原口の移籍と宇佐美の現状

原口がドイツ2部のデュッセルドルフに移籍した。

ヘルタでは、なかなか試合に出れていなかった。

契約問題や単純に競争で負けているなど、理由は一つではない様子。

W杯もあるため、出場機会を求めての移籍。

そして、そのデュッセルドルフでは未完の天才・宇佐美貴史がいる。

日本で若くから天才と言われたサッカー選手は、予想を超えるような選手にはならない印象がある。

そんなルートに乗りつつある宇佐美。

デュッセルドルフに移籍した当初試合は観たけど、悪い意味でガンバから移籍したときと変化はなく、プレーだけを観れば、凡庸な選手にしか観えなかった。

そんな気になる二人が揃った。

ということで久しぶりにデュッセルドルフの試合を観た。

デュッセルドルフは、フォーメーションが442っぽく、状況によって変化はするけど、原口と宇佐美はサイドで使われるんだろうなと思いながら、前半を観ていた。

案の定、両方ともサイドの選手との交代だった。

サイドに求められるのは、まずは守備という印象だった。

ここがウィークポイントである宇佐美。

先発で出れない理由はわかりやすい。

原口は、問題なくハマりそう。

守備の強度も攻撃で違いを見せれるスキルも、先発で出ていた選手よりも上のように見えた。

コンディションの問題がなければ、次節は先発だろう。

一方、宇佐美は試合終盤に惜しいシュートを放ったり、コーナーキックでピンポイントクロスをあげるなど、随所にキラリと光るものはあった。

ただ、同じく交代で入った原口に比べるとトランジションや守備の強度の部分で物足りなさを感じ、ガンバ時代からの変化はあまり感じなかった。

ネットのインタビュー記事なんかを読むと、自分の課題はわかっているようだったが、ピッチに立つと染み付いたスタイルを変化できていないようだ。

気づけば宇佐美も25歳で、いくら日本では天才と呼ばれようとも、欧州からすればJリーグでは活躍できても、ドイツでは2部でも活躍できない選手という位置づけだろう。

宇佐美がこれから大成するのか、国内限定の選手で終わってしまうのかはわからないけど、育成年代から含め、検証の必要な選手かと思う。

それでは。

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