヴェルディの鳥かご」でみられる動きから隠れた行動原則も見えてきました。(あの鳥かごを批判している訳ではありません。あの技術には続きがあると思っています。それはまたどこかで) そしてそれはバルサ的なサッカーと親和性がないとも書きました

          ヴェルディらしさの正体とは?

          永井ヴェルディはレアルを目指せ!

          出落ち感が激しいタイトルですいません。 結構、ガチ目で言ってます。 本稿は残された課題の一つについて書きます。 ②Rituals and routines(儀式・習慣)についてです。 まずは次の二つの動画を見てください。 バルセロナの鳥かご ヴェルディの鳥かご(1:00~) 違いがあるの、わかりますか? もちろんヴェルディの選手も普通の鳥かごはします。ただこれがヴェルディの鳥かごなんですよね。 この微妙な違いが、チームとしてのプレー哲学・思想がすごく現れている

          永井ヴェルディはレアルを目指せ!

          アカツキはヴェルディの何を変えたのか?

          去年はほんと戦略ブームでしたね。 マリノスがリーグを制したことで、今年は経営・組織といった部分に脚光が当たりそうですね。 最近はめっきりヴェルディ懐古厨と化してますが、話題の和式洋式論争、ロティーナ後から永井ヴェルディの事、戦略と組織のことも一度ざっくりとでも整理したいなと思っておりました。 何編かに渡って話すことになるのですが、内容は次の3つにまとまるかなと思います。 A. アカツキはヴェルディの何を変えたのか B. 永井ヴェルディはバルサではなく○◯◯を目指すべき?

          アカツキはヴェルディの何を変えたのか?

          ヴェルディに欠けているもの、それは・・・

          ヴェルディに欠けているもの、それはHRM(人的資源管理)の側面からの組織運営だと思っています。 シティグループに代表されるように、サッカー選手は、グローバルなマーケットの中の一つの資源として評価される時期に来ています。 否応なく日本のサッカー市場にも影響を与え、日本育ちの選手も海外マーケットに組み込まれていく時代になりました。ヴェルディももちろんそうなってますよね。青いところにかなり抜かれましたし、アンカズや翔哉もグローバルな移動をしています。 この視点から見ると、単なる

          ヴェルディに欠けているもの、それは・・・