練習、練習、そして練習

上達するためには練習”量”をたくさんこなすことが一番という文化が根強い日本。

しかし、ダルビッシュのようなトップアスリートが量をひたすらこなすだけでは効果がないと発言している。

休養の重要性や練習の”質”が一番大事だというのが徐々にでは広まってはいるが、量派閥は未だに根強い。

徐々に選手たちの疲労がたまってくる頃、アクシデントが起きた。合宿6日目の夕方の守備練習で、日置航主将(2年)が捕球の際に飛び込んで体を痛めた。「ケガするために練習してんじゃねえぞ!」。小倉監督の怒号が響き、グラウンドに緊張が走る

連日大きな負担のある練習をさせておいて、「ケガするために練習してんじゃねえぞ!」と言っている。

この部分はギャグかと思ってしまうが、ギャグではない。

しかし、ギャグはこれだけではない。

「昔は気にならなかったけど、最近は心配になってきた。事故が起きるんじゃないかとか」と小倉監督。学生時代から高校野球の指導に携わって月日を重ね、厳しい練習を課すことにストレスを感じるように心境が変わってきたという。

ストレスに感じているのなら練習方法を変えればいいじゃん!!と思うがそうはならないのだろう。

この合宿のように量で厳しい練習を課す目的は、記事の冒頭に書かれている。

「選手たちには『つらく、きついことを自分はやり切ったんだ』と自信をつけさせたい」と小倉監督。「2週間という期間はちょうどいい。楽ではないし、きつくても踏ん張れる」

しんどいことを長くやらせて、それを乗り切ったということを経験させたい。

試合中にしんどくなったときに「あれを乗り越えたのだから、まだやれる」という気持ちの支えにもなるだろう。

しかし、それは量を異常なほどこなさないと身につかないことなのだろうか?

こういう理不尽なことを経験させて、メンタルを向上させようみたいな感じの練習を見るたびに「だったら自衛隊にでも行かせた方がいいんじゃないか。」と思ってしまう。

どうもこの国では、楽しくやっているうちは成長できないみたいな流れがあるように思う。

無理矢理壁を作って、困難にぶつけようとしなくてもいいんじゃないかと思う。

壁は自然に現れたり、周りが意図的に作るにしても、それを察されないように作るのがベストだと思う。

練習をたくさんすることは体力だけでなく、スポーツをしたいという意欲を削いでいる。

「練習いきたくない」

「野球が好きじゃない」

「サッカーが好きじゃない」

自ら率先してやる意欲があるかないかで、練習の質も大きく変わってくる。

高校で燃え尽きてしまう選手も少なくないだけに、練習の質もさることながら、心を削り過ぎないような部活やクラブが増えてほしい。

そして、大学、社会人になっても、好きでスポーツを続けるような国になっていけば、元気な人も増えるんじゃないかな。

それでは。

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Shizuoka Brain

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