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NovelJam2018 秋 参戦記③

 続きですが、2か月前のことで記憶があいまいです。ご容赦ください
 さて、チームビルドです。S太郎さんか波野さんか迷ったのですが、結果として波野さんの取り合いに参加します。
『じゃんけん必勝法』を精読していたのですが、結果惨敗。
 ランダムでチームに編入されることになりました。
 チーム編成は、
【著者】日野さん、澤【編集】つきぬけさん【デザイナ】米田さん
仮チーム名は「H」。初回で著者参加したときもHで、米田さんもチームメイトでした。その時は著者でダブル受賞。これは何かの因果かもしれないとよぎります。熱血編集のつきぬけさん、タイプが自分と全く違う日野さん。
 つきぬけさんはなるべく障害を取り除くべく、自前でプリンタを持ち込んでおり、気概を感じました。
 なにか運命的なことが起こる予感がしました。
 その後チーム名を決めることになりました。
 チームメイトに共通することを探し、米田さんの「米」、日野さんのペンネームが「ブランド米と同名」とのことで「米」を主軸にブレスト。
 RICE ⇒ まんまなのもなー、ということでひとひねりして『RISE』に決定しました。「起きる・昇る」というのはなかなかいい含みかと思います。
 その後三木さんの大変ためになる講演を拝聴し、テーマ発表です。
              『家』
 前回の『平成』に比べて、いかようにもできるテーマです。ほっとしますが、これは作品かぶりまくるだろうな、と危惧します。
 テーマを聞いた瞬間に浮かんだものは『ライブハウス(ハコ)』だったので、もうそのまま行くことにしました。タイトルもハコ=BOX。ひねらず行きます。
 さっそくプロットを立てます。ミュージシャンが成功・挫折(上がって下がる)をして再起する。という内容です。誰にでも思いつくストレートな構成です。でも私は、小説を描く際に『音楽として表現する』という芸風なので、勝手に差別化ができると思い、そのまま突き進むことにしました。
 作品の家訓は『三大欲求、五感に訴えかける』です。
 初日は全然エンジンがかからず、ほとんど描けませんでした。
 やたらと初回著者参加の作家、坂東さんと喫煙所で遭遇します。
『今回は、普段やらない恋愛ものを描こうと思います』
『へえ、ていうか、坂東さん、痩せましたよね』
『トレーニング始めたんですよ~』
 八王子の山中、喫煙所でiQOSをふかすふたり。牧歌的。
 その後、ちょっとだけ描いて夕食を摂り、宿へ向かいます。
 ルームメイトは、S太郎さんと宮坂さん(超ハイスペック編集)。
 チームメイトが部屋被りすると徹夜しまくるということで配慮がされていたようです。
 宿の喫煙所でも坂東さんに遭遇しまくります。
 上の階から入浴後のチェ・池田敬二さんがウィスキー片手に降りてきます。『澤さんも呑む?』。
 ここでS太郎さんも合流し、階段の踊り場で飲み会がはじまります。
 すなわちそれは「きょうはもう描かない」を意味します。
 「明日の自分がなんとかしてくれるだろう」と思い、実際に筆を止めました。いっぽう、もうひとりの著者、日野さんはもうすでに規定数に近いという速筆っぷりで、すごかったです。
 で、部屋に戻ってからも持ち込んだビールを呑んで就寝。
 この初日にエンジンかけてドライブしなかったのが最大の反省点です。

 続く


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